ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

一語、二役&三役

2017-09-29 | ルーマニア語・いろいろ
同音多義語というのは、ルーマニア語にもたくさんあります。日本語では、高低アクセント(ピッチアクセント)の違いで区別しますが、それもまた地方によってばらばらだったりするので、ややこしくもあり、興味深くもあり。



「橋」・「端」・「箸」のアクセントの違い、非常に地方性あり。上のホワイトボードの表記は、大学生の日本語クラスにて、標準アクセントの紹介。「端」を、ハシの2文字が高い音として発音している私は、典型的な関西弁。標準語ではハが低くてシが高くなります。



さて、ルーマニア語では、アクセントも同じ、発音も同じの同音多義語がたくさん==。

たとえば、「liliac」(=リリアック)、と言えば、初夏に咲く紫の花、ライラック(フランス語名リラ)、そして、コウモリ。ドラキュラと一緒にやってくる、羽のあるネズミみたいな小動物。二通りの意味があり。

動詞はもう少し、複雑。例えば、「a cadea」は、ニュアンスは似ていますが、日本語では三通りに訳すべき動詞。

・(鞄が)落ちる
・(木が)倒れる 
・(弟が)転ぶ

日本語クラスの大学生の作文で、「僕はスキーが得意です。最初はよく、落ちましたが、練習して上手に滑ることができるようになりました。」

スキーで落ちる?スキーが落ちる?リフトから落ちる??

伝えたい内容を詳しく聞いてみると、ルーマニア語では「a cadea」を使っているところを、「落ちる」と日本語に訳したのです。この場合は、「転ぶ」と訳するのが正解。



名詞に戻って、「limba(複数形limbi)」も、三通り。「言語」・「(時計の)針」・「舌」。どれもよく使います。
時計の針は通常、長針と短針の2本あるので複数形で「limbi」、「何か国語を話しますか?」と尋ねるときにも「言語」を複数形にして「limbi」。



では、こんなマジック書きが、公衆トイレの個室ドアの内側に書かれているとしたら?
「dau」は、「(一人称単数形で、私が)与える」。・・・想像に易いです、まさか、「語学レッスン←言語を与える」ではあるまいし。

(11年以上続けているこのブログ初の、下ネタ公開==!~ブログ記事に添えるために個室内で写真撮影しました、他意はありません==)


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馬跳びで飛び越えるもの

2014-04-28 | ルーマニア語・いろいろ

 
イタリア・ピッソの砂浜で馬跳びをする大学生達。エラスムスの交流プログラムのひとつ「Sports for All」で集まってきたルーマニア、トルコ、そして地元イタリアの学生達、それぞれの国から10人ずつ。
 


エラスムスはEU圏で有名な学生と教員たちの交流システム。さまざまなテーマをもってワークショップを行っているもの。ブカレストの女子大生M子ちゃんは4月にこのプログラムに参加、10日間の思い出のひとつ、馬跳び。
 


「Sports for All」とはいえ、馬跳びばかりやっていたのではありません、メインのワークショップはダンス。でも、この写真を見せてもらって、馬跳びって全世界共通の運動あそび==。
 


しかしながら、呼び名はそれぞれの言語で異なります。

日本では、馬跳び。または、馬跳びをする。跳び越えるのは馬。
ルーマニア語では、jocul capra、capraは山羊だから、跳び越えるのは山羊。
 
英語では何と言うの?気になって調べてみました。
馬跳び = leapfrog、leapは跳ぶ、frogは蛙だから、跳び越える様子が蛙かな?
馬跳びをする = a sări capra、a săriは跳び越える。

フランス語では?
馬跳びをする = saute-mouton、sauteは跳ぶ、mouton(ムトン)は羊。羊を跳び越えるらしい。

イタリア語では馬でした。
馬跳びをする = giocare cavallina、giocare=遊ぶ、cavallina=馬跳び、cavalli=馬

ドイツ語ではこんな感じ。
馬跳びをする = sich spielen Bockspringen、springen=ジャンプ、bock=うしろ、後ろ跳び?背中を跳び越えるから?

