ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2006年7月号目次

2006-07-31 | 目次


A table of contents:

ルーマニア各地で集中豪雨による被害続出~ルーの公共工事事情 2006-07-02
ブカの道路~ルーの公共工事事情 2006-07-02
ブカの駐車スペース~ルーの公共工事事情 2006-07-02
ブカの駐車スペース建設中 2006-07-02
チャイナマーケット探検!!~激安!!! 2006-07-10
公園で雨宿り 2006-07-11
日本人は尊敬されているみたいです2006-07-12
日本から小包が届く 2006-07-14
ルーでは路上飲酒禁止!! 2006-07-14
最近の練習・その1 2006-07-15
最近の練習・その2 2006-07-15
エスカレーターの立ち位置 2006-07-16
アンティークマーケットでお買い物 2006-07-16
天王寺動物園の白くまくん 2006-07-17
ブカでパラソルは存在しない??! 2006-07-18
いつもの公園をお散歩 2006-07-20
マイダーリンのお仕事 2006-07-22
ツール・ド・フランスをライブで見る 2006-07-22
アンティークマーケットで掘り出し物 2006-07-23
アンティークマーケットで拾い物 2006-07-23
ラビニアの仲間とON-ONラン&BBQ 2006-07-23
ラビニアの仲間とBBQ 2006-07-23
日本人女性、ミス・ユニバース準優勝 2006-07-25
ルーマニア選手権、開催される  2006-07-25
ブカの暑い夏 2006-07-26
ハーフマラソン優勝商品は特大ケーキ!! 2006-07-29
シナイア散策 2006-07-30
まだまだ続く、ブカの暑い夏 2006-07-31


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まだまだ続く、ブカの暑い夏

2006-07-31 | ルーマニア・ブカレストの日常
 暑くて、あつ~くて、またまたフローリングの上にじかに布団を敷いて寝ております。マイダーリンはベッドの上。近づいていると暑いので、離れております。人間一人100ワットの発熱体だそうです。今は夕方4時過ぎですが、部屋の中32度以上あります。でも湿度がそれほどでないので、暑さに耐えられる私は窓を開けているだけで過ごせます。

 けれども、余り汗をかきません。きっと乾燥しているので、汗をかいてもすぐに乾いてしまうのでしょう。体温調節は大丈夫かしら?日本の蒸し暑い夏、汗をだらだらかきながら走るのが好きだったわたしはちょっと調子が狂ってきました??

写真は、我が家への進入路に咲いている夏の花。

シナイア散策

2006-07-30 | バカンス・山へお出かけ
 サン・ジョルジュからの帰りに途中下車して「シナイア=Sinaia」で一泊しました。「カルパチアの真珠」と呼ばれているシナイアはカルパチア山脈に囲まれた標高800mのリゾート地で多くの観光客が訪れています。

 シナイアの街からゴンドラで標高1400mまであがるとそこから標高2000mまでのところはスキーリゾートとなっています。シナイアの街から続くトレッキングルートでスキーリゾートを経由して標高2500mのオム峰まで上がることも出来ます。次の週のマラソンがなければ、自分の足で下から頂上まで上がって下りてきたいけれどもまた次の機会に廻すことにして、私は標高1400m迄乗り物で上がり、100mほど上ってあたり散策、その後、トレッキングルートをたどって下りてきました。

 そんななか、1400mのゴンドラ中継点まで車道を走り、折り返して同じ車道を下るというトレーニング中のランナーに出会いました!車やバスの通る道なので頑張ればずっと走ることが出来る道です。夏場のトップシーズンなので通行量は多いといえますが、普通に気をつければ大丈夫。その後トレッキングルートに入り、標高2500mの秀峰・オムを走って目指すという「オム・登山マラソン」なんてどうかしら?~日本からは今月28日開催の「富士登山競争」の様子が届きました~。

 でも、シナイアとブラショフ近郊の山では、この夏、クマが例年以上に出没して旅行者のテントや民家を襲っているそうです。トレッキングルートを歩きながらふとこのテレビのニュースを思い出し、熊に出会ったらどうしよう!!とちょっと怖くなりました。実はこのトレッキングルート、一人でたどっていました。朝にマイダーリンとケンカして、「一人デ好キナトコロ観光シテクルカラ!」と宿を飛び出していたのです。

 一人でブカに帰らないといけないけど、どうしよう、と不安に思っていたら、山から下りてきたところにあるペレシュ城のお土産店ストリートでまったく偶然にマイダーリンに再会し、よかったよかった~~

        

 ペレシュ城は、ルーで最も壮麗なお城といわれているそうです。そんなところで喧嘩していちゃいけませんよね~。 

ハーフマラソン優勝商品は特大ケーキ!!

