ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ユネスコの世界遺産 in Romania

2017-09-20 | バカンス・山へお出かけ


ダチア・マラソンの舞台になっているオラシュティエの山々にまたがる「ダキア人の要塞(Ruina Daco-Romana)」は、ルーマニアの世界遺産の一つ。日本語表記名称は、「オラシュチエ山脈のダキア人の要塞(Ruina Daco-Romana)」。英名 「Dacian Fortresses of the Orastie Mountains」。




登録対象は、デチェバルスの防衛機構を残す6箇所の要塞群~サルミゼゲトゥーサ(Sarmizegetusa)、ブリダル(Blidaru)、ピアトラ・ロシエ(Piatra Rosie)、コステシュティ(Costesti)、カプルナ(Capalna)、バニツァ(Banita)。



フネドアラ県の山中にあり、デーヴァ(Deva)・アルバ-ユリア(Alba-Iulia)・シビウ(Sibiu)から、主要幹線道路で観光の拠点となるオラシュティエ(Orastie)に到着できます。ここからコステシュティ(Costesti)まで車で約30分、道は整備され快適です。コステシュティにはペンションなどの宿泊施設もたくさんあるので、ここに宿をとるのが良し。



一番見どころの多いサルミゼゲトゥーサ遺跡は、自家用車でアクセス可能。ただし駐車場から1キロほどの舗装道を登っていく必要あり。駐車場に至る路線バスなどは無し。

コステシュティ(Costesti)遺跡も、自家用車でアクセス可能。一番近い駐車場は3台ほどしか止められないけれど、200m程でメイン入り口へ。遺跡内見どころが点在しているので、この遺跡を見て廻ろうと思うと、ハイキングの装束が望ましく、自由散策(入場無料)できます。



ピアトラ・ロシエとブリダル遺跡は、いずれも急峻な山道をたどるハイキングでのみアクセス。よくぞこんな山の中にこれだけのものを、と驚愕すること、間違いなし。百聞は一見に如かず、ぜひ訪れたいところ、でも健脚でないと世界遺産観光できません==。

https://www.sarmizegetusa-spami.ro/

注:
「オラシュティエ(Orastie)」は「オラシュチエ」、「デチェバルスDecebal」は「デケバルス」と日本語表記されることが多いですが、私はルーマニア語の発音に近い表記を採用。


ミニ知識:


上流階級のダキア人の居住地区には陶器製の水道管による水道網が整備されていた。遺跡から発掘された考古学的な証拠から、ダキア人の社会は高度の生活水準を有していたことが示されています。一般のダキア人は砦の周辺の山麓部分へ居住していました。サルミゼゲトゥサは初めてダキアを統一したブレビスタによって建設されたもの。

ムルス・ダキクス:
ラテン語 : Murus Dacicus, 「ダキア人の城壁」。
ムルス・ダキクスは直方体に切り分けられた石のブロックを組み上げた2つの外壁から成っています。それらはモルタルを用いていない切石積みの好例ですが、ブロックの規格は平均的なものよりも大きく、これは技術的要請によるもの。


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ルーマニア・ミニバスの旅~ロシア・モンタナ往路編

2016-08-16 | バカンス・山へお出かけ

 
つづいて、ルーマニア・ミニバスの旅はロシア・モンタナへ。ロシアは、「Rusia」ではありません、ルーマニア語の「rosu」は「赤い」。そこはヨーロッパでも有数の金山。山から流れ来る湧き水は、岩肌を赤く染めています。2000年以上も前から、ここでは金が掘り出されているのです。いざ、金山を走るマラソン大会へ。
 


ブカレストからアプセニ山系のロシア・モンタナまでは、かなり遠いです。休憩も含めると車でも8~9時間の旅。3年前はラン友の車に乗り合わせ、途中、アルセニエ・ボッカ(Arsenie Boca)の教会などにも立ち寄りながらのマラソン遠征でした。

ボッカの教会は、彼を偲んで年じゅう花束を携えた参拝者が絶えないことで有名。こういった立ち寄りができて、自家用車は便利だけれど、乗せてもらっている立場上、あまりグースカ寝込むわけにもいきません。
 
