ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

オリンピック選手も参戦

2008-09-21 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
クロス・ペトロムでの表彰式。アナウンサーが告げる女子の総合優勝はルミニッツァ・タルポシュ選手。「え!?タルポシュって、あのタルポシュ?!」、思わず横にいたラン仲間に絶叫。先月の北京オリンピック、ルーマニアの女子マラソン代表選手の一人です。
 
ルーマニア国内にマラソン大会は余りたくさんありません。今日の大会も走る距離はわずか3.5キロ余り。けれども賞品がかかっているとなると、このような国家養成選手も参加してくるのです。現役のオリンピック選手が参加してきたのは、さすがに今回が初めて。

陸上競技ミーハーのワタクシ、こんなチャンスを見逃すはずはありません。記念撮影をお願いしました。お近づきのしるしにおハナシも!
 


「日本には、大阪国際女子マラソンがあるわね。」とタルポシュ選手、同僚が参加しているので当然のことながらご存知~「はい!わたし、大阪女子マラソンでリディア・シモンにも、コンスタンティナ・トメスクにも出会いました!!(→こんなところで自慢してどうするねん??)今日の出会いで、女子マラソン代表選手、全部に出会ったことになるのでとっても嬉しいです。(→こんなことを喜ぶのはよっぽどのミーハー)」
 
⇒⇒⇒その証拠にタルポシュ選手と写真撮影していたのはわたしとわたしにつられたラン仲間のビクターだけ。ほかの一般大勢は、お楽しみダンスステージを勤めた有名歌手アンドラとの記念撮影&サイン会に人だかりでした。
 
タルポシュ選手は今年4月末のウィーン・シティ・マラソンの女子優勝者。同じ大会をマイダーリンが走っていたので知ったのです、早速、「ウィーンでは優勝、おめでとうございます。」~「去年の優勝は森本友(天満屋)、日本人ね。でも、オリンピックでは日本は残念だったわね、土佐も止めちゃうし。」と、タルポシュ選手、日本のマラソン惨敗をご指摘。
 
素人のわたしが解説、「マラソン選手は皆、そうだと思いますが、トレーニングをしすぎるんですよね。」~タルポシュ選手もうなずいておられます。皆、故障と紙一重。故障をおしてもトレーニング。
 
「おめでとう」「こんにちは」「ありがとう」といくつか日本語をご存知のタルポシュ選手。年代別優勝者のところに並んでいたわたしの年代を確認して「そんな歳には見えないわね、カワイイ、日本人は若く見えるから。」と、「かわいい」という単語もご存知でした(タルポシュ選手は英語を話されます)。
 
わたしから見ると、小顔で華奢なタルポシュ選手のほうがよっぽどかわいいです。こんなふうにオリンピック選手と出会って話が出来るなんて、ランニング人口の少ないルーマニアならではかも。


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大盤振る舞いのクロス・ペトロム

2008-09-21 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
明け方は寒いほどだったけれど太陽が出て秋晴れの日曜日、ブカレストのイベントはクロス・ペトロム=ペトロム社主催のマラソン大会(注:参照)。
 
「Cross Petrom is waiting for you.」と、仲間からも期待されていました。何を期待するの?この大会の商品はガソリンなのです。2年前の第1回大会のときには、男女で合計6つのクラスわけ、各年代の優勝商品は1000リットルのガソリンでした。以下2位750リットル、3位500リットルと大判振る舞い。
 
昨年から年代別クラスわけがさらに細かくなって、男女で8つのクラスわけ(子供の部を除く)、1位300リットル、2位200リットル、3位100リットルと続きます。ガソリン高はいずこも同じ、ルーマニアでもリットルあたり1ユーロをはるかに超えています。
 
10キロ以上走ったり歩いたりすると、脚のどこかしら痛くなってくる今の私ですが、今日の走る距離は3.5キロ余り。半分以上が堅い石畳の上を走るのでちょっと心配だけど、せっかくここにいるからには、行ってしまえ~~と出走。
 
幅の広い道路を交通遮断してランナーが一斉にスタートするのでものすごいダッシュ。いつものように転ばないように気を使うだけで精一杯。足元は石畳。余りにも詰め合って並んでいるので、自分の年代のランナーたちを捜すことも出来ません。
 
たくさんの女子選手の背中を見送りながら自分の走れるペースで走るだけ、ゴールまでたどり着き着順判定係のところへ行くと、年代別1位になっていました。今年のわたしは付いていました~昨年まで2連覇していた同年代の女子選手がいませんでした。一昨年に3位の選手もいません。昨年の3位の選手もいません。要するにライバル不在の中で転がり込んできた300リットル。
 
何とか順位をもらいましたが、記録は同じコースのベストタイムより1分半以上も遅いです。たかだか3.5キロの距離で1分半も遅れをとるとは、本当にスピードが無くなって来た証拠。快適に走るフォームにはなっていないけれど、何とか走り続けることが出来ただけで良し!賞品までもらって、ハナマル。
 


上の写真、表彰のステージではルーマニア語でインタビュー。隣にいるラン仲間のビクターに助け舟を出してもらいながら。

「ルーマニアはどうですか?」~「自然がとても綺麗。」、「ブカレストはどうですか?」~「昨日、ブカレストの日で、凱旋門の上に登りました。」、たどたどしく答えるわたしに拍手が来ました。「日本語で何か言ってみて。」~「ブカレスト、万歳!」、この言葉、知っている人もいるみたい、受けました、「イェ==イ、バンザ==イ=」と連呼。

 

さらに大盤振る舞いのペトロム社、お楽しみ抽選会でマウンテンバイクが100台も当たります。1000名も参加者がいない大会、かなり高確率。ラン仲間が次々当選、わたしもお相伴~自転車もいただきました!ハナマルの二重丸。



注:クロス・ペトロムとは
ペトロム社主催のマラソン大会、ペトロム社は産油国でもあるルーマニア第一のガソリン会社。大規模ではありませんが、ルーマニアも産油国です。第1次世界大戦前後は、原油のおかげで潤っていました。いまでは国内消費量をとてもまかないきれず、ロシアからの輸入に頼っています。 




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