謂れがよく判らなかったのがスペイン語。
馬跳びをする = tocar el campo izquierdo、
たしかにweb辞書ではこうなっていたのですが、単語を分解すると「左のフィールドを再生する」。

どなたかスペイン語に堪能な方がいらっしゃったら、よろしくお願いいたします=。
(記事中の外国語訳はすべてweb辞書に頼っています。詳しくご存知の方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします==。)


追記(5/1):
スペイン語では「pidola」、と大学のスペイン語クラスの学生から教わりました。
正確には「pídola」、英文字の「i」ではなく、「í」(上の点が右から左に流れています)

エラスムスの交流プログラムとは:
ヨーロッパ圏内の学生と教員の質的・人的・知的交流プログラム。エラスムスは、欧州各地を渡り歩いては研究を続け、当時欧州で活躍していた多くのの知識人と交流していたことからこの命名となりました。

さらにヨーロッパ外に開かれたプログラムとしてエラスムス・ムンドス計画があり、世界中の大学の修士課程の学生の交流促進と、国境を超えての学習の支援を目的としていて、日本からも参加できます。

今回のワークショップでは:
参加費用は300ユーロ、ワークショップ・食費と宿泊費を含む。さらに開催国までの渡航費の70%がEUから支給されたそうです。大学在学中にとどまらず、18~27歳の人たちの参加があったそうです。

共通語は英語、若者達のことで毎晩どこかで何かのパーティを開いていたとか。ワークショップのプレゼンテーションは、街中の広場にてそれぞれのチームがダンスを披露&大喝采。Bravo!


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日本の犬はなんと鳴く?

2014-04-25 | ルーマニア語・いろいろ

 
大学の日本語クラスで、双六ゲームをしたときの、とある一こまの質問。

Cum lătra un câine in japonia?(日本の犬はなんと鳴く?)
①ばうばう
②らこっらこっ
③わくわく
④がおがお



双六のそれぞれの色別のこまに質問事項があって、その質問はすべて日本に関すること。「会話」「漢字」「語彙」「読み方」「カタカナ」「日本のアニメ・映画」「聴解」などの部門をそれぞれ学生達が担当し、質問を作りました。
 
わたしとしたことが、この紫カードの質問を読み上げたとき、「③わくわく」と読んでしまって大笑い。これはこのカードを担当した女子大生の筆跡の癖。付き合いの長い女子大生なので知っていますが、ぱっとこれを見たとき、「わくわく」と読んでしまった・・・。
 
そういえばこれらの擬音語、カタカナで書くべき。そういえば彼女はカタカナを書くのも苦手だった・・・。カタカナは使う機会が少ないし、シンプルすぎてどれも似たように見えてしまうそうで、中級レベルになってもカタカナがすらすら出てこない学生もいるのです。


 
「会話」の札では、「doctor/febră(医者・熱)」などとキーワードが書いてあって、それをトピックに先生(=つまりワタクシ、マドモワゼル)と会話をします。診察室に入ってきたところから始まって・・・。

「熱があるから、お尻に注射をします。熱がすぐに下がります。お尻を出してください。」
「え!!いいえ、もう熱はありません、先生、さようなら。」などと終わりました。
 
注射・熱・お尻などが、今日の新しい単語。みんなしっかりメモっていて(ひらがなで)、ゲームをしながらも熱心なクラス。今日の授業は何度も大笑いをしながら終わりました♪


追記(4/28):
この記事をブログとFBにアップしてから、女子大生のM子ちゃんに確認したところ・・・。

②の読みは「らふらふ」でした。
これにはまったく気づきませんでした=。

出典は国際交流基金の『エリンが挑戦! にほんごできます。』より。

「日本人はみんな私のことを笑っている=」とM子ちゃんはべそをかいています。クラスの中で一番日本に来たがっている子です。

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「新たに」結婚する

2013-12-18 | ルーマニア語・いろいろ


 
ルーマニア語で面白いな、と思った表現、第2弾。ルーマニア語で「再び」は「din nou」、英語になおすと「again」。「大金持ちの初老の男性が、また若くて美しい女性と再婚しました。」とニュースが飛び込んでくると、「え、またぁ~!」と言いたくなります。
 
でも、ルーマニア語の「din noua」を一単語ずつ英語訳すると「din」は「from」、「 nou(noua)」は「new」で、英語を直訳すると「新しく」となるわけで、ルーマニア語で「大金持ちの初老の男性が、また若い女性と再婚しました。」と聞くと、「新鮮でよかったね。」と思えてきたりするのです。
 
これ、ワタクシ、マドモワゼルが英語とルーマニア語を外国語として使っているゆえの→まったく英語との混同ですが、言葉ってそれぞれ面白いです。来年の、“もう一度チャレンジ”は何かな?“新たにチャレンジ”は何かな?

