ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

「使わなければ、損をする」

2017-10-19 | ルーマニア・ブカレストの日常


(前回のポストからの続きです)

なぜ、「暖かすぎるカロリフェール」なの?なぜ、各戸・各室で、温度調整しないの?

いわゆるブロックハウスに備え付けられているカロリフェールには、二タイプ。温度調節機能がついているものと、いないもの。

調節機能がついていないものは、どうしようもありません。熱いお湯がどんどん流れて来るので、室温はぽかぽか陽気に保たれます。

調節機能がついているもの、例えば我が家のものは5段階に調節可能。メモリ3くらいがちょうどいいです。メモリ5にしていると、暖かすぎてしばしば窓を開けなければなりません。



そして、ここに注目、調節可能のカロリフェールなのに、なぜ全開にしておくの?それは、使用した暖房用のお湯の量を測るメーターがついていないから。

つまり、使っても使わなくても、集合住宅(=ブロックハウス)全体で使用した暖房用のお湯の量を、住民皆で頭割りして、共益費に加算されるのです。このシステムは、温度調節機能がついていないものと同様。そして、旧社会主義時代からのシステム。

実際のところ、我が家の事情で言えば、私が初めてやってきた10年以上前は、使用した暖房用のお湯の量を測るメーターがついていませんでした。しばらくして、メーターが各戸に取り付けられ、使用した量に見合うだけの暖房費を支払うようになり、冬でも節約して、家の中でも厚着をしていたものです。

ところが、去年の冬から、このメーターシステムが撤廃され、また、旧システムに逆戻り。つまり、みんなで頭割りのシステムになり、カロリフェールの温度調節メモリも全開になっています。



「エコ」という意識が、あまりないのかな=。使っても使わなくても、皆で頭割りだから、節約した家庭が、節約しなかった家庭の分も上乗せされて払うことになるから、「使わなければ、損をする」という感覚です。

地球全体で見たときの、「使いすぎたら、人類が損をする」という意識はありません。ましてや、「節約は美徳」という意識もありません。節約するのは貧乏人?

(気持ちの良い晴天が続いています@ブカレスト、写真はマイダーリンが自転車で走って撮ってきたもの。私の日中は建物に缶詰め)


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑


最新の画像もっと見る

2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アイロンマン)
2017-10-23 16:09:07
割り勘の飲み会「飲まないと損」、そういう感覚ですね!笑
でもビールを飲むにはカロリフェール全開の方が良いかな⁉️
返信する
アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコより)
2017-10-24 02:21:19
ルーマニア全土で、これで良いのか===!?!と思っております。

もちろん、田舎のほうでは、各戸で薪ストーブを使っているけれど、貧困家庭でない限り、温かさ、全開です。
返信する

post a comment