prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「EO イーオー」

2024年07月09日 | 映画
一匹のロバが主役というか、狂言回しをつとめる。
ロバというとおとなしく従順で黙って苦役に耐えるというイメージだが、それぞれあまり統一性のないエピソードを串刺しにして描いている。

ブレッソンの「バルタザールどこへ行く」が受難のロバのイメージで貫徹したとすると、こちらは一種のアンソロジーとして描いたと言える。

例によって、この映画では動物は殺しておりませんと出るが、内容上当然ではあるず、ロバの姿をフレームから外してボコボコに暴行するシーンはある。





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