2006-07-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
 ちょっと遠出をして、ブカから190キロほど離れたサン・ジョルジュという街でハーフマラソンを走りました。朝9時半スタートだったのですが炎天下、まっくろに日焼けしてしまいました。こんな暑いときに走るモノ好きは少ないみたいで、またまたラッキーに優勝。

 なんと、優勝賞品は!特大のフレッシュケーキ!!ケーキを賞品にいただいたのはランニング人生10年目にして初めてです。持ち帰る道すがら、駅などで人々の注目を集めました。

        

 ただでさえルーの田舎でアジア人は珍しいのに、それが大きなケーキ箱を大事そうに持っているのだから、「何ジャ、コイツハ?」みたいな感じですかね?お味もラズベリー味で、美味しかったです!!

 マラソン大会での様子はどこの国もおんなじみたいです。おんなじレベルくらいの人が知り合って、次の大会でもまた声を掛け合ったりすること~「キミ、先月ノDHLマラソン、走ッテイタネ。」。同じ地域で開催される予定のほかのマラソン大会の宣伝チラシが会場で配られたりすること~隣町での9月のハーフマラソンのチラシをいただきました~もちろん参加予定。会場に向かう車中で知り合いに合えば声を掛け合ってマラソン談義。「次、ドコ走ルノ?」は、きっとどこの国のランナーにとっても同じ挨拶なんでしょうね。

 今回宿を主催者手配のところにお願いすると、夏休み中の高校がマラソン宿として開放されていました。でも私たちの到着が遅かったので、女子部屋はすでに一杯。私は男女相部屋となってしまいました。教室のようなところにベットがしつらえてあり、6ベットルームですが広さは充分あります。マイダーリンはほかのランナーとも知り合いで、声を掛け合っています。「キミ、去年ノロッテリークロスデ優勝シテイタネ、覚エテイルヨ。」と私も声を掛けてもらってとても嬉しかったです。

 駅伝もあります。「チームリレー」って言っています。でも、たすきをつなぐのではなく、足首に巻いていたチャンピオンチップをそのまま手渡ししたり(=これは中継ロスがありますよね)、「おてて」でタッチしたりして、つないでいきます。

 今度の日曜日、45キロを走るのですが、同じ距離を4人でつなぐチームリレーの第1走者も兼ねることになりました。個人種目のゼッケンとチームリレーのゼッケン、2枚つけて走るのです。でも、第一目標は45キロ完走なので、絶対に飛ばしすぎないよう、ゆっくりペースを守ります!!個人種目の優勝賞金は200ユーロというので、こぞって実力者が参集いたします。わたしも頑張って走ってきます!


ブカの暑い夏

2006-07-26 | ルーマニア・ブカレストの日常
 ブカでは6月の最後の週に熱波に襲われ、1週間ほど気温が36~7度以上に上がり、お年寄りは脱水症状でばたばた倒れていたようです。夜も熱帯夜で、外気温30度、室内気温31度、なんていう日もありましたが、その後7月にはいっていったん気候は落ち着いたのですが、先週末からまた気温が38~9度以上に上がってかんかん照りが続いています。ヨーロッパの各地でも異常気象のようで、テレビでも話題になっています。とにかく、暑いです。 

 日本でもようやく梅雨が明けたようで、空けたとたんにかんかん照りとのこと。毎年毎年、異常気象、ということは、これが例年の気象なんですかね??

ルーマニア選手権、開催される 

2006-07-25 | ルーマニア・ランニング事情

 今日はブカレストの市街地にあるディナモ・スタジアムで開催されているルーマニア選手権の最終日。男女10000mの決勝があるので、バスと地下鉄を乗り継いで見に行きます。

 夏の暑い時期なので、男子決勝は午前8時15分スタート、女子は夕刻の19時30分スタートで行われます。ほかに今日のプログラムは午前中に男女400mの予選、これが11時前に終了したあとは19時まで中休み。

 夕刻19時から再開のトラック競技は女子400m決勝、フィールドでは女子円盤投げです。夕刻、といってもまだまだ太陽の照り返しは強く、19時現在スタジアム最寄の温度計はなんと38℃を指しています。 
 
         

 スタンドとフィールドの間にはフェンスがあるのですが、フィールド際まで待機している選手の様子をフェンス越しに見に行くことが出来ます。女子長距離選手はほとんど皆とても若く、ハイレグにトップスというセパレーツのいでたちが、体型は華奢だけれども手足がすらりと伸びて格好良いです。

