ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2007年10月号目次

2007-10-31 | 目次


A table of contents:

2007-10-01 ルーマニアの秋
2007-10-02東京女子マラソン、ペースメーカー希望
2007-10-02日本のビザ申請
2007-10-03ルーマニアでも菊
2007-10-04 3キロの小包発送
2007-10-04分別収集用ゴミ箱、お目見え
2007-10-05蜂も一緒に買ってきた
2007-10-06テラスは冬支度
2007-10-07ブカレストの紅葉
2007-10-07クロス・ロッテリー3連覇
2007-10-07ゴールに横入り
2007-10-08 7000人参加のマラソン大会?
2007-10-09 ブドウの葉に包んだサルマーレ
2007-10-10オボール蚤の市
2007-10-11まだまだスイカ
2007-10-11週末は再び2連戦
2007-10-12いざ、ヴゥルチャへ(移動編)
2007-10-12ヴゥルチャからオルネシュティへ
2007-10-12宿泊無料のマラソン大会
2007-10-13鉱泉の保養地オルネシュティ
2007-10-13ヴゥルチャへの20キロレース
2007-10-13 20キロレースの翌日は?
2007-10-13夜行列車で8時間
2007-10-14ティミショアラの朝
2007-10-14 2連戦は20キロ+42キロ(速報版)
2007-10-14 AIMS公認第8回ティミショアラ・マラソン
2007-10-17ティミショアラのお友達
2007-10-18あほは風邪引かん
2007-10-19ツアー・エキスポ
2007-10-20日本のビザ取得
2007-10-21冬支度
2007-10-22初雪が大雪
2007-10-23井の中の蛙、大海も知っている
2007-10-23 ルーマニア人偽警官、豪州にあらわる
2007-10-24秋の味覚、グツヤ
2007-10-25洗濯のできない日
2007-10-27最後の金メダル
2007-10-28 1時間、得?した日
2007-10-29この写真でも見てリラックス
2007-10-30「オ金、チョーダイ。」


「オ金、チョーダイ。」

2007-10-30 | ルーマニア&あちこちで・びっくり
ルーマニアで生活されていた人から、コメントでいただきました、
>バスを待っていると学生風の若いロムン(=ルーマニア人男性のこと)が
>「君、日本人?お金ちょーだい!」
>僕「ちょ、ちょーだい?」って・・・。
 
わたしがよく出会うのは、ロムン、ではなくてチガンたち。ロマ人、ジプシーたちです。子供も少女も手のひらを胸の前に差し出し、お腹がすいているの、パンを買うお金をちょうだい、などと言ってきます。もちろんいつも、シッシと追い払います。ナイフを持った暴力的な輩ではありません。



(上の写真はルーマニアの高額紙幣、500レイ=約25000円、ミハイ・ヨネスクが絵柄になっています、39歳で亡くなってしまった詩人。)
 
でも、先週のマラソン大会でこんなことがありました。走り終えた中学生~高校生くらいの少年達。

「君、中国人?」「違ウワ、日本人ヨ。」、「ルーマニアニ、住ンデイルノ?」「ブカレストヨ。」、「名前ハ?」「歳ハ?」、などなど、いつも最初に出会う子供たちとは同じ会話。

私のデジカメを見て、「僕達モ写真ニ撮ッテ。」~撮った写真をディスプレイで見せてあげるとご満悦。「メールデ送ッテ。」「イイワヨ、アドレス教エテ。」と差し出すメモ帳。

輪は大きくなり「日本ノカメラ?」「ソウヨ、ソニー。」etc.、と話は続いていたのですが、突然やって来た一人が私のポーチを覗き込み、「オ金、チョーダイ。」、「チョ、チョーダイ、ッテ??」~コメントでもらったのと同じ反応になってしまいました。
 
「ヒロコ、コッチニオイデ。」、近くに居たラン仲間ビクターが、聞き捨てならないと語気を強くして呼んでくれました。マイダーリンも居て、同じくポリスマンのミハイも居ます、二人揃ってポリスマンらしく少年に向かって叱り付けています。

「少年ニ、何テ、言ッタノ?」、あとで尋ねてみました。そんなこと、軽々しく言うもんじゃない、冗談でもそんなことを言ったら、逮捕されるぞ、と。ナイフを持ってその言葉を言うと、立派な犯罪だ、と。

