prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブロークン・トレイル 遙かなる旅路」

2015年11月27日 | 映画
ウォルター・ヒル監督、ロバート・デュバル製作総指揮・主演によるウェスタン。
牛ではなく馬だが、キャトル・ドライブを描いた古典的な趣向と、中国から売ってこられた少女たちも一緒に旅するという新趣向が混ざっている。
最近、PC絡みというかぽつぽつ「3時10分、決断のとき」など中国人労働者(大陸横断鉄道など彼らが働いて作った)が西部劇に出てきているのと、無力な少女たちを守るという今どき正面きって描きにくいモチーフが持ち込まれ再生している。

テレビ用の作品だけれどスケールは大きく冬景色の中を旅する光景などよく撮れたと思わせ、銃撃戦なども遠慮なし。

三時間というのはさすがに長くて、話が複数に分かれて脱線気味になる観もある。


11月26日(木)のつぶやき

2015年11月27日 | Weblog

原節子を元女優という言い方には違和感を感じる。姿を現さないのも存在のうちではないでしょうか。 twitter.com/asahi_bunka/st…


ふたりの駅 #1日1本オススメ映画 旧ソ連で大ヒットしたメロドラマ。喧嘩友だち式に男女が仲良くなっていく過程に織り込まれる生活描写のリアルさ、巧みに張り巡らされた伏線が感動的なラストで一気に立ち上がってくる作劇と役者たちのの上手さ。

2 件 リツイートされました

We're saddened to hear of Setsuko Hara's passing. She collaborated with director Yasujiro Ozu on six films. pic.twitter.com/2P5nuGDzQM

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 157 RT

英国人アナリストの辛口提言──「なぜ日本人は『日本が最高』だと勘違いしてしまうのか」 courrier.jp/news/archives/…


不思議な記事を読みました。三木市は増えるイノシシ被害を根絶すべく、浸入防止柵や狩猟免許取得費助成などに10年間で2億6千万円を投じることにしたそうです。でも、イノシシ被害は2012年が年間19万円、14年が100万円。費用対効果考えたら、現金で被害補償した方がお得なのでは・・・

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 573 RT

エルモ ウィリアムスが102歳で死去。「真昼の決闘」でオスカー編集賞を取ったりしているが、「黒澤明vsハリウッド」で描かれている「トラ!トラ!トラ!」のプロデューサーとしての姿が印象的。日本側の証言が曖昧なまま終わることが多い中で率直な調子で証言している。


黒澤を起用したのは私のミスだった、あの映画は黒澤の名前に泥を塗ってしまった、と泣きそうな調子で語ったとある。