ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

2007年9月号目次

2007-09-30 | 目次


A table of contents:

道に迷いながらもゴール! 2007-09-01
アフターランはナチュラルワイン 2007-09-01
帰りはヒッチハイク 2007-09-02
お土産の林檎 2007-09-03
ネットカフェで寝泊り 2007-09-03
ルーマニア秋模様 2007-09-04
ローマ土産 2007-09-05
秋の空 2007-09-07
ファイヤーマン・クロス 2007-09-08
救急の日 2007-09-09
ITコピー天国、おかげでパソコン復旧 2007-09-10
難あり、今年のルーマニア 2007-09-12
こだわり関西人の味 2007-09-13
ブロックハウスでBBQ 2007-09-14
ルーマニアの色野菜 2007-09-15
ブランドコピー天国、ルーマニア 2007-09-16
ヌーディストのマラソン大会!! 2007-09-17
9月から新一年生 2007-09-17
ルーマニア語学習本 2007-09-18
色づき始めた木々 2007-09-18
野菜の不作 2007-09-19
越冬保存食作り 2007-09-19
切れ味抜群の日本包丁 2007-09-19
うれしい便り 2007-09-20
気温の上がらない日 2007-09-20
風邪の前兆 2007-09-21
大会予定 2007-09-21
サムスン・ランニングフェスティバル 2007-09-22
大阪ニ冬ハ在ルノ? 2007-09-22
風邪の自己療法 2007-09-23
日本対ルーマニア 2007-09-24
ルーマニアでも9月の満月 2007-09-25
ルーマニアのお団子 2007-09-26
家電先進国の手動掲示板 2007-09-26
オイル多用のルーマニア料理 2007-09-27
ダイエットしたいなら・・・ 2007-09-27
ルーマニアのお薬 2007-09-28
週末はレース2連戦 2007-09-28
男女区別のない年代分け 2007-09-29
初めての20キロレース 2007-09-30
賞金のダブル・インカム 2007-09-30


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賞金のダブル・インカム

2007-09-30 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
うれしいことにこの日のレースは年代別クラスごとに賞金あり。

20-34歳(セニョール=一般)女子の部、
1位=400ドル、2位=250ドル、3位=100ドル。

35歳以上のベテラン(=マスターズ)女子の部は10歳刻みでクラスわけあり、
1位=100ドル、2位=75ドル、3位=50ドル。
 
さらにうれしいことに、「ベテランの部のタイムがセニョールの部の入賞タイムを上廻ったときには、セニョールの部にも組み入れて表彰する」と大会要綱に記載あり。ベテランの部での入賞賞金+一般の部での入賞賞金と二本立てで受け取れるのです。年代だけで分けていると、時々、賞金レースの逆転現象が起こるものです。7月レースでの実例はこちらから
 
「歳をとっても頑張っている人」を評価してくれるこの大会の趣旨には賛成。そして微妙に金額設定されていて、女子総合3位の私が受け取った賞金は200ドル。女子総合2位の250ドルをちゃんと下回るようになっています。仮にベテラン部門の選手が女子総合2位に入っても合計賞金350ドル、と、ちゃんと女子総合優勝の400ドルを下回ります。
 
男子総合優勝は500ドル、6位まで賞金あり、350ドル、200ドル、100ドル、5&6位50ドル。女子より高額の賞金ですが、これは参加人数を考慮に入れるとこうなるのかな? 

時々、女子のトップ選手が「男子と同じ距離を一生懸命走っているのに、男子と同じ賞金額でないのは差別だわ!」と怒っています。でも、女子の参加人数がうんと少ない大会で男子と同じ賞金設定されていると、「完走すれば入賞」となるラッキーにもめぐり合います。
 
上の写真は、ラビニアと2枚賞状をいただいた私。ラビニアは夏、ちょっと怪我をして走れなかった時期が在りましたが、きょうは元気に完走。


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初めての20キロレース

2007-09-30 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


ブカレストでは5キロ未満のクロスと言われるマラソン大会はいくつかありますが、10キロ&20キロの大会は年に一度、Semi-maratonul DORNA。昨年までは市内の目抜き通りを駆け抜けるロードレースでしたが、今年はヘラストロウ公園内2.5キロの周回コースとなりました。
 