今年は大会主催者の計らいで、ブカレストからミニバスを1台、チャーターです。ランナー・ボランティア・応援を含め、先着19名の枠に潜り込み、朝8時の出発でいざ、一路ロシア・モンタナへ。
 
のはずが、朝8時前に集合場所に行っても、5~6名が集まっているだけで、主催者側の取りまとめの人も来ていません。バスは何台か止まっているけれど、どれだろう?自分たちで見つけて勝手に乗り込むわけにもいかないし。
 
バス係のボランティアが約10分遅れでやってきました。朝8時に集合で、出発は8時半、とのこと。これじゃあ、だれも8時を守らないよ==。
 
無事にバスを見つけ、運転手さんとも合流。バスを申し込んでいて、3名来ていない人がいます。利用者リストの携帯電話で連絡を取ると、2名はペアで、何を間違えたのか、ロシア・モンタナ方面行の公共のバスターミナルで待っているとのこと。私たちのチャーターバスは、バスターミナルではなく、都心の一般駐車場から出発すると、メールで連絡が来ていたのですが。
 
1名とは全く連絡取れず。往復のバス代金は、オンライン決済でもいいし銀行振り込みでもいいし、当日手渡しでもいい、という曖昧な集金方法なので、この1名は未入金・キャンセルのようです。
 
とにもかくにも総勢18名で出発==。三分の一は顔も名前も知っていて仲良しのラン友。三分の一はラン友の友達か顔見知り。残り三分の一が初めて出会う人たちです。
 


最初からワイワイ騒ぎながらのバス乗車。しかしながら、日本でのチャーターバスの旅のようなアルコール持ち込みはありません。バスの中の飲酒は禁止なのかな。みんなジュースや水を飲んでいます。スナック菓子もつまんでいるけれど、ビールを飲んでいる人も持っている人もいません。
 
チャーターバスの運転手さんによると「ブカレスト~ロシア・モンタナの往復、遠回りはしない(=遠回りとなる立ちよりは無し)。運転の規則上、4時間半に一度、45分の休憩をとる。」という契約だそうで、あとは何も決まっていません。
 


日本の長距離バスなら常識的な「1.5~2時間に一度のトイレ休憩」も決まっておらず、「トイレに行きたくなったら、どこかで止まるから申し出て。」と、主催者側の担当者。結局、お昼の休憩まで、ノンストップ。昼休憩の場所もバスに乗ってから、みんなでワイワイ決めたレストラン。そこからまた、目的地まで止まりませんでした。


 
運転手さんも大変、けれど連続運転に慣れているみたい。金山への最後の登りは急カーブの連続、無事に私たちを運んでくれました。~復路編に続く。 


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ルーマニア・ミニバスの旅~モロイエニ編

2016-08-15 | バカンス・山へお出かけ


ちょっと郊外へ行くのに、また地方都市へ行くのに、ルーマニアはミクロ・ブースと呼ばれるミニバスが発達しています。たいてい横3列で19席、運転手を含めて20人乗り。残念ながらトイレはついていません。

この7月、相次いでバスの旅をしました。それぞれ異なるエピソードが。時系列に従いご紹介。



まず、モロイエニ(Moroieni)行。大体において、モロイエニってどこ?今まで聞いたことのない地名。シナイア(Sinaia)とトルゴヴィシュテ(Targoviste)の間。



シナイアはルーマニア王国時代から栄えている夏のリゾート地。トルゴヴィシュテは、ブカレストに首都が定まる(=1459年)以前のルーマニアの古都。その間にあるだけで、特に足を止めることもない通過地点。


 
しかしながら、マラソン7500大会でペアを組むパートナーが、ここに宿を取りました。チームメイト7名も同宿、とのこと。では、私もそこへ合流して、一緒に寝泊まりし作戦会議をするのが常套。彼女のチームは、ビストリッツァから。つまり北からやってきます。南から来る私と合流するのはここしかありません。
 
遠方のマラソン大会に行くときには、たいていブカレストのラン友たちと車を乗り合わせていくのですが、今回ばかりはモロイエニに宿をとっているブカレストのラン仲間はいません。というわけで、私一人でたどり着かなければならない・・・。
 