(一番上の写真は、ギリシャ・パンテリモナスで出会った花嫁さん。花婿さんといっしょに写真撮りをしていました。休憩の一こま。)


関連記事:
第1弾のルーマニア語で面白いな、と思った表現、「鐘の舌、時計の舌」はこちらから。


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鐘の舌、時計の舌

2013-11-23 | ルーマニア語・いろいろ


日々の中で見知ったルーマニア語シリーズ、面白いと思ったフレーズ。
 
ルーマニア語では時計の針のことを「時計の腕(braţe de ceas)」と表現します。腕時計の針は、「時計の舌(limbi de ceas)」と表記。limbaは「言語」という意味で使われることが多いけれど、「舌」という意味もあります。時計の針は2本あるから、複数形になってlimbi。
 
え?二枚舌?~これは日本語との混同。誰がこんな表現を考え付くのか、言語って面白いな。
 
興味深くなって日本語で「舌」を調べてみると、「鐘の舌」という表現に出会いました。今まで知らなかった言い表し方。これは、鐘の中にぶら下がっている、金属製または陶器製または木製のもの。これがお碗を伏せたような形の鐘にぶつかって、音が出ます。確かにそのものの存在は知っていたけれど、なんと言う名称か知りませんでした。
 
ルーマニア語でもうひとつ面白いな、と思ったのは、「ドアの鍵穴」をあらわす名称。ルーマニア語では「ドアの蛙(broasca de uşa)」。鍵穴の中を覗きたくなります~もしかして蛙がいるの?鍵を差し込んで廻すと、その蛙がひっくり返ってドアが開くの??~これまた日本語との混同。 
 
言語によりその表現方法は無限大。なんと豊かなインスピレーションの世界。


wikipediaで見つけた鐘の舌
サイトはこちらから。以下は転記。

鐘(かね)は、音を出す道具のひとつ。金属製のお椀型の外身、それにぶつからせて音を生じさせる部品との2つの物体からなる。釣鐘。世界中で宗教施設や町の高い建物に設置され、音で人々に時刻やさまざまな合図を伝えるのに用いられてきた。

鐘には二つのタイプがある。どちらも建造物に吊るして用いる。

ひとつは、金属製でお椀型を逆さにした形状の外身を持ち、その内側に金属や木でできた「舌」(ぜつ)をぶら下げているもの。舌を人間が動かし、これが外身にぶつかることで音を出す。一般に、西洋の教会にみられる鐘や、西洋式の軍艦の合図に用いられる鐘はこのタイプである。近代以降は機械仕掛けにして大がかりに外身ごと動かすことにより舌を動かして音を鳴らすことも行われる。

いまひとつは、金属製でお椀型を逆さにした形状の外身を持ち、その外側に「撞木」(しゅもく)と呼ばれる叩き棒を備えておくもの。撞木を人間が動かし、これが外身にぶつかることで音を出す。一般に、東洋の寺社の梵鐘や日本の半鐘はこのタイプである。

他に、鐘に類似した特殊なものとしては、楽器として用いられるハンドベルがある。握りこぶし大の鐘に柄がついており、柄を手にとって外身ごと振ることで針金の先についた舌を動かし、音を鳴らす。

基本的に、鐘は人間が舌や撞木を動かして音を生じさせるものである。鐘の場合、舌や撞木は人間が触れることができ、紐やワイヤーで鐘あるいは鐘の置かれた建造物とつながれている。

人間が外身を動かして音を生じさせる道具としては、鈴がある。鈴の場合は鐘とは異なり、中の玉は外身にくるまれており人間が触れることはできず、外身とも何処ともつながれてはいない。

 
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『レモネードに子羊を入れてください』??

2012-10-04 | ルーマニア語・いろいろ
私がいつも混乱するルーマニア語はこれ、『miel』と『miere』。



『miel』といえば子羊。イースターのときにお料理になったりするこの子達。



『miere』は、蜂蜜。ちゃんとボトルに『miere』と書いてあります。ルーマニアの蜂蜜は種類が豊富、100%ナチュラルは当たり前。こちらの色の薄い目のものは、tei(菩提樹)の蜂蜜。



なぜ混乱するかといえば、いつも食べている蜂蜜が、これだから。
見よ!~『miel』とパッケージに書かれています。実はこれ、南フランスのラン友からいただいたもの。『miel』はフランス語で蜂蜜。庭で養蜂して、たくさん出来るから市場に出すほど。だから私にも分けてくださいました。濃厚なお味のサルカム(salcâm=アカシア)の蜂蜜、1000ml入り。

