ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ロシア・モンタナをユネスコの世界遺産に!

2017-08-28 | お出かけ先のナイススポット


ルーマニアの紀元前からの金山、ロシア・モンタナをユネスコの世界遺産に!貴重な鉱山からは今もカナダ資本で金が採掘されています。自然を守ることは、次世代に残せる唯一の意思。



そのためにも、カナダ資本に良識を訴えなければなりません。いまのところ、町中をきれいに整備しつつ、鉱山博物館に観光客を呼び、良いところばかりを見せてくれていますが、いざ何か事故が起こった時どこまで対処してくれるのでしょうか。金が掘りつくされ採掘権が切れた後、町はどうなっていくのでしょうか。



ロシア・モンタナマラソン大会初の『大会アンバサダー』となったので、各地へ出かけるときには大会Tシャツを着て行ってアピール。日本人の私が、『ロシア・モンタナの自然を守ろう』のTシャツを着ているのが物珍しいらしく、「ロシア・モンタナへ行ったの?」とよく声をかけられます。

ルーマニア人の多くが、自国がすでにロシア・モンタナ金山の利権を売り渡してしまったことを知っています。
「知っているよ、でも、もう僕たちには何もできないよ。」と諦めているだけ。
「他国資本のすることは、信用できないよ。利益のほとんどをかっさらって行って、後のことはどうなるんだ、ひどいな。」と顔をしかめているだけ。

ロシア・モンタナが世界遺産になってもおかしくないほどの紀元前の金山遺構を持っていることも、良く知られています。
「あの金山は、紀元前から古代ダキア、つまり僕たちのものだ。でも、世界遺産になるかな?それはちょっと無理だろう。」と、無関心。



古代ダチア人がこの金山を持っていたがゆえに、西からローマ帝国に攻め入られ、ダチア王国は滅んでしまいました。ルーマニア人がラテン系、となったのは、ローマ帝国に攻め入られ、ここから古代ローマ人と混血が進んだから)。

その後も、ルーマニアの国土であるこの金山ゆえに、マジャール族、タタール族、フン族などに攻め込まれ、中途の歴史を示す文献すら見つかっていません。

しかしながら、ロシア・モンタナ金山は紛れもなく古代ダチア人が最初に開発し、金を掘り起こしたところ。古代ダチア人はルーマニア人の先祖、つまり金山はルーマニアのものなのです。


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オラデアの野外図書館

2016-04-13 | お出かけ先のナイススポット

 
外を渡る風が気持ちよい季節。旅先のオラデアで見つけたのは。
 


市内中心部の公園を歩いていると見かけるこの大木に、その幹に何かフレームの飾りかな、と思ったら、「蓋をあけてごらん。」
 


中には一冊の本、この日見つけたのは『アダムとイブ』。誰でも自由にここから本を借りて、読み終えたらまた返しておくそうです。期限は特になし。そして誰でもここに本を寄贈することもできるのです。
 


次に訪ねるときには、日本の絵本を忘れずに~文字ばかりの書籍だとほとんど誰も読めないだろうし、絵本なら絵を見て楽しめるから。日本の昔話がいいかな、それとも良く知られている海外の童話がいいかな。



絵を見るだけで「あ、このお話は親指姫だ。」などと判ってもらえると、楽しいな。




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オラデア探訪

2016-04-12 | お出かけ先のナイススポット


Amintiri din Oradea.
Dupa alergarea Maratonul Cluj saptamana trecuta, am vizitat prietena mea veche din Oradea.
Atunci cand vizita?i Oradea, nu ratati Biserica cu Luna si Gradina Ciuperca.



先日、クルージュマラソンを走った後、旧友と合流してオラデアへ。



初めての都市、落ち着いた街並み



ハンガリーとの国境ちかくに位置し(わずか13キロ)、中世からオーストリア・ハンガリー帝国支配時代の影響をうけた歴史ある建物がきれいに改修されています。
 


ハンガリー語表記の市の名称、「ナジヴァーラド Nagyvarad」もいたるところに見られます。



オラデア要塞(Cetatea Oradea)、五角形の要塞が改修の真っ只中。



敷地内にはオラデア大学の視覚芸術学部がありますが、テラスやレストランなども設けられるように。



時計仕掛けで動く月を携えた「月の教会」(Biserica cu Lun?)。







天文時計が月の満ち欠けを教えてくれ、この日は細い三日月。



歴史的な建物でもある市庁舎。



エントランスも豪華。中庭であった部分に市民サービス部署が増築され、皆さんてきぱきと仕事をこなしています。というのも、口元のマイクロフォンは、窓口で係員の声がよく聞こえるためのものですが、会話内容はすべて録音されているそうです。ぞんざいな言葉遣いなど、厳禁。



街の中央を横切るようにして流れるクリシュル・レペデ川。



ここからは旧市街へ。



歩行者専用の吊橋にロマンチックなカップルが南京錠をくくりつけると、瞬く間に愛の名所に。



ほぼ新装成った「キノコ丘公園」(Gradina Ciuperca)からは、町が一望。その丸い形から、キノコを連想するのは容易。麓に5月完成予定でウォーターパークの工事が進められているけれど、まだまだ外溝部分が進んでおらず、オープンはずれ込みそう?
 


