ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

リディア・シモン選手の質問

2007-01-27 | 日本でランニング
 大阪国際女子マラソンのオープニングパーティでルーマニアからの招待選手リディア・シモンさんにお目にかかりました。昨年のパーティで「春ニルーマニアニ嫁グコトニナッテイマス。」と自己紹介してびっくりさせてしまったんですよね。そんな日本人のことをちゃんと覚えてくださっていて、「イツ、ルーマニアカラ帰ッテ来キタノ?」と、大阪での彼女の通訳のエレナさんも交えて、話しかけて下さいます。

 「ルーマニアハ、走ル所、アリマスカ?」~シモン選手、じきじきの質問です。
 この質問には、う~んと詰まりました。実際問題、市民ランナーとして走る事を楽しむ環境は日本のほうが格段に整っているからです。

 「野良犬ガイッパイイテ危険ダシ、道路ハ穴ボコダラケ。街ヲ歩ケバ中国人ニ間違エラレテ、チャイナ、トカラカワレマス。首都ブカレストハ平原デ、山ハ無ク、山ニ行クニハ300キロモ電車ニ乗ラナケレバナラナイデス。」~思わず、シモン選手に訴えてしまいました。
 「ソウデショウネ。」~そんな母国の事情をシモン選手はご存知なのでしょう。

 「日本のほうが良いでしょう?」~大阪在住20年以上になる通訳のエレナさん。
 これにもう~んと詰まってしまいました。答えは大きくイエス、わたしは大阪在住45年以上、私にとっては、やはり慣れているところが一番です。でも、せっかく出かけたルーマニアです。

 「ルーマニアデ慣レナイコトモ多イデスガ、ランニング友達ハ皆、良イ人達デス。」
 「ソウ、走ッテイル仲間、居ルノネ。」
 「ハイ、ダカラ、マラソン大会デ、my husbandニ出会イマシタ。」
 シモン選手も通訳のエレナさんも納得。ランニング人口は決して多くないルーマニア、それでも熱心に活動しているランナーはいるのです。

 「Success!(=スクチェス、ルーマニア語で、頑張ってね!)」「Good luck!(=これは英語です、グッドラック!)」と翌日の健闘を祈りあいました。 

 写真は、オープニングパーティにて、壇上で紹介される招待選手。マイクを持っているのがルーマニア語通訳のエレナさん。


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大阪国際女子マラソン・走友の欠場

2007-01-27 | 日本でランニング
 走友から大阪国際女子マラソン欠場の知らせがありました。今年51歳になった彼女、4年ぶりに参加資格記録を突破し、国際レース復活の快挙なのに。年末には400mトラックを100周して40キロのペース走をこなし、その後も20~30キロのペース走を続けていたと言います。

 直接の起因は足の裏に出来たマメ。先週ついに外科的手術を受け、快方に向かっているとのことですが、それまで痛みのために十分にペースを上げて練習できなかったと言っています。

 「私はね、納得いく練習が出来なければ、国際女子マラソンに出たくないの。」
 彼女は語ってくれました。きちんと段階を踏んで積み上げていくべきマラソン練習、それに真摯に取り組んできた彼女は、最後まで自分に厳しい姿勢です。本人がきっと一番辛く、苦渋の決心なのだと察すること出来ます。

 それに比べてなんと自分に甘いわたし。練習代わりと称して次々レースに参戦し、「今日は脚が走りたくないと言っているから。」などとジョグをサボること、多々。今週水曜日のペース走もペースがうまくつかめずわずか3キロ(=13分25秒)で中止。

 明日のレースも、ペースが維持できずどこかで関門に引っかかるおそれもあります。大阪城内28キロあたりの関門が危ないです。それでも明日は出走したいです、たくさんの輝いている女性ランナー、多くの沿道の人たちからきっと元気をもらえると思うからです。

 途中苦しいペースになりそうですが、「気持ちよさそうに走っていたね。」と終始、言ってもらえるような、そんな走りをしたいです。わたしにとっては10回目のエントリーとなる大阪国際女子マラソンですから。

 写真は、女子マラソンが近づくと大阪市内に掲げられる交通規制の看板。
これをいつものジョグコースで見かけるようになると、いよいよ近づいて来たな~と武者震いしてしまいます。


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