宿と直接コンタクトを取って、「ブカレストから公共の交通機関で行くにはどうすればいいですか?」と聞いてみました。
「直行のバスがありますよ。」と、オートガラ(バスターミナル)を教えてもらいました。

時刻表を調べ、念のためバスターミナルに出向き、予約が必要かどうかを訊ねてみると、「大型バスだから大丈夫。15分前に来て。」とのこと(この時は横2×2の4席のバスでした)。
 
乗り場は確認できたものの、モロイエニといっても広いです、どこで降りると宿に近いのかな?~また宿に聞いてみました。「スコルピオンで降りて。」

降りる駅名は判ったけれど、こういった地方路線のバスには、途中の駅のバス停(銘板)がほぼ、ありません。バス車内でも「次は○○駅です。」というアナウンスも無いけれど、乗客たちは皆、常連のようで、自分の降りたいところでちゃんと降りていきます。
 
時計を見ながら(またはスマホのGPSを見ながら)、近づいてきたな、と思ったら運転手さんに「○○駅で降ろしてください。」と頼むしかないです。


 
作戦成功、ちゃんと降ろしてもらえました。私が運転手さんに頼むのを聞いていた前列席の乗客までもが、「あんた、次が降りる駅だからね。」と教えてくれる親切さ。
 
そしてバスを降りたら、二人のローティーンの女の子が待っていました。宿の姉妹だそうです。バスに乗ってやってくる日本人を、お父さんに言われて待っていてくれたのです。そこから宿は5分もかかりません。「まあ、ルーマニア語を話すんですね。」と言われつつ、短い自己紹介。
 
実際に出会った宿のご主人も奥さんも親切でした。私が事前に、ブカレスト発のバスの時刻を知らせていたので、わざわざ乗務員さんに電話をして「日本人が乗っていますか?乗っていたら、○○駅で降ろしてあげて。」と頼んでいてくれたそうです。


 
こういった地方路線は、乗客も乗務員も運転手さんもみんな顔見知り。乗った時から、「あなた、ここに座ったらいいから。」と前列の席を譲ってもらったり、と、なんとな~くみんなが親切っぽかったのは、そういったわけ。公共交通の旅も、良いものです。

追記:


この時の宿は、Casa Moroeni。予約を入れるとほどなくして宿のご主人からFBのフレンドリクエスト。ここからすでに会話が弾んでいました。

帰りのブカレスト行のバスに乗るときも、「日曜日はブカレストに戻る人(この地方都市から仕事に行っている人、または帰省していた学生たちが都会へ戻っていく)で混雑して、途中から乗ると正規の席に座れないことがあるから、始発のバス停まで送ってあげます。」と、数キロ余りを送ってもらいました。



前日走ったマラソン大会で非常に疲れていて、バスに乗り込んだらすぐに寝てしまい、宿のある付近を通過したときには熟睡していたのがちょっと申し訳ないかな=。


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牛が優先、ルーマニアの田舎道

2013-08-03 | バカンス・山へお出かけ

 
こんな牛に出会うから、楽しくて仕方がないルーマニアの田舎道。



車が牛の大群に遭遇しても、怖くもなし、驚きもせず。



車も心得ていて、クラクションひとつ鳴らしません。



牛の速度にあわせてゆ~っくり進んでいくと、牛もうまく車をよけて歩いていくのです。



この牛たちはかなりの大家族。ゆっくり草をついばむのがいたり。



物珍しげに自分から近づいてくるのがいたり。



牛飼いはひとりだけ、慌てもせず、急がせることもせず、ゆったり牛に寄り添って進んで行きました。



確かに牛たちは進んで行ったけれど、時間が止まったような田舎道の一こま。


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360度の展望、ポスタヴァルル

2013-08-01 | バカンス・山へお出かけ

 
私はアルピニストではないし、山を走り歩きするのは好きだけれどトレイルランナーといえるほど、テクニックも強靭な脚も持ち合わせていない、でも、自分の脚で駆け上がったとき、その山は特別な山になります。ましてやナンバーカードを胸にトレイルランの大会で登った山はもっと特別。
 