もう一度、はっきりさせます、ルーマニア語で『miel』は子羊。『miere』は、蜂蜜。フランス語で『miel』は、蜂蜜。つづりも雰囲気も似ているので、しょっちゅう混乱。フランス語とルーマニア語は従姉妹言語で似ている部分も多いけれど、これは紛らわしい・・・。
 


夏によくテラスで飲んだレモネード、蜂蜜を入れて炭酸水で割ってもらうのが美味しいレシピ。自分でも気づかず「レモネードに子羊を入れてください」とオーダーしていたりして、大失笑~でも、お店の人はわかってくれるけれどね。


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ルーマニア語でナンパ

2012-02-17 | ルーマニア語・いろいろ
 
 
ルーマニア語で時刻を尋ねるときは、
Cât e ceasul?=(意味)時計は、何時?
≪発音=くって、ちゃする⇒食って、茶する?≫

ブカレストを歩いていると、こんなふうに声をかけられること、ときどきあります。子供やジプシーなどが多いけれど、彼らは余り時計を持ち歩かない(と言うか持っていない?)から?
 
また、単純な質問なので、人に話しかけるとき(=簡単にナンパするとき)にも使われます。Cât e ceasul? (食って、茶する?)、日本語でもナンパするとき、「お茶しない?」みたいな使われ方。ルーマニアでも同じ~!(by 空耳アワー)
 
でも、この言葉をかけてきて相手が時計に目をやった瞬間、そのすきを狙って手に持っているかばんをひったくられるという事件もあり。または、時刻を確認しようと携帯電話をとりだした瞬間、電話をひったくられる事件も。この言葉で話しかけられたら、ちょっと身構えてもいいかも。
 
ルーマニア語で「今」は「acum」(発音=アクム)、「今、何時?」と尋ねられて、その後が悪夢にならないよう~。

Cât e ceasul acum?=(意味)今、何時?
≪発音=くって、ちゃする、あくむ⇒食って、茶する、悪夢?≫

ルーマニア語の発音:
「â」はルーマニア語独特の文字で、口をあまり開けずに「ウ」と発音します。この文字、テキスト文章では文字化けの可能性あり。


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空耳アワー de ルーマニア語

2012-02-15 | ルーマニア語・いろいろ


よく日本の友達から「ルーマニアって何語を話してるの?ルーマニア語ってあるの?どんなの?ちょっと教えて。」と言われるので、ワタクシ、マドモワゼル、ちゃ~んと用意しています。お子様むき(pentru copii)には、空耳アワー的♪

★Salut!=やあ!(男性同士の簡単なあいさつ)
≪発音=さるっと⇒さる⇒猿≫

★câine=犬
≪発音=くいね⇒食いねえ(大阪弁で、食べなさい)≫

★vagabond=放浪する人、放浪者、漂泊者
≪発音=ヴァカボンド⇒バカボン、天才バカボン~アニメの主人公さん≫

★câine vagabond=野良犬
≪発音=くいね、ヴぁかぼんど⇒食いねえ、バカボン≫

・・・ちなみに、ルーマニアでは、野良犬がたくさんいます。そして中国人が犬を食べることはとてもよく知られています。ときどき、同じアジア系と言うことで間違えられて「日本でも犬を食べるの?」・・・とんでもない==!!

次回エントリーにて大人向きをご紹介♪

空耳アワー:
日本語以外で歌われているけれど、あたかも日本語のように聞こえる歌詞(空耳)。
ルーマニア語で歌われているO-zone(オゾン)の『恋のマイアヒ』、流行りました~かわいいネコちゃんの日本語歌詞ヴァージョンはこちら⇒“キープだ牛♪ 飲ま 飲ま 飲ま イェイ!! マイアヒー マイアフー マイアホー マイアハッハ ー♪”

『恋のマイアヒ』:
歌詞集はこちら
原題は『Dragostea Din Tei』(菩提樹の下の恋)。


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日本語を学ぶ女子高生たち、デートするときは?

