prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

コールドケース シーズン2 #35 「リング」

2012年11月21日 | 海外ドラマ
※ 元ボクシングの審判サニーが、息を引き取る直前にある告白する。1976年、ジェリー・ストーンという選手が死亡した試合の審判だったサニーは、1500ドルで買収され故意に試合を止めなかったというのだ。しかし、サニーは「誰に買収されたか」を話す間もなく息を引き取ってしまう…。

原題が"Yo, Adrian"で、事件が起こった時代設定が「ロッキー」の一作目が公開された1977年。上映されている映画館のある風景が白黒画面で表現されるが、もちろん完全にカラー映画しかなくなっていた時代だ。

ロッキーとアポロの対戦を模した白人と黒人のボクシングの試合が行われ、15ラウンド殴られ続けた白人ボクサーが試合後急死する。
男の誇りを守り続けために倒れないことを選ぶという点では原典と一緒だが、ボクシングで殴られ続けると死ぬ、という事実を扱って重く、もうひとつのありえた「ロッキー」の物語という感もある。

「リング」という言葉にボクシングのリングと結婚指輪の意味をかけているのが巧妙。
1500ドルという数字にも意味があり、毎度のことだが作りが細かい。

死んだボクサーを演じたMark Lawsonは負けなしのセミプロ・マーシャルアーツ選手だったそう。

このシーズンは割と最近終了したわけれど、シーズン2くらいは主演のキャスリン・モリスはどきっとするくらい綺麗。あとになると、失礼ながらうーんという感じになるのがシリーズが続く上で難しいところ。

アメリカのテレビドラマの作り手は、たとえば「CSI」で「裏窓」の趣向を取り入れたり、リリアン・ヘルマンの「子供の時間」を換骨奪胎したりして、まあ昔の映画などをよく勉強しています。

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11月20日(火)のつぶやき

2012年11月21日 | Weblog

それはうらやましい。舞台でデニーロと共演していたのがきっかけで誘われてデパルマ監督作で映画デビューしたとか、パチーノとも舞台からの縁で真夜中のカーボーイに出たけど共にカットされたと聞いたことあります @darkbo: 10年前、ブロードウェイで彼の舞台を生で観たことは自慢だな。


#BS11 INSIDEOUTの自殺防止を考える議員の会についての報道は貴重。毎日80人死んでいるのだから、政局の票読みより余程差し迫った危機だし、参議院の良識の府としての機能もまるでなくなったわけでもなさそう。


おぼろげな記憶だが、慎太郎は日本国内で核兵器を見たとか発言していたことなかったっけ。#dig954


もともと原発自体、潜在的な核抑止力としてアメリカに配備されたものなのですけどね。これと宇宙技術が核ミサイルを作るための車の両輪。 #dig954