外国から来た人に対して、しかも日本はリッチ・カントリー(=豊かな国)と理解されているのでその日本人に向かって「オ金、チョーダイ。」とは何たることか、ルーマニア人として誇りを持て、という意味をこめて叱っていたのでしょう。
 
一緒に居た少年達がみんな口を揃えてそう言ったのではありません、一人の口から付いて出た言葉です。ほとんど冗談だと思いますが・・(ちょっとびっくり、反応できない・・)、冗談でも心のこもった冗談を。ルーマニア少年の、心よ、育て。


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この写真でも見てリラックス

2007-10-29 | ルーマニア・わたしの日常


ブロックハウス地上階(=日本で言うところの1階)の住人、ビリーちゃん。1歳半くらい、いつでもこの出窓のところで寝そべっています。

さすがに寒くなってからは「ビリーハ、カロリフェール(=中に温水を通して温める暖房器具)ノ上デ寝テイルヨ。」と同居人のおじさんからのお知らせ。家から出ないので運動不足、とっても見事に太っています。ころころのさわり心地。
 
この日(26日)は菊を教会にお供えしてお祝いするルーマニア正教の祝祭日。その日、教会を通りかかると、教会からお下がりの菊もいただきました、通りすがりのおばあさんが、「あなたにもどうぞ」と下さったもの。きっとこういう風にして、菊を少しずつおすそ分けしてお祝いする日なのかな?
 
宗教的な意味が良くわからないけど、わたしは菊を買って帰りました、菊は日本の菊とおんなじ



そして菊をビリーにおすそ分け。
 


ふむふむ、と見ていて、おもむろに、大あくび。



そういうネコちゃんです。


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1時間、得?した日

2007-10-28 | ルーマニアの新聞記事より


10月第4日曜日の深夜1時からルーマニアでは冬時間に切り替わりました。時計をサマータイムから1時間遅らせ、日本との時差は7時間遅れに。
 
かくいうワタクシ、サマータイムの女、昨年は冬時間に切り替わる前に日本にスタコラサッサ、ルーマニアの冬の寒さを避けて帰国していたのです。今年はサマータイムに切り替わった日にルーマニア復帰、日本との時差マイナス6時間でした。
 
私にとってははじめての時刻の切り替え。マイダーリン、寝る前に「明日カラ、冬時間、時計ハ1時間遅ラセル。」と簡単に説明。ふむふむ、土曜日の新聞には「1時間、たくさん寝る事ができる日」なんて書かれています。
 


と言うわけで今朝は8時半になるまで寝ていました、サマータイムだと9時半です、大変な朝寝坊。時間が切り替わったことで、朝が早くあけるように感じます。でも、日没は早くなりました、5時半でもう真っ暗。冬は早く日が暮れるのです。ルーマニアの冬は長いです。

それとワタクシ的にびっくりしたのがPCの右下隅の時刻表示、何も操作しないのに自動的に切り替わっていました。今使っているこのPC、ルーマニア仕様!


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最後の金メダル

2007-10-27 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
この2週間、重い脚に痛いところが続出でほとんど走れずウォーキングの日々。ノルディック・ウォーキングポールを両手に携え歩いていると「雪、降ッテナイケド??」「道デ、スキーシテルノ??」「山登リノ練習??」とあきれられ、「チャイナ!」以上に、良からぬ輩にからかわれる日々。

ここルーマニアではノルディックポールを扱っているお店なし、というわけで国民はノルディック・ウォーキングを何であるか知らず。日本では最近のランニングブーム・ウォーキングブームで、かなり普及してきているかな?
 