ブカレストで初めて走るちょっと長い距離の大会、わたしは迷わずに20キロコース。19歳以下(ジュニア)、20-34歳(セニョール)、35-44歳(ここからはベテラン)、45-54歳、55歳-64歳、65歳以上の部と細分化されています。ほかにトータルカテゴリーの3キロレースもあります。
 
それぞれの人がそれぞれの思いを込めて走るレース、これくらいの距離の大会になると、地方からの参加も多いです。サン・ジョルジュから参加の同年代の女性ランナー、私と出会って一番に「10キロ?20キロ?」と聞いてきます。そうです、入賞枠各年代トップスリーの賞金レースなのです。彼女は10キロを走るとのこと、入賞を争わなくてすむのでお互いほっと一安心。
 


どんなレースでもドンとスタートしてしまえば、ゴール目指して走るだけ。公園内に設けられたコースは一部石畳あり、表面がでこぼこの歩道あり、と走路はラフですが走る条件は皆同じ。2.5キロの周回コースなので、10キロレースは4周、20キロレースは8周。周回コースは1周ごとのペースがつかみやすいという利点あり、集中して走れば楽に走れます。
 


わたしの走る20キロコースにはルーマニア・ナショナルチームのユニフォームを着た女子選手が2名参加、スタートラインで出会った彼女らはハイレグショーツ、いでたちからしてアマチュアとは比べ物にはなりません。が、一緒にスタートして着順を争うのです。
 
いやいや、アマチュアなどが太刀打ちできないのは当たり前、するりと前に抜け出したまま、すぐに見えなくなりました。わたしの前にいるのはもう一人、18歳になったミハエラ、1500mを4分50秒余りで走るジュニアですが、20キロとなると彼女にはちょっと長すぎる距離、スピードに乗って先行する彼女を視界に入れながら自分のペースを守って走ります。
 
案の定5キロ手前で彼女を交わしてからは単独3位、同じようなペースの男子選手も見つからず一人で走り続けます。3周回目からは周回遅れの選手に追いつき追い越せ、その3周回目を終えた直後に後ろから10キロの男子トップが4周回を終え、ゴールに飛び込みました、32分ほどです。
 
4周回目からは20キロの男子トップグループに追い越され始め、わたしも周回遅れに。さらに走っていると途中で日本人男性の横を通過しました、わたしも去年から顔見知り、DHLマラソンにも2年連続参加していた彼です。嬉しくなって思わず日本語で話しかけます!
 
コース上にごく短い距離の上り坂があります、公園内なので知れていますが、ラスト2周からここを駆け上がる足取りがはっきり変わったのを自覚、モタモタになってしまいました。が、周回コースなのでスタート&ゴール付近を通過するときには仲間の応援、知らない人も「ジャパン!」と応援してくれるので、ペースは落とせません。
 
何とか持ちこたえてフィニッシュ、「女子3位、オメデトウ!」と何人もの人が声を掛けてくれました。私の前はルーマニア・チームのユニフォームを着た2選手、続いて日本人がゴールに入ってきたのです。

ブカレストのマラソン大会で、私のことを「チャイナ!」という人はもういません、日本人であることを覚えてくれてるし、ベテラン・カテゴリーであることも知ってくれています。
 
前半少し速く入りすぎたために、後半少し落ちましたが、大きな落ち込みではありませんでした。20キロだから何とか走り終えること出来ました。タイムは・・・、公園内を周回する2.5キロのコースが、きっちり2.5キロあるかどうかは不明、よって参考タイムです。


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男女区別のない年代分け

2007-09-29 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
ちょうどよい曇り空の今日は、クロス・ディバーシタティ(Crosul Diversitatii、diversitateは英語のdiversity=相違・変化)、雨が近いのか湿気を含んだ空気のなか、一人で出かけていきました。(マイダーリンはクロアチア遠征中)
 
ブカレスト市内の多くのクロスが、シャルル・ド・ゴール広場発着、ここから凱旋門を経てビクトリア広場を廻り戻ってくる約3.5キロ(主催者発表は4キロ)のコース。一部に古くからの石畳が残っていて平地だけれども走るにはちょっと脚にタフなコースです。
 