4月のブラショフマラソンでトレイルコースを抜け、残雪のスキーゲレンデを駆け上り、到着したポスタヴァルル(Vf.Postavarul)、1799m。カルパチア山脈の山々が360度に一望、それぞれのピークがわかりやすく周りを取り囲んでいるのです。トレイルランの大会であったにもかかわらず、立ち止まり、山頂にいた人に一つ一つ山の名前を尋ねていました。ラン大会では基本的にカメラを持たない私、この時ばかりはその習慣をものすごく後悔。
 
機会あればもう一度訪ねてみたい、と思っていたら、意外と早くにそのチャンスはやってきました。マイダーリンがエントリーしていた「Cheile Rasnoavei Adventure(ルシュノフ渓谷の冒険)」、中世の要塞が残るルシュノフをスタートして、森林内を走りポイアナ・ブラショフ経由でポスタヴァルル山頂経由で戻ってくる42キロのトレイルラン。



私は先週来の腰痛のため、レースには参加できません。でも、ダーリンと一緒に現地まで行って、易しいコースでポスタヴァルル山に上がればいいのです(最短の易しい手段はゴンドラ♪)。
 


私が選んだコースは、スタート地点のルシュノフからポイアナ・ブラショフまでは舗装道、穏やかな上りが続き走行距離10キロで到着できます。



本当はトレイルコースを行きたいけれど、距離も長く時間がかかりすぎて無理。舗装道で時間を稼ぎ、標高1000mほどのポイアナ・ブラショフからポスタヴァルル山頂まで、トレイルコースを見つける予定。
 


トレイル入り口はすぐに見つかりました。山頂まで2時間~2時間半との表示。急ぎ足で行ったら、もう少し短縮できるかな。森林内のコースを行くうち、スキーゲレンデが脇に見えてきました。



先のブラショフマラソンでゲレンデを駆け上ったコース取りから、このゲレンデを行ったほうがダイレクトに山頂に到着できることを知っています。ゲレンデにはいくつかのリフトがかかっているし、通年営業のテレキャビンも動いています。森林内を行くよりも、景色が良いし、道を間違えることもなし。



即、進路変更、ゲレンデに出て登り始めました。最初は良かったけれど、上に行くにつれ急になってきて、まっすぐに立っていられないほどの斜面に。スキーヤーが滑り降りることの出来る斜面だから、どこのコースを上がっても上がれないことは無いだろうとタカをくくっていたけれど、超上級者コースに違いないなし。四つんばいになって上がりました。
 


そのうち、テレキャビンの山頂駅から散策で降りてきた)人たちに出会い始め、滑車遊具で遊ぶ子供の姿も。ゲレンデをゼーハー言いながら上がってくるアジア人、きっと奇妙に写ったの違いない=。 
 


期待通りの360度のパノラマ、再び出会うことが出来ました。ここまで来れてよかった~この2週間、風邪で寝込んだり腰痛で動けなくなったりして、すっかり腐っていたのです。この山の景色が見れたら,気分も吹っ飛び♪(次のエントリーに続く)

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命がけのレジャー

2012-10-05 | バカンス・山へお出かけ


真夏の暑さから一転して、朝夕はすっかり秋を思わせるものとなりました。空にもしっかり秋の雲。まだまだ日中は、半袖で過ごしていても汗ばむほどだけれど。
 


秋のアウトドア・レジャーといえばキノコ採り♪~ルーマニアの首都ブカレストの郊外30分くらいのところでも、キノコを獲れる森があって、実利をかねて出かけていく人もいます。キノコのスープやホワイトソース和え、とっても美味しいので==。
 
でも、見分けが付きにくい毒キノコが混じっていて、素人が行くには危険すぎ。田舎暮らしの経験のある人でないと、キノコ採りは難しいらしく~、ひとたび毒キノコを口にしたならば救急車で病院送りとなります~~。
 


これは明らかに毒がありそう。まさかこれに触る人はいないだろうけれど。本当にこんなのが、森の中のあちこちに。

今日から、こんなキノコが見つかるザルネシュティへ。キノコ採りではありません、マラソン・ピアトラ・クライウルイ、ルーマニアで最もテクニカルなトレイルレース、42キロ。2年ぶり4度目の参戦。



ピアトラ・クライウルイ山系(写真はサイトより拝借)、ガレ場も多く、黒土の上に小石がいっぱいの急斜面も。ここはいったん足を踏み外すと、滑落→大事故→救急車で病院送り。これも命がけのレジャー。マラソンは私にとって最大のレジャー♪
 

