出発する直前に渡り廊下から駆け込んでくる男の人がいた。運転士さんに板東まで行くかと尋ねている。間違いなくお遍路さんだ。派手な色遣いのザックを持っているし、靴はランバードのウォーキングシューズだ。ただ服はジャケットを着ているのが判らない、霊山寺で白衣に着替えたあとどうやって持ち歩くのだろうと思う。
板東ではその男性を含め4人のお遍路さんが降りていった。女性二人連れは、八十八箇所のガイドブックを小脇に抱えているけれど、ザックは持たず小さなハンドバッグだけ。あの格好でずっと歩くとは到底思えない。でも霊山寺にお参りするのは間違いないからお遍路さんであることに違いない。今日1日、わずかな区間わずかな時間帯で8人の歩き遍路さんを見ることができた、おそらくその4~5倍の人が歩き始めたと思われる。やっぱり、ちょっとうらやましい思いで、彼らの背中を見送った。
板東ではその男性を含め4人のお遍路さんが降りていった。女性二人連れは、八十八箇所のガイドブックを小脇に抱えているけれど、ザックは持たず小さなハンドバッグだけ。あの格好でずっと歩くとは到底思えない。でも霊山寺にお参りするのは間違いないからお遍路さんであることに違いない。今日1日、わずかな区間わずかな時間帯で8人の歩き遍路さんを見ることができた、おそらくその4~5倍の人が歩き始めたと思われる。やっぱり、ちょっとうらやましい思いで、彼らの背中を見送った。