会場ではいつものラン仲間に出会い、又、顔見知りに出会い、すぐに「ヒロコ、コッチダヨ。」と誘ってもらってエントリー。たいていのクロス(=短い距離のマラソン大会)は当日エントリー、参加費タダですがTシャツがもらえます。子供達もエントリーを待っています。

きょうのカテゴリーは14歳未満、14-19歳未満、19-35歳未満、35-55歳未満、55歳以上。あれ?男女の区別が有りません??確認してもらうと、男女合同のカテゴリー分けだそうです。入賞はそれぞれのカテゴリーのトップスリー。

私と同年代の女子選手、「男女ノ区別ガ無イナンテ、女性ヲ馬鹿ニシテ、無視シテイルワ!」とお怒り、そして出走取り止め。いつも男女わけのある年代別クラスならば入賞ラインに入る選手です。

わたしは?もちろん走ります、風邪を吹っ飛ばすためにも荒療法、きょうクロスをブンッ!!と走っておいて、明日の20キロに備えます。気分よく走ることが出来れば、ここまで来た甲斐があるというもの。



女子の55歳以上にはこんなチャーミングなご婦人方もいらっしゃいます。ランを楽しんでいるメンバーは、まず、出走。

男子は入賞を狙ってみんな真剣、子供達は運動会のノリで前へ前へと並んでくるスタートライン。何度も走っているこのトライアングルのコース、きょうは脚の動きだけを見て走ることにします。スタートダッシュものすごく、案の定、子供が転んで団子になってしまいました、うまくすり抜け、走りやすい位置を確保。

そのまま折り返しのビクトリア広場を過ぎ、私の前後はふと誰もいなくなりました。前も離れているし、後ろも離れているみたい。明日のレースのことを考えてラストスパートは無し、何とか走りきったと思ったら15分かかっていました。



1週間前は14分20秒で走ったコースです、風邪を引き込んで、ようやく起き上がったのが昨日。仕方ないです、それでも走れてよかったです。上の写真はクールダウン中の私とラン仲間ジョルジュ。走暦5ヶ月のジョルジュは総合8位(年代別4位)、もうちょっとのところです。今後に期待。



私の年代のトップスリー、左からビクター(44歳)、アレクサンドル(42歳)、一人おいてマリアン(35歳)。あいだのお一人はラザール氏79歳、9月上旬のイタリア・リッチョーネでのマスターズ世界選手権で見事シルバーメダル獲得。まず健康で長生きすることがメダル獲得への第一歩!周りへの気遣いも忘れず、わたしにまでイタリアからの絵葉書をいただきました。



きょうのレースには車椅子部門も在り、男子2名・女子3名の参加で、全員に表彰が在りました。障害者福祉がかなり遅れているこの国で、車椅子レースに参加するのは大変なこと~~来年の北京パラリンピックにもルーマニアから選手団が派遣されることが決定(=一昨日TV発表)、福祉ですら遅れているのに、スポーツとして取り組むにはスポンサーと周りの協力なくしては成り立たない、それでも選手たちは精一杯戦っています。

 
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週末はレース2連戦

2007-09-28 | ルーマニア・ランニング事情


明日土曜日は3.5キロのクロス、日曜日は20キロレース!!(いずれもブカレスト市内、シャルル・ド・ゴール広場発着)、夕方になってもまだ鼻水を垂れていますが、明日には風邪を治して出かけて行きたいです。普通なら大事をとって休むところですが、そういう考えに至らないのがレース好きの私。
 
20キロレースに備えて、2回だけポイント練習しました。20キロ平地のPR1時間28分前半、1キロトラックでIV×10本、3分50秒平均。いずれもラン仲間が一緒に走ってくれました。久々のフルマラソンを秋に予定している彼、フルの練習方法がわからない(=今までに一度しか走ったことが無いとのこと)ので私と同じ練習をして、本番では30キロまでは「ヒロコニ付イテ行ク。」と言っています。

練習のタイム、これだけ聞いたら何とかいけてるかも、と思うかもしれないけれども、地固めの脚作りの練習がまったくできていないので、ポイント練習した後の疲労回復が超遅いです。つまりポイント練習の負荷が強すぎるのかも。いままでのスピード感覚で走ってしまうので、インターバルは1本目3分43秒で入ってしまい、中盤以降なだれ落ち、10本目4分01秒で終了。

こちらの夕方以降は走りに適した気候、けれどもすぐに冷えてくるので、練習で汗をかいた後の処理が悪くて風邪を引き込んだと思います。

とにかく日中と夜の気温差が大きすぎて体調整わず。今日のブカレスト、最高気温30℃、最低気温15℃。

1週間も走れていないのは大きな痛手です…走れていないどころか、一日の歩行距離100m未満??