 そんな中で「全国制覇2002」と日本語で書かれたTシャツを着た女子選手を発見。インターハイのときのもののようです。彼女に注目していると彼女もこちらに気づいてくれて、日本人であることがわかったのでしょうか、にこっと笑ってくれます。「私ハ、日本人デス、haide(=come on, cheers up,=頑張って)。」と声を掛けると、「私は日本で高校に行きました。」と日本語で返答。陸上留学していたんでしょうね。スタート時刻が迫っていたので、立ち話も出来ません、でも彼女の走りに注目しましょう。

 定刻にスタートした女子10000m決勝は、最初からどんどん飛ばす一人と、それに続こうとする2人、以下は集団でした。一人だけ極端に遅い選手が居ます、彼女のペースを400mのラップで確認すると1キロ4分をわずかに切るペース(=1周95秒以内)。これって私のペースじゃないですか~??

 先頭の選手が1周77秒のペースを刻み、陸上留学していた女の子も1周90秒を切るペース。そんな中で1キロ4分ペースの最後尾の選手はまるでジョギングに見えます。私もこの中に混じると、ジョギングにしか見えないんだと思う、ちょっと悲しいです。脚はもっと短いので、まったく見栄えもしないでしょうね。とてもセパレーツを着ることのできる体型ではないし・・・。

 さて、先頭のアリナ・ゲラシム選手はコーチが付いていて、1周ごとのラップを大きな声で告げています。14周までを1周77秒の確実なペースでぐんぐん走り、大きなストライドでものすごく力強いです。

 ラスト3000mくらいから少しずつペースが落ち1周80秒台になったものの大崩れなく33分20秒72でゴール、暑さの中ですが疲れた様子もなく倒れこむこともありません。途中まで単独2位につけていた選手は途中で止めてしまいました。午前中の男子のレースでも強い日差しの中、リタイアがとても多かったです。

 結局2位でゴールした選手は34分27秒、日本に陸上留学していた女子選手は後半キロ4分10秒くらいまでペースを落としたのですが39分28秒でゴールしていました。最終選手は43分余りのレースでしたが、最後まで一人で走り切りました。公式結果はこちら

        

 ほかに男子三段跳びにはオリンピック選手が出場していて、17mを超えるジャンプの連発にスタンドも大きく手拍子で盛り上げています。男子の走り高跳びは夜9時を廻る熱戦にナイター照明のもと行われました。

 男子1500m決勝の選手はさすがにトラックの格闘技、体のしっかりした選手が多かったですが、女子中距離選手はすらりとした体型です。

 シドニーオリンピック女子5000mチャンピオンのガブリエル・サボー選手も、ずっとこのルーマニア選手権を走っていたそうです。サボー選手も本当にすらりとした体型ですよね。サボー選手、最初は10000mを走ったりしていたそうですが、だんだん距離を短くして、5000m・3000m・1500mを走っていたそうです。シドニーでの14分40秒は現在もオリンピック記録です。

 日本で有名なルーの女子陸上選手といえば、圧倒的に、大阪国際女子マラソンを3連覇したリディア・シモン選手ですが、ルーではなんといっても美貌も兼ね備えたサボー選手が人気だそうです。「日本人ハマラソンガ好キダカラネ。」とマイダーリン。

 ヨーロッパではトラック&フィールド人気が高く、今日もスタンドに熱心な陸上ファンが詰めかけていました。とはいえ、圧倒的人気はサッカー。この競技場の前にいくつかの銅像がありますが、「走っている像」「円盤投げの像」とくれば、残る一体は「跳んでいる像」かな、と思うのですが、「サッカーボールを蹴っている像」が正解でした。このスタジアムもサッカーチーム「ディナモ」の本拠地になっていますしね・・・

        

ラビニアの仲間とBBQ

2006-07-23 | ルーマニア・ランニング事情
 今日のBBQ仲間は、先月のフルマラソンで知り合った女子3位入賞のラビニアとその仲間たち。ラビニアはルーマニア人ですがほかの人はドイツ人・スコットランド人・フランス人・英国人(=家はジブラルタル海峡の近くにあるそうです)・デンマーク人・中国人(=イギリス人のご主人とルーに滞在中)・アメリカ人(=カリフォルニア出身)と国籍雑多。みんな仕事でルーに来ている人ばかりで、共通語は英語です。

 1時間半ほどランを楽しんだ後、BBQが始まります。炭火を起こして、食事が出来上がるまで輪になって「初めて参加した人の紹介」~冷えたビールを開けていきます。

「ルーマニアデ何シテルノ?」~スコティッシュからの質問。
「食ベテ、寝テ、走ッテイマス。」~これ、ほんと。
「他ニハ何モシテイナイノ?」「仕事シテイナクテ、タダ、滞在シテイルダケデス。」
「飲ンデイルジャナイ!」~ドイツ人からのツッコミあり!
 
