prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「トッポ・ジージョのボタン戦争」

2007年08月09日 | 映画
人形劇と実写の人間の芝居とを混ぜた、市川崑らしい実験精神が横溢した作品。もともと「漫画映画」出身で、実写部分が活人画に近くなる作風だから、違和感はさほどない。
人形劇のシーンでも照明に大いに凝って、陰影の強い画面を作っている。
ただ、トッポ・ジージョのキャラクターにどうも興味が持てないので、こちらにとっては実験作というのにとどまった。
(☆☆☆)