今日は気分直しにラン仲間に誘われてCrosul Volantari(クロス・ボランタリー)、ブカレスト北東郊外のボランタリー地域で行われるクロス。今回が第1回大会で、私のところに開催が伝わってきたのは昨日の夜。大会情報はほとんどみな友人からの口コミ。走る距離は2キロ足らず、と言うので、痛いところにフタをして参加。
 


地元の子供達が多く参加、一人ひとりに立派な完走証が配られるとあって表彰式ではみんな輪になってどんどん前へ。何度も「子供達、モット下ガリナサイ。」と言われつつ、自分の名前が呼ばれてディプロマ(=賞状)がもらえるのが楽しみな子供達。
 


ちょっと大きなジュニア達も賞状をもらって大喜び。



ブカレストのラン仲間、老いも若きも(ベテランもジュニアも)大集合。顔を合わせるメンバーはいつもほぼ一緒、レース参加が好きな人たち。そして私も、今年のルーマニアで最後の金メダルとなりました。

井の中の蛙棚の下のボタモチを拾い集めている場合ではないです、東京国際女子マラソンまであと3週間。


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洗濯のできない日

2007-10-25 | ルーマニア・わたしの日常


明日から3日間、我が家では洗濯ができません。ルーマニア正教(=オルトドックス)の家庭にはほぼ何処のお家にもオルトドックス・カレンダーがあって、明日から3日間、聖なんとかの日、が続く赤印の日です。

上の写真は我が家のお姑さんのカレンダー・ブックレット。赤印、と言っても宗教上のことなのでナショナル・ホリデー(国民の祝日)ではありません。

この、sarbatoare(=feast、祝祭日)の日には洗濯をしてはいけないのがオルトドックスの教え。日曜日はすべてsarbatoare、時々土曜日もsarbatoareに当たります、今回のように金曜日から連続しているときもあります。

でもマラソン大会はたいてい日曜日。あせをかいたユニフォームなどはその日のうちに洗濯しておきたい私。最初この教えを知らずに日曜夕方にせっせと洗濯、それを見たお姑さん、「Oh, my god, 南無阿弥陀仏」みたいな感じで、十字架を胸の前で3回切って拝んでおられました。

そのときはマイダーリン「ヒロコハ、仏教徒ダカラネ。」と助け舟を出してくれましたが、この家のなかでは「日曜日=禁洗濯の日」となりました。時々今回のようにsarbatoareが続くときもあるので、そのたびにお姑さんから「明日ハ洗濯ヲシテハ、イケナイ日ダカラネ。」と毎回教わっています。

ダーリンはそんなことはまったく気にしないので、一緒に遠征に行ったときなど、日曜日のレースのユニフォームをその日のうちにホテルで洗濯することもあります。
 
と言うわけで今日は洗濯の日。衣類の入れ替えを進め、洗濯機を廻し、手洗いもしました。朝は少し霧もかかっていましたが、午後からは晴れわたり洗濯日和。
 

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秋の味覚、グツヤ

2007-10-24 | ルーマニアのご馳走


ブカレストの市場にも並ぶようになりました、このでこぼこの果物は?gutuia(グツヤ)といいます。先々週ヴゥルチャへの道中、ディアヴァレーあたりのロードサイドで農家の人が売りに来ているところで初めて出会いました。こちらの写真の、中央に並べられているのがグツヤ。
 
「ドンナ味カナア?」「食ベテ見タラ?」、「ジャア、1キロ下サイ。」、「チョット待ッテ、1個デ充分ダカラ。」~マイダーリンの勧めで1個だけ、買ってみました。りんごよりもかなり大きめ、どっしりしています。1キロ当たり3レイ、1個だけなので1レイ。
 
早速かぶりついてみました、もちろん皮ごと~!?う~ん、この味?!とても酸っぱいです、渋みもあります、果肉はりんごのような色をしていますがかなり硬いです、果汁が少なくてカシカシした感じ。「ソレガ、グツヤノ味ダヨ。」とダーリン。

「1個デ充分」、というわけが判りました。とても丸ごと一個は食べられないです。食べかけをそのまま残しておくと、りんごのように切り口が茶色く変色してきます。
 


今週また、マリアンのところからもらってきました。マリアンの田舎の庭で採れたグツヤ。味は同じ。丸かじりするのではなく一口大に乱切り、塩水をくぐらせておくと色も変色せず、一切れずつ食べると結構おいしいかも?この果物の渋酸味、とても体に良さそうな?