 
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ルーマニアのお薬

2007-09-28 | ルーマニア・わたしの日常


ルーマニア風邪、たち悪いです、ころころ症状が変わります。先週の金曜から寒気、鼻水、頭痛、気管支、扁桃腺と症状がひとまわりしました。まるっぽ寝込んだのが日曜。寒気が収まりちょっと良くなったかな、と思い買い物に出たのが月曜夕方、これが悪くて熱まで出て火曜~木曜とまた、寝たり起きたりの生活。ブロックハウスの4階から外に出ない日が続いています。

上の写真の液体は、胸元が息苦しいときに液体を布に浸して首の周りと胸元を包み込んだ消毒用アルコール、すっとして一時的にでも楽になりました。箱の中はカプセルで扁桃腺が腫れたときに飲む薬、強力な薬です。ルーマニアでひいた風邪にはルーマニアのお薬、というわけでお世話になりました。

ルーマニアの薬局で販売されているお薬、医師の処方箋なしで買えるものですが、どれも強力なものが多いそうです。ルーマニア人はあまり病院に行きたがらないそうで(病院事情による)、そのために売薬の処方が強いものになっているのかもしれません。でも売薬で症状を抑えておいて実は大病だった、ということもありそう...手遅れにならなければいいのですが。


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ダイエットしたいなら・・・

2007-09-27 | ルーマニア・わたしの日常
日本から残暑を知らせてくれるメールが届いています。
>日本はなかなか、「天高く、馬肥ゆる秋」には、
>変わってくれないですわ~。
 
そうです、早過ぎる秋の訪れ=食欲の秋、我が家はそろって増量中です。
 


9月に入りパクパク食べること、ワタクシ、2キロの増量。同じくマイダーリン、ジンジャークッキーやオレンジチョコレートをつまみ食いして69キロ(身長173センチ)。「ジーンズヲ、履イタママダシ。」と言い訳。

筆頭はお姑さん。私とほとんど同じ背丈ですが70キロ近くになってしまいました。「アラマア、70キロ、ウフフ。」と実ににこやかに笑っておられます。
 
でも
「ダイエットしたいなら、太っている人の食べているものを見なさい。」
とは良く言ったもので、やっぱり太っている人&太ってくる人はよく食べるようです。
 
夜遅くにでも「オ腹ガ、空イタワ。」とチーズをごろっと一塊。「今日ノ焼キタテパン、美味シイワネエ。」といつもならば4人で食べ切る大きなパンを一人でぺろり。脂身のしっかり付いた豚の燻製肉でもパクッ、鉄板で焼いた後に残った脂もパンでぬぐってしっかり食べておられます。
 
はい、太っている人の食べっぷりをよく見ておきます。そして私も観察の対象にならないように、食べるもののカロリーには気をつけるようにします。誘惑は多いけど・・・。
 
上の写真は我が家の買い置きのお菓子。ダイエットには買いおきお菓子厳禁!!

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オイル多用のルーマニア料理

2007-09-27 | ルーマニアのご馳走


食用油(ひまわりオイルが主)を多く使うルーマニア料理。西洋料理の基本に玉ねぎをみじん切りにして炒める手順がありますが、我が家ではテフロン加工のお鍋を使うときにも油をドボドボドボ。1センチ深さは当然、2センチは無いにしても、1.5センチ深さくらいは入れています。

 

証拠写真こちら!これはどう見ても、みじん切り玉ねぎの素揚げです。こんな様子なので、玉ねぎの色があめ色に変わってくる、という状態にはなりません。

私が日本式にチャーハンを作ろうとしっかり玉ねぎを炒めていると、「Foarte rau!」(=直訳すると、とても悪い)、玉ねぎをいためるときの独特の香りがお姑さんにとってはありえない臭いだったのです。