市中心部からわずか10キロはなれたところには、バイレ・フェリックス(Băile Felix=フェリックス温泉)、水着着用のスパリゾートは、ビジターでも3時間30レイから利用できます。バス便あり。




 
オラデアを案内してくれたのは、旧知の友人アンジェラとそのご主人。彼女と知り合ったのはちょうど7年間、クルージュに向かう国鉄の中。8時間ほどの道中、同じコンパートメントで旅をし、話し込み、当時彼女もブカレスト在住であったことから、お互いの旅を終えてからも市内で出会い、同い年であることを知りました。
 
その後ご主人の転勤で2012年にオラデアへ、会う機会も難しくなったかな、と思っていたのですが・・・。ご主人が最近マラソンを始め、4月のクルージュマラソンを初マラソンの舞台に選び、オンラインで確認できる参加者リストの中に私の名前を発見して「ヒロコがクルージュまで来るよ。」「ぜひその後オラデアに招待しましょう。」と、メールをくれたのです。
 


オラデアの郊外に一軒家を購入し、庭にはとりどりの花、たくさんの鳩と堂々たるドイツ犬(名前はDufiくん)と暮らしながら、高校教師も続けている彼女。5年ぶりの再会に感謝。




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グルジアってどこ?

2014-09-12 | お出かけ先のナイススポット

 
わかりやすい地図を見つけたので、こちらでご確認を。ルーマニアからすると、黒海の海向こう、つまり黒海の西端がルーマニアなら、東端がグルジア。日本語ではグルジアですが、ルーマニア語ではジョルジア、Georgiaと綴ります。
 
これはアメリカのジョージア州と同じ綴り、ルーマニアのラン友にも「Marathon in Georgia? In the US??」と勘違いする人も。表記どおりに発音するルーマニア語では、綴りが同じなら同じ発音になります。
 
上の写真は、トルコ航空のイスタンブールから日本へ向けて飛ぶルート。私がいつも、東欧からさらに東へ航路をとる飛行機で日本へ帰省するので、「危ないところの上を通るんじゃないの?大丈夫?打ち落とされたりしない?」と、オランダ発のマレーシア機が撃墜された事件を受けていつも心配してもらいます。
 
トルコ航空はイスタンブールから東へ出発するので、黒海の南端を横切るルート。ウクライナの上空はかすめもしません。撃墜なんてそうそうあることではないし、飛行機事故もあってはならないこと。はたまた、墜落が怖くては飛行機に乗れませ~ん。

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Landscape of Sapporo

2014-09-01 | お出かけ先のナイススポット


まずは札幌駅。ここの駅の寒暖計は、上・下に30℃ずつ。つまり、マイナス30℃からプラス30℃。これって大阪では余り見かけない。

夏はさわやかで過ごしやすい気候だけれど、冬の札幌は過酷。12月から3月まで、地表に積もった雪が消えないそうです。道幅が広いのは、除雪した雪を端の一車線に積み上げておくため。

ブカレストでも同じように氷点下に気温が下がり、雪も降るけれど、「大雪だ=」と言うのは1ヶ月くらい残る雪。冬の間ずっと雪が残ると言うことは、ありません。ものすごく降る年もあるけれど、まったく積もらない年もあります。雪が降ると銀世界で綺麗、でも、アイスバーンになったり溶けかけてびちょびちょになったり・・・、もう夏も終わり。



大通公園から見るテレビ塔。昨日のマラソンで、このテレビ塔の時計で、スタート1分前からカウントダウンがあったそうですが、待機列の後ろのほうにいたので、まったく見えず。オーソドックスなモデルの電波塔、いい形。



向こうの山の中腹に見えるのが、大倉山ジャンプ場。昨日、上にあがってみたけれど、文字通り札幌の町に向かってジャ~~ンプ。



赤レンガの北海道庁。昨日のマラソンでこの前を通ったはずだけれど、すでにふらふらで、とおりの横に眼をやって見ることが出来ませんでした。



最後の一枚は、帰りの飛行機の中から見た夕焼け。てっぺんが平らで富士山みたい。でも、新千歳空港とびたってまもなくの風景です。きれいな街でした、札幌。

追記:
あとで夕張在住の友人からいただいた情報
>北海道新聞にひろこさんの名前のってました。

総合100位まで載せてくれるって知らなくて、翌日まで札幌に居たのに新聞をみる機会がありませんでした、残念。


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3度目のサ・ラン・チェ

2014-04-06 | お出かけ先のナイススポット


3度目の投宿となったサ・ラン・チェは韓国式の古民家をそのまま利用したゲストハウス。



広い中庭を取り囲むようにして、いくつかの棟があり、居室になっています。居室は一間で、ふすまと板戸の扉だけれど、オンドルがあってほのぼのと温かく過ごせます。



純韓国風の宿を求めて泊っているお客さんたちも欧米人が多いです。



春の日差しの中でゆっくり中庭で読書している欧米人がいたら、彼らのバカンスの時間の過ごし方がいかにゆったりしているかを垣間見ることが出来たりします。



このあたり古くからの居宅が立ち並ぶところ、すぐ近くに同じような古民家を改造した韓国レストランもあります。

 