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夏の終わりのキャンピング

2011-09-03 | バカンス・山へお出かけ


まだ朝もやの過ぎないチュカシュ、カルパチア山麓。私たちはブカレストを早朝に出発し、7時半に到着してみたら、やっとみんなが起き出してくるキャンプ地。たくさんの色とりどりのテントが並んでいます。
 
ここは、いつもはキャンプ場ではないところ。でも、この週末は『チュカシュ・トレイル・ランニング』の3日間連続イベント、そのために普段は駐車場として使われているところを、キャンプ用地として開放してくれています。
 


確かにこのあたりは標高900mあたり、ブカレストから車で2時間半のところ、手軽な避暑地でペンションなども立ち並んでいます。でも、大会関係の全員を収容できるほどの宿泊施設がないので、こうやってキャンプしながらの大会参加になります。
 
ルーマニアはEU圏とはいえ、最後に一緒に加盟(2007年)したブルガリアとともに、EU内最貧国といわれ、経済は低迷の低迷中。公務員給与ですらどんどんカットされるという暮らし向き。節約に倹約の毎日。でも人々は贅沢をしなくても生活を楽しめる術を知っていて、たとえばこのようにテントを張ってキャンプをしながら山のトレイルランの大会に参加したりしています。
 
今回は、金曜日=ナンバーカード交付&テクニカルミーティング、土曜日=メインイベントのトレイルラン42キロ&夜8時からの表彰式に引き続き体育館で打ち上げパーティ、日曜日=キッズランと、3日間連続イベント。車でやってきて、テントを張って寝泊りするのに、予約も不要なら料金もかかりません。
 


カルパチア山麓の9月のはじめ、と言えばもう、秋。夜は少し冷え込むこともあるけれど、フリースとジャケット、寝袋があれば大丈夫。小さなテントでも複数で寝泊りすれば寒さを感じることはありません。
 
ルーマニアの山々と自然はどこも手付かずのところが多くて、雄大で本当にきれい。一番高い山でも2500m余り、と日本の富士山やアルプスには及びもつかないけれど、だからゆえに気軽に楽しめる山となっています。
 
私たちは今回、ブカレストから車に乗せてもらう人の都合で、日帰り参加だけれど、こんな山に3日間もテントで滞在できたらのんびりできるだろうな~。またの機会、ということで。


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ハンドペイントの水笛~ポイアナ・ブラショフより

2010-07-27 | バカンス・山へお出かけ
 

子供のころ、縁日の屋台から ピロピロ~♪と聞こえてきた素朴な音色。陶器の水鳥に水を入れて吹くとピロピロ♪~昔懐かしい音色が響きます。
 


ここ、ルーマニアにもありました。手のひらに収まるサイズ、みんなでピロピロ~♪ポイアナ・ブラショフのペンションにて。「ひとつ、あげるよ。」と中学生の男の子からもらったのが上の写真の水笛。水の量を調整するとピロピロ~♪がチィロチィロ~♪に。
 


ルーマニアのお土産は、ハンドメイドに素朴で温かみのあるものが多いです。上は麻縄で編んだ壁飾り。
 


このお面に使われているのは本物の毛皮。
 


食べ物を保存しておくのに使う壺、ハンドペイントなのでひとつひとつ微妙にがらが異なっています。
 


これは木製のイースターエッグ、ビーズ飾りつき。復活祭の時期だけでなく、年中お土産として見かけます。



ルーマニアのドラキュラ伝説はあまりにも有名、そのモデルとなった人物「ヴラッド・ツェペシュ」は実はルーマニアの歴史上の英雄。
 


ロシア文化の影響を受けたマトリョーシカと人形。手前は木製の小物入れ、ハンドペイント。
 


イコンが壁面いっぱいに飾られたルーマニア正教(キリスト教に属する東方正教のひとつ)の教会の中。
 


お土産もイコンがいっぱい。キーチェーンになったものやちょっとした置物など。
 


ポイアナ・ブラショフの小さな教会にて。ルーマニアの古都ブラショフから、山道を上がっていくとポイアナ・ブラショフ、いまは夏の避暑地&冬にはスキーリゾートとして賑わいます。
 


