13時53分、スキップ読了。550頁もある長編だから2日で読み切れるとは思ってもいなかった。休む余裕を与えないくらい引きつける力が強い。とにかく次々読みたくなってしまう。この作品は直木賞候補になったけれど、獲れなかった。候補になった理由も判るし、獲れなかった理由も判る。ある意味おもしろすぎて、賞に似つかわしくないという感じがしたのかもしれない。
余部駅に着くと何十人もの乗客が待っていた。もちろん地元の人ではない。二つ先の香住で降りていった。この区間だけ電車に乗り、余部鉄橋を渡るバスツアーがあるのかもしれない。おかげで反対側の海岸の写真は撮ることができなかった。
ホームに上がるとすでに浜坂行きが待っていた。1両で車内は高校生で満員だった。当然座ることはできない。学年末テストで帰宅途中かと思ったけれど、スポーツバッグにIWAMIの文字、三つ先に岩美駅があるから登校中なのか。
廊下を抜けると音楽家の部屋にはいる。鳥取出身の3人の作曲家の胸像が迎えてくれる。
先ず、童謡唱歌ファンにはおなじみの岡野貞一、いうまでもなく「ふるさと」「春の小川」「もみじ」など、作詞の高野辰之とのコンビの唱歌は現在も6曲が小学校の教科書に掲載されています。
田村虎蔵は「大こくさま」「きんたろう」の作曲者、東京飯田橋の近くにある筑土八幡神社には「きんたろう」の歌碑がある。
永井幸次は一般にはほとんど知られてはいないけれど、関西でクラシック音楽に携わっている人の多くがこの人のことを知っているはず。彼は大阪音楽大学の創設者なのです。
この部屋の一角にリスニングブースがある。150曲の童謡唱歌がタッチパネルで自由に聴けるようになっている。1時間くらい余裕があるので、好きな曲を選んで次々視聴する。家にも相当量のCDがあるからわざわざこんなところで聴く必要もない、ともいえるけれど、ここで聴くことにこそ意味があるとも言える。ふるさとの故郷で、岡野貞一の胸像を見ながら聴けるということはとても特別なことのように思える。大分県竹田市の瀧廉太郎記念館、臼杵市の吉丸一昌記念館(早春賦の館)でその音楽を聴いたときもそうだった。本当に音楽に包み込まれる気がする。そこに彼らがいるような気がしたものだった。
先ず、童謡唱歌ファンにはおなじみの岡野貞一、いうまでもなく「ふるさと」「春の小川」「もみじ」など、作詞の高野辰之とのコンビの唱歌は現在も6曲が小学校の教科書に掲載されています。
田村虎蔵は「大こくさま」「きんたろう」の作曲者、東京飯田橋の近くにある筑土八幡神社には「きんたろう」の歌碑がある。
永井幸次は一般にはほとんど知られてはいないけれど、関西でクラシック音楽に携わっている人の多くがこの人のことを知っているはず。彼は大阪音楽大学の創設者なのです。
この部屋の一角にリスニングブースがある。150曲の童謡唱歌がタッチパネルで自由に聴けるようになっている。1時間くらい余裕があるので、好きな曲を選んで次々視聴する。家にも相当量のCDがあるからわざわざこんなところで聴く必要もない、ともいえるけれど、ここで聴くことにこそ意味があるとも言える。ふるさとの故郷で、岡野貞一の胸像を見ながら聴けるということはとても特別なことのように思える。大分県竹田市の瀧廉太郎記念館、臼杵市の吉丸一昌記念館(早春賦の館)でその音楽を聴いたときもそうだった。本当に音楽に包み込まれる気がする。そこに彼らがいるような気がしたものだった。