「君の膵臓をたべたい」

恋愛ものなのかと思ったら必ずしもそうではなくて、人と関わること全般を拒否する青年とその拒絶を破って侵入してくる少女の話で、男女の関係になることを、ちょっとおかしなくらい避けている。
ふつう若くて可愛い女性と豪華なホテルの一室のベッドで一緒に寝て何もしないってツッコミ入れたくもなるが、一方で別に気にしなくてもいいのではないかとも思える。
それだけ深い人間関係を持つのに抵抗を感じるのが珍しくなくなっているのかもしれない。あるいはもともと抵抗がある人間はいたのを表明しやすくなっている。

本筋の方の時代設定が2005年で、全員スマホではなくガラケーを使っている。これ割と重要で、スマホを使っていたら誰とも関わりを持たずに過ごせるし、過ごしていてもおかしくないので、モチーフ自体成り立ちにくいだろう。

原作は未読だけれど、現代のシーン映画の創作だという。
ひとつには主役の高校生のカップルだけだと知名度のあるキャスティングが難しいので、やや歳をくった小栗旬や北川景子といった有名な人を出す関係もあるのだろう。

主人公の男が人との関わりを避けている人、という設定の割にかなりヘンテコな行動をとるヒロインにしっかりつきあっているではないか、という気もする。
いわゆるコミュ障のようでそうではない、というかコミュ障というのもむしろ他人との距離感の取り方に敏感で相手によってはいいのではないかと思わせる。

クライマックスが恋愛の成就でも失恋でもなくて、男女が友だちになることというのが今っぽい(のかな？)。

北川景子の結婚相手というのが誰なのか伏せておいて一瞬にわからせる手が冴えている。
原作読まないとな。
(☆☆☆★)

君の膵臓をたべたい 公式ホームページ

君の膵臓をたべたい|映画情報のぴあ映画生活

映画『君の膵臓をたべたい』 - シネマトゥデイ



本ホームページ

8月26日(土)のつぶやき

政治性を排除することが、極めて政治的であることの好例。「震災の犠牲者すべてを追悼する」という一見中立的・公平にみえる言説が、朝鮮人に対する暴力を隠蔽する。実は全く中立でも公平でもない。最近、こういうことがあちこちで起きている。targma.jp/yasuda/2017/08…

— 想田和弘 (@KazuhiroSoda) 2017年8月25日 - 23:55

遺品整理業者さんの孤独死ミニチュア
センスもディテールも凄い！
製作は可愛らしいお姉さん、「現場写真だけでは伝わらない！」とのこと

ネットへアップは快諾でした

#エンディング産業展 pic.twitter.com/yEe81GJVo6

— にょろ@池ハロ (@nyoro_jp) 2017年8月23日 - 17:28

ボンジュール、アン　#1日1本オススメ映画　エレノア・コッポラ八十歳の監督デビュー作。夫のフランシスの影から表に出てきた格好だけれど、気負いなく食・衣・旅のこまごました娯しみが紡がれる一方、夫妻が実際に息子を失った悲しみもまた織り… twitter.com/i/web/status/9…

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年8月26日 - 09:33

グレムリン2
#最後まで聴きたいエンドタイトル 映画の方でダフィダックが客にこんな長いエンドタイトルまだ見てるのかいとツッコミを入れるふざけよう。
youtu.be/hjvz7ekEkCY

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年8月26日 - 14:18

沈黙　サイレンス　#最後まで聴きたいエンドタイトル
題名通り沈黙の向こうの何かを懸命に聞き取りたくなるエンドタイトル。

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年8月26日 - 14:18

食べた事ある人RT。
どれくらい知名度があるでしょうか pic.twitter.com/y7espy496R

— うたさん (@joker_budou) 2017年8月25日 - 20:39

三匹が斬る！のネタっぽい表現ですら、実はちゃんと事実に基づいた事柄をベースにして創作されてる事に驚かされることがある。「失笑」と一言で片付けてしまうのはやや乱暴すぎる。知識が増えれば増えるほど人って謙虚になるものなんだねえ。 pic.twitter.com/BXgl5LcAT6

— 胡乱 (@uron45102) 2017年8月25日 - 18:40

科特隊員養成所における三年間のトレーニングの一例。下手すると死ぬかもしれません😱💀
@retoro_mode pic.twitter.com/uNP7Xb9ZwC

— 角 真一 (@cornertoshi) 2017年8月26日 - 13:45

日本漁業には「沖に出れば無法地帯」の感覚が染みついているのではないか。いまは壊滅状態の北洋さけます漁も、ぼくが若かった頃は日ソ漁業協定で決めた量の２〜３倍獲っていた。「国益」の名のもと水産庁や道庁が共犯で水揚げ量を誤魔化し、マスコミもその事実を伝えなかった。真実はタブーだった。

— toriiyoshiki (@toriiyoshiki) 2017年8月26日 - 18:13

『従軍慰安婦』鑑賞。中島ゆたから田舎娘が小松方正に買われて娼婦となり、大陸に渡って軍に食い込んで従軍慰安婦として商売を続けるが、一人また一人と病と戦火で倒れて行く。中島が「女性映画」と称していたが、確かに割合カネのかかった戦闘シーンがあるものの、ギスギスした空気は少ない。

— 天野譲二@3/25新刊が徳間書店より発売 (@TOKYOMEGAFORCE) 2017年8月26日 - 17:26

「飛び降り自殺」 #掌編ホラー　#エブリスタ estar.jp/_novel_view?w=…

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年8月26日 - 21:20

オランダのBiebBusは学校を回る巨大な #移動図書館 です。100メートルを超える書棚に7000冊の本を収納しています。上階はネットも使える読書室になっていて、床は透明です。

buff.ly/1YsYTFu pic.twitter.com/oDmfLtEoWr

— 愛書家日誌 (@aishokyo) 2017年6月9日 - 21:10

「猿がタイプライターを叩いて偶然シェイクスピア全集を打ち出すかもしれない」という有名な命題の検証を行ったベネットは「１兆匹の猿が１秒に１０個のキーを叩いたとき」「生きるべきか云々」の文を生み出すのに、宇宙が生まれてから現在までの１兆倍以上の時間がかかることを明らかにした。

— シャマダマ (@syamada0504) 2017年8月20日 - 01:13