ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

シルバーカーのローズちゃん

2008-09-05 | 日本のいろいろ
夏の暑さにやられて、「歩くにも足元がふらつくわ。」という実家の母。150センチに満たない小柄な母、骨粗しょう症で円背になり、身体のバランスもとりにくいのです。

念のため総合病院で頭部から頚椎、腹部と精密な検査を受けましたが、「脳の一部にごく初期の異常は見られるけれども、ふらつきの原因になるような大きな異常はなし。」とのこと。運動不足から来る筋力不足、しっかり歩いて運動しなさい、とのアドバイスまで受けました。
 
でも、ふらつく、という状態を放っておく訳にはいきません、そこで歩行補助具・通称シルバーカーを購入することに。母は「え~、あんなの、腰が曲がったおばあちゃんが使うものでしょ。」と猛反発。「今は要らなくてもあったほうがいいから、とりあえず買っておきましょ、インターネットで注文できるし。」と説得すると、「店で実際に押してみたいわ。重たいかもしれないし。」とまた理由をつけて購入を先延ばしにしようとします。
 
介護用品店の店頭にはそんなにたくさんの種類のシルバーカーは置いていません、ネットショップのほうがいろいろ種類が揃っているし、総重量や座面の高さも書いてあるし、選択肢の多いサイトから私が選び注文。
 


2日後には届きました、世界初の機能を備えたシルバーカー。サイトでは色がピンク、と紹介されていたけれど、実際には落ち着きのあるローズ。最新機能と軽量性、この色が気に入り、シルバーカーの「ローズちゃん」と命名!


(折りたたみ式で座面も出てくるローズちゃん)

でも、母はやっぱり最初はこれを使うのに抵抗がありました。「近くへ行くだけだから。」などなど言い訳してローズちゃんを置き去りにして外出しようとします。我が家の近所はにぎやかな商店街、自転車も脇をすり抜けていきます。自分はしっかり歩いているつもりでも、ふとしたはずみで接触し、転倒事故が怖いです。骨粗しょう症の母、転倒=骨折なのです。

電車に乗って外出するときにもわたしが付き添い、ローズちゃんの使い方を伝授。階段やエスカレーター、電車に乗り込むとき&降りるとき、それぞれの場所でちょっとしたコツもあります。以前6年間、高齢者介護の仕事をしていたわたし、いろんなところでこのシルバーカーに出会っているのです。

実際に押しながら歩いてみると、「ローズちゃんと一緒のほうが、安定するし歩きやすい。」と少しずつローズちゃんを気に入り、使ってくれるようになりました。ちょっと早い敬老の日のプレゼント、これからも愛用してね。

おすすめ
わたしが利用したネットショップはこちら。送料無料、メーカー品を2~3割引の販売価格。質問をメールで受け付けてくれ、日中だったので5分以内にすぐに回答が返ってくるスピーディさ。回答内容も誠実で気に入りました。

追伸:
そういえば、ルーマニアではこの種類のシルバーカーを押して歩いている人、見たことありません。医療機関で使っているような赤ちゃんのサークルのような歩行具で歩いている人、一度だけ見かけました。長寿大国、ニッポンならでは、の品揃えかな。

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