2011-01-27 | ルーマニア語・いろいろ


ルーマニアで日本語を学ぶ高校生たち、日本の習慣について興味が尽きません。レッスンでは無いけれど、いろいろ話す機会が。(年末年始の習慣について話していたのは先月のこと、こちらから。)

「日本人は温泉が好きなのですね。でも、何ヶ月もお湯を入れ替えない温泉があると聞いて・・・ルーマニア人の先生、日本で温泉に行ったとき、気持ち悪くて入ることが出来なかったと言います。」

~おお、かけ流しのお湯のことかな?お湯はどんどん循環しているし、成分に清浄作用があったりするもの。温泉として営業するためには、お湯の衛生度の検査もあるし、大丈夫!もちろん、毎日お湯を入れ替えて、湯船を洗っている温泉もありますよ~。
 
そこから話は「男湯」「女湯」「混浴」へ。「みんなが入るのは『おんなゆ』、女と言う字は知っているよね。そっちへ行ってね。」、日本の温泉は、みんな何も着ずに入ることは知っている彼女ら。混浴には驚いていたけれど、「おじいちゃんとおばあちゃんと、おじさんくらいかな~、入っているのは。」で、納得。 
 
まあ、話は尽きないです、日本に興味があって知りたくて仕方ない彼女ら。私も日本の習慣を面白おかしく話すの、けっこう楽しんでいるかも。でも、これらの会話、すべて日本語でわかる子達も多いのです。

でもやっぱり、彼女らにすれば「日本語、難しいですぅ~。ものの数え方がいろいろあるし、敬語もあるし。」、私もとって返します、「ルーマニア語、難しいですぅ~。」~ルーマニア語でも、ものの数え方は、コップいっぱいのお茶、グラスいっぱいの水、一切れのパン、などなど、言い方があります。日本語の数え方のほうが、種類は断然多いけれど。

女子高生たち:「日本語では、ともだち・友・友達・友人・ダチ(←アニメから)、いろいろな言い方・書き方があります。ルーマニア語ではprietenだけ。」
マドモワゼル:「え~、prieten(男性単数)、prieteni(男性複数)、prietenă(女性単数)、prietene(女性複数)って、いっぱいあるじゃない!」
女子高生たち:「・・・それはそうですけどぉ。」

ワタクシ、マドモワゼル、ルーマニア語にはつねに苦労しているのでここで負けじと反論。
「日本語の『木』、知っているよね、『き』、一文字だけ。カタカナで書いても『キ』、一文字だけ。でも、ルーマニア語では、copac(一般的な木、単数)、copaci(木、複数)、pom(実のなる木、単数)、pomi(実のなる木、複数)と4つもあるじゃない!」
女子高生たち:「・・・それはそうですけどぉ。」

マドモワゼル:「でも、大変よね、ルーマニア語では男性名詞と女性名詞を言い分けないといけないから、男の子とデートするのに、お母さんに言うとき、『prieten(男性単数)に会いに行ってきま~す。』って、きちんと言わなくてはならないのよね。日本語だと、『友達に会いにってきま~す。』で、相手が男の子か女の子かわからないふうに言えるけれど。」
女子高生たち:「そんなときにはね、cineva(だれか)って言う言葉を使います。」

やるなぁ~、女子高生たち!!「うふふ」と笑うティーンエイジャー、やっぱりお母さんに内緒のデートがあるのかな?洋の東西、言葉の使い分けは工夫次第♪


教材:
一番上の写真、便利な教材です。国際交流基金のサイトから、「エリン」で検索、web版はこちらから。外国からやってきたエリンという女の子が、日本の高校へ編入し、日本語を覚えていきます。


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青レモンのジュース

2010-05-16 | ルーマニア語・いろいろ
 
 
風薫る5月、戸外のテラスでちょっと腰掛けて、冷たいものが飲みたくなる季節。すっきり爽やかなものがいいかな、「わたし、青レモン(=ライム)のジュース、ください!」
 
あ~、また笑われてしまいました~、レモンの複数形、この発音がむつかしい!大きな声で発音練習しようものなら注目の的に。わたしの発音、とんでもない意味になっているのです。くれぐれも発音練習は人のいないところで。またはルーマニア語の通じない外国で。
 
最初に発音を教わったのはアテネに遊びに行ったときでした。通りを歩いていて「あ、レモンがたくさん!」(果物や野菜は通常複数形を使う)、この一言で廻りにいたルーマニア人の男友達はニヤニヤ。女友達は赤面。もちろんその地で何度も発音練習したのは言うまでもなし。が、いまだにヘタッピィ。
 


単数形はこちら、「lămâie」、まずこれからちゃんと発音できるようにね。


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