山道を登るにつれ、ブラショフの街が眼下に。赤の屋根はドイツ風、ブラショフはドイツ名「KRONSTADT」とも呼ばれるドイツ人入植の街。中世の趣をそのまま残しています。



ポイアナ・ブラショフへの行き方:
国鉄ブラショフ駅前からオートガラ(=バス乗り場)まで4番のトロリーバス、そこから20番バスに乗り、スキーリゾートにもなるポイアナ・ブラショフまで山道を登ること30分ほど。日差しは強いですが、朝夕の涼しさは山のリゾートならでは。ホテルやこじんまりしたペンション・ログハウスのレストランなどが点在。


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真夏の各駅停車

2010-07-21 | バカンス・山へお出かけ

 
ルーマニアの田舎を国鉄(CFR)で訪ねるときには、涼しい恰好が必要。上の車両、よく見ると窓があいています。つまり、冷房なし。これに乗り込むには、Tシャツ&短パン!
 


ルーマニア国鉄は、インターシティ・ラピッド(特急)・アクチェレラット(急行)・ペルソナール(普通)と、4種類の列車を走らせていますが、このうち冷房が期待できるのはインターシティ(上の写真)とラピッド。



たまにアクチェレラットでも新型車両で冷房完備の時がありますが、旧型車両がやってくるとこれは大変。上の写真、窓の開く=冷房のない、旧型車両。
 


これはそのコンパートメント型の車内。この通路の片側に6人がけのコンパートメントが並んでいるのですが、夏場のブカレスト~コンスタンツァ線はいつも黒海に遊びに行く若者でいっぱい。蒸し風呂状態とはこのこと。これで300キロ、4時間超の長旅。
 


ブカレストと地方都市を結ぶ路線には、新型車両も増えてきました。この車両に乗り合わせると、冷房完備。
 


車内もすっきり。
 


ときには広告入りの背当てカバーがついていたりするのが、これは2年くらい前から。



こんなところで広告収入を得る工夫も始まっているのです。
 


ラップトップや携帯電話の充電用アウトプットも付いていて、これぞ最新型。
 
冷暖房完備なので、窓は開くことができない作りつけタイプ。でも車窓から写真を撮るには、窓ガラス越しでないほうがきれいに撮れる場合が多いです。



ピカピカに窓が磨きあげられている車両はわずかだから。窓が開くことの一長一短かな~?
 


そして、地方都市からさらに田舎への単線では普通列車のみという場合も多いのです。普通列車では冷房はほぼ期待できません。
 


これは普通列車でもまだ、きれいな車内。やはり冷房がないので、窓を開けて風を入れるしかないです。暑い車内でぐっすりお休みのようですが・・・、
 


足を出して積極的に風にあたっています。
 


こんなカップルがいると暑さ倍増するので、近づかないようにしましょう~。


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サルバモント犬、ペスの記

2009-09-24 | バカンス・山へお出かけ

 
僕はペス、4歳半のハスキー犬。この場を借りて、今日は僕のちょっと格好良いところをお見せするよ。山が大好きなご主人様たちに連れられ、僕もいつも山に連れて行ってもらっている。一年前のピアトラ・クライウリのトレイルランのレースにも行ったよ。ルーマニアの山は、それはそれは美しい。
 


ご主人様たちはトップクラス、双子のシルビア&コルネリアは年代別1&2位を独占、アディは男子総合優勝だし、僕も鼻が高いね~。
 


レースは真剣勝負なので、ご主人様たちと走ることは出来ない、サルバモント(=レスキュー隊)の人たちと一緒に、僕も山の上に登ったよ。ここはレースの最高地点、ここでゆっくり休んでいく人も多い。



日本人のお姉ちゃんなんか、既にヘトヘトになって上がってきて、この先大丈夫かなあ。この後すぐに、ロープを伝って降りなければならない難所があるんだけど。
 


僕、みんなのことを励ますよ、頑張れって。



そんな僕をみているこの人、犬好きの匂いがするよ。僕の同類かもしれない、日本人のお姉ちゃん、このお兄ちゃんのこと「戌年生れ」って言ってた。日本には「戌年」なんて、あるの?




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