 
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ルーマニア人偽警官、豪州にあらわる

2007-10-23 | ルーマニアの新聞記事より
先週の新聞によると、ルーマニア&日本の絡んだ事件がオーストラリアで発生。記事はほんの数行でしたがマイダーリンが見つけました。
 
『オーストラリアでルーマニア人が警官を名乗り、路上で日本人観光客にパスポートや財布の検査をすると持ちかけ、スキを見て現金を盗んだ。』と言うもの。ルーマニアのガイドブックにはよく書かれている偽警官の手口です。オーストラリア警察当局により犯人はすぐに捕まっています。
 
が、マイダーリン「日本人、馬鹿ダネエ、簡単ニパスポートヤ財布ヲ差シ出スナンテ。」、ワタクシ反撃「コノ国ナライザ知ラズ、オーストラリアハ日本ト同ジ島国デ、治安ガ良イ、ト信ジラレテイルノヨ。」



警察官であるマイダーリン、断言しています、「路上デ何モ無イノニ、警察官ガIDヤ財布ヲ調ベルコトハナイヨ。」、何処の国にいても注意を怠らず。安全を信じるのはいいけれど過信しないように。

さらにダーリン、「ルーマニア人モ、スゴクナッタネ。」「ナニガ?」「南太平洋ノ国、オーストラリア、アンナニ遠クマデ行クナンテ。」、共産主義の時代には自由に国外に出ることすら出来なかったルーマニア人、その後も同じヨーロッパ圏内ですらインビテーション(渡航先からの招待状)が必要であったり、事前のビザ取得が必要であったり。渡航費も平均月収から見るとかなりのものになります。

どこの国へもほぼ自由に旅行することの出来る日本のパスポート。外に出てみると諸国の中での日本、日本のあり難さがよく判ります。

上の写真は、ルーマニア警察が作成した旅行者に注意を促すパンフレット。これはフランス語版。両替は正規の場所でするように、路上でのニセ警官対策に警察官のIDバッチも載せてあります。


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井の中の蛙、大海も知っている

2007-10-23 | ルーマニア・ランニング事情
 

ランニング人口の少ないルーマニア。先週のティミショアラ・マラソン、男子で3時間を切ったのは5人だけ。「タッタノ5人ダヨ。」~マイダーリンも自嘲気味。大阪国際女子マラソンでは60人以上がサブスリー(=42.195キロのマラソンを3時間以内で走ること)するのを知っています。
 
しかも私のタイム、3時間30分を越えています~「コレジャア、東京国際女子マラソンノ、市民ノ部ニモ出ラレナイワ。」(=参加資格タイム3時間30分以内)
 
昨年、ルーマニアから帰国してすぐに東京国際女子マラソンを走って、こんなにもたくさんの女性が出走していること、途切れのない女性ランナーの隊列に自分も混じっていること、武者震いとともにわくわくした気分になりました。やっぱり大勢で走るほうが楽しい!
 
東京国際女子マラソン、今年も走れることになりました。今年は例年以上に参加申し込みが多く、抽選か選考かと言われていたのですが、参加承認の通知書が大阪の実家に届きました。

資格タイムをクリアーしていても走れない人もいるみたいで、私に与えてもらった機会に感謝、そしてまたあのコースをたくさんの女性ランナーと一緒に走れるのはとても楽しみです。
 
市民の部が設けられるようになって女子だけの単独マラソンの最大規模を誇る東京女子マラソン、是非ずっと続いていってほしいです。
 
一番上の写真はティミショアラ・マラソンの完走メダルとチャンピオンチップ。チップは記念に持ち帰りできます、記念チップはいつもメダルと一緒にアレンジ。昨年はこのマラソン、スポンサーが充分に集まらずチップの中央部分に何も付いていない単なるチップでした。今年はスポンサーが集まり、記念チップとなりました。頑張れ、ティミショアラ・マラソン。


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初雪が大雪

2007-10-22 | ルーマニアの新聞記事より
ブカレストでも先週後半から寒い日が続いています、そして日曜日未明からの断続的な雨風。冷たい雨は今日も降り続き、最高気温は8℃。
 


この雨、山のほうでは雪になりました。プラホヴァ・ヴァレィからカルパチア山脈あたり、テレビのニュースで見ていると国道に除雪車も出るくらいの積雪です。夏に何度も訪れたブチェジ山のスフィンクスもきっと真っ白。あっという間に冬がやってきました。
 
昨年のルーマニア、8月末に初冠雪あり、10月中旬に全土で氷点下の気温を観測したのですがその後は暖冬。今年は長期予報で寒い冬が予想されています。

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