何度か飲み会に顔を出しているので、呑み助なのがばれているのです。「ソウデス、ソウデス、食ベテ、寝テ、走ッテ、飲ンデイマス。」で、喝采でした。
 
 そこから皆で歌を歌ったり一気飲みしたり。この仲間のイッキは、「・・・4・3・2・1、on your head」 と、ビールのカップを飲み干すと、カップを逆さにして頭の上に乗っけます。一番先に頭の上に乗せた人が勝ちなんですね。

 ルーでBBQといえばスパイシーなひき肉(牛&豚)を長細く丸めたミチを焼くのが定番ですが、今回のBBQは準備してくれたのがドイツ人ファミリー。ミチはなく、各種ソーセージが豊富でした。それとトン・ステーキ。大人たちが輪になってビールを空けている間に一生懸命焼いてくれたのは15歳の少年。暑い日の夕方なのでまだまだ暑さが残り、炭火の近くで顔を真っ赤にして次々ソーセージを仕上げてくれます。ん??よく見ると少年の片手にはビール瓶。

 「ドイツノ少年ハ、子供デモビールヲ飲ムノサ。」とマイダーリン。少年の横でお父さんも笑ってみているだけ。「彼、3本モ空ケテイタヨ。」とダーリンの観察力。でも、成長途中の子供にはやっぱり良くないと思われますが・・・?


ラビニアの仲間とON-ONラン&BBQ

2006-07-23 | ルーマニア・ランニング事情
 先週末からまた気温が36~7度以上に上がってかんかん照りが続いています。
そんな中を今日はラン仲間と夕方5時スタートで、1時間半ほどON-ONランです。5時スタートといっても9時過ぎに日没のブカではまだまだ太陽は頭の上。気温は37℃です。

 ON-ONランというのは、ゲーム性の強いファンランで、コースの際に記されたマーク(=白点)を頼りに走る道をたどっていきます。十字路に白丸が記されていればどちらかに曲がるということ。でもどちらかわからないので、勘を頼りに道を決めます。決めた道に白点が続いていなければ、反対側が正しい道ということになります。直進する場合もあって、3通りの道が可能性としてあるわけです。時々、「騙し」があって、白点がいくつか続いた先にバッテン。これは引き返せ、ということです。

 白点の続く道を見つければ、「ON-ON」(=オー、ノン)といいながらリーダーとなって走ります。十字路では「私、コッチニ行ッテミル。」「ジャア、僕ハコッチ。」と手分けして道を探すのですが、白点の続く道を誰かが見つけてくれるまでそこで立ち止まっている人もいます。曲がり道を矢印で記してくれている十字路もあります。

 土手や工事現場の資材置き場や、草むらやらトウモロコシ畑のあぜ道を走り、ひまわり畑に目を癒し鉄道の際を走り、途中のさくらんぼの木下でビタミンCを補給し、日照りの中を走ります。それでも走れるのは皆と一緒にゲームを楽しんでいるから。走った後には冷えたビールとバーベキューが待っているから。洋の東西にかかわらず、走る目的は一緒ですね~。

アンティークマーケットで拾い物

2006-07-23 | ルーマニア・わたしの日常

 昨夜はマイダーリンの仕事が遅く、夜更かしをしてしまったので今朝は朝寝坊。それでも11時過ぎから日曜朝恒例のアンティークマーケットに出かけます。外は余りにも暑そう。ダーリンは走っていく、と勇んで家を出ましたが、5分も経たないうちに帰ってきて、「暑スギル、走ッテイクノハ中止。トラムデ行ク。」とギブ・アップです。太陽の直射日光大嫌いな私は、最初から公共の交通機関で行くつもりでした。

 今日は何があるかな~、でも、出かけたのが遅いので、会場に到着したときには店じまいを始めているブースも多く、それでもマイダーリンはやっているお店を熱心に見て廻ります。ひとまわりして、ふと見ると昔の絵葉書がたくさん散乱しています。どうやら売れ残ったものをそのまま放置して帰ったようです。ほかの店では1レイくらいで売っている絵葉書ですが、この店の店主は所有権を放棄したらしい~お掃除も兼ねて拾い集め、かばんの中に頂いてしまいました。

 家に帰って整理してみると全部で50枚近くありました。絵葉書のほかに絵カード、昔の古い写真などもあって、白黒。それなりの額に入れるとアンティークがよみがえりそうです。拾い物も出来るなんて、やっぱりアンティークマーケットめぐりはやめられません。