玉ねぎの色が変わってくるまで炒めるとうまみが出る、と信じている私にとってはカルチャーショック。 
 
「オイルハ、ビタミンEナノヨ。」とその有効性だけを頼りにドボドボドボ。たくさん料理を作るときには、2~3日で1リットルのオイルのボトルを使い切ってしまいます。

炒め物だけでなく、チョルバ(=ルーマニア風酸味の利いたスープ)を作る手順でもドボドボドボ。グリーンサラダにも酢とオリーブオイルをドボドボドボ。というわけでいつも我が家には食用油が2~3本買い置きされています。ひまわりオイル、これはルーマニア料理になくてはならないもののようです。 

テレビでも『健康のため、塩・砂糖・脂質を減らしましょう。』とテロップが流れているのですが・・・。


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家電先進国の手動掲示板

2007-09-26 | ルーマニア・わたしの日常
もうひとつ質問を思い出しました。大阪でのデビスカップWG入れ替え戦。本記事はこちら

この試合を見ていたラン仲間、「日本ハ、電気製品ナド、世界トップクラスナノニ、ナゼ、得点掲示ガ電光掲示板ジャナイノ?ヒトツヒトツ、手デ、数字ヲ変エテイタヨ??」、これもまた、よく見ていますね。

ワタクシ、判らないので適当に答えておきました、「人口ガ多イカラ、人手ガ充分ニ足リテイルノヨ。」、もちろんjokeですが。日本はルーマニアの約5倍の人口。面積は日本の本州とほぼ同じ。

陸上競技ではワールドクラスの大会では電光掲示板が一般的、テニスのことはよく判りません??手作業で得点掲示するのが一般的なのでしょうか?これもまたご存知の方がいらっしゃったらお知らせいただきたいです。


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ルーマニアのお団子

2007-09-26 | ルーマニアのご馳走
月見といえばお団子。我が家でもルーマニア風のお団子を作りました。まずは作り方から。

①プルーンの中の種を取り除いておきます。プリッと張ったプルーンではなく良く熟してぷよぷよしたプルーンを選ぶのがポイント。皮はそのまま。

②鍋いっぱいにジャガイモを茹で上げます。柔らかい目にゆでたジャガイモの皮をむいてマッシュし、小麦粉(1キロ弱)・塩ふた降りほど・卵4個を加えよく混ぜます。パン生地くらいのもちもち感が出てきます。小麦粉の量などは生地のやわらかさを見ながら調節。ジャガイモ+小麦粉の生地ですから、【ニョッキ】です。

③先ほどの生地で、プルーンを包みこみ、丸く成型します。周りに小麦粉をはたいておきます。



④たっぷりの湯の中で茹で上げます。湯の中に落とし、浮き上がってきてしばらくしたらOK。



⑤フライパンにバター一塊(250g)を熱し、全粒粉と砂糖をざ~っと加えます。量を調節しながら、パラパラになるまで熱します。バターが足りなければひまわりオイルを加えます。



⑥茹で上げたお団子に、パラパラに炒り上がった全粒粉を絡めます。



⑦さらにこの上にパウダーシュガーを振りかけて出来上がり!



④で茹で上がったお団子だけを食べてみると、中からプルーンが甘く熟してとろりと出てくるのですが生地自体に甘みがなく、ちょっと物足りない感じ。
⑤のバターで炒り上げた全粒粉を絡めると、ぐっと強い甘バター味になります。

でも、日本人の私にはちょっとしつこいかな、茹で上がったものにきな粉をまぶすのはどうでしょう?外側にまぶすものの味を控えれば、中のプルーンそのものの美味しさが引き立ちます。

残念ながらきな粉はルーマニアでは見かけません。でもルーマニアの家族にとっては甘バター味のニョッキ・プルーン入りが美味しいみたいです。
 
このお菓子、【ガルシュテ・ク・プルーネ galste cu plune】と言うそうです、ちょうどいま、ルーマニア情報のプロフェッショナルgo2rumaniaさんのところでも紹介されています。作り方はほぼ同じ、高カロリーを心配するのも同じ。
 
あ、でも、お月見とは関係ない、この時期の美味しいプルーンを使ったお団子です。月見団子に花見団子、月見で一杯&花見で一杯(これって花札?)は自然を愛でる日本人ならではの風習だと思います。


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