自由に使える台所と食堂は広く、朝食はパン・卵・バター・ジャム類が出され、自分達で自由に調理していただきます。コーヒーと紅茶、ウォーターサーバーは24時間サービス。
 


雰囲気のよさ、オーナー夫婦のつかず離れずのもてなしが、気楽に泊れる大事な要素。そしてわたしにとって忘れられないエピソードがあります。それは最初に来たときのこと、2008年でフルマラソンの参加。

その年、日本では不調が続いていたけれど、3時間13分で走り3位に入賞(記事はこちら)。このときの副賞に商品券をいただき、それがかなりたくさんあったのです。金券だということはわかったけれど、全部韓国語で書いてあったのでどこで使えるのかすら判りません。

オーナーの奥さんに見せたら、すぐ近くにある農協の商品券だと言うこと。「わたしにはたくさんありすぎます、使えるかしら?」とつぶやいていると、奥さんが「うちはいつも農協で買い物をしているから、宿代をそれで払ってもいいわよ。」と、金券を受け取ってくれたのです。しかも額面そのままで。さらに持て余していた何枚かを、お札に代えてくれたのです。もちろん手数料なし。残りの金券をもって勇んで農協で買い物、そのときのお土産は一番豪華でした♪
 


こんな親切に出会ってすっかりここが気に入り、慶州に来るときはかならずここ。もちろん手土産を忘れずに。
(サイトから直接英語で予約可)


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3度目の慶州、キョンジュ(Gyeongju)

2014-04-04 | お出かけ先のナイススポット


大会が土曜日開催なのでフライトの都合で木曜日から現地入り。釜山空港到着が夜の9時過ぎ、外は雨。10時の最終の高速バスで慶州へ移動。宿は定宿のサ・ラン・チェ、3度目の投宿となったのでオーナー夫妻もよく覚えていてくださり、深夜11時半を廻って到着するわたしのために横のくぐり戸を開けてありました。
 


サ・ラン・チェは韓国式の古民家をそのまま利用したゲストハウス。居室にオンドルがあってじゅうぶん温かいです。



この週末、大阪も冷えるようですが、慶州もちょっと肌寒いです、夕刻から出かけるのにダウンジャケットを着ていきました。



韓国料理の定番でカーボローディング。明日はハーフマラソン。



外国人に説明するときは、「korean pizza」などというけれど、韓国風チヂミ。大好き!



これも忘れず、白い液体はマッコリ。走り終わったら、激辛のコース料理を食べに行きま~す。

My plates for this evening with something white in a glass.
Rolled rice in dried laver, it looks like SUSHI, but in Korean style. They use simple rice in place of vinegared rice. 2nd plate is Korean pizza known as "Tizimi”.
And Korean rice wine, "Maccori", NOROC!!


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香港到着

2014-02-14 | お出かけ先のナイススポット


金曜の午前便で、香港到着。この週末天気が荒れ関東方面大雪。羽田から出発の時、羽根に積もった雪を取り除く作業だけで飛行機は無事離陸、到着した香港は、暖かい==。

HKといえば、高層ビル。ところが大気汚染がひどく、あらゆるものが、かすんで見えます。
こんな中でフルマラソン走っても、健康に影響は無いのだろうか??


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ルーマニアのスキージャンプ台

2014-01-07 | お出かけ先のナイススポット

 
ルーマニアの最大級のスキージャンプ台といえば、ルシュノフ(Râșnov)郊外カルブナリ谷(Cărbunarii Valley)に出来た90メートル級のジャンプ台。これは、昨年2月のヨーロッパ冬のユースオリンピック(European Youth Olympic Winter Festival)を開催するために、その前年の2012年にオープンしたもの。
 


もともとルシュノフには1936年建設のジャンプ台がありました、それをルーマニア人建築家が再設計し、近代的な設備になったのです。



ティンティナ(Tintina)にある110メートル級ジャンプ台はすでに使われなくなっているので、ルシュノフの90メートル級ジャンプ台が国内最大級。ジャンプ台レコードはユースオリンピック開催期間中の100.5メートル。
 


ジャンプ台は大小あわせて4つ。夏でも使用できるように、プラスチックマットや投光照明施設、リフトや人口降雪機も装備されています。このプロジェクトには、推定1500万ユーロの投資、ルーマニアの地域開発観光省とオーストリアの石油会社OMVの間の官民パートナーシップによって実現しました。
 


2013年のヨーロッパ冬のユースオリンピック(開催期間2月17日~22日)のホストシティはブラショフ(Braşov)、そしてその近郊都市で各種競技が行われました。45カ国から910人の選手達が参加、競技種目は37種目。ルーマニア選手団は金ひとつ・銀ひとつ。
 


マスコットは、こげ茶色の毛皮が特徴のカルパチアン・ベアー。記念にひとつくらいグッズが欲しいけれど、1年後の今シーズンに訪れたときには、な~んにも物品販売がありませんでした。商売っ気がないです、ルシュノフの人たち。


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