WALKER’S 

歩く男の日日

12日目 (1) 宇佐大橋

2008-06-29 | 08年四国の旅
 7時に階下へ行くと、同宿の4人はすでに出発していた。紹介された喫茶店で朝食をとっているのかもしれない。朝食は6時半から出してくれるようだ。 玄関から辻を曲がるまで20mくらい、その間ずっと女将さんが見送ってくれる、曲がるとき振り返ると両手で大きく手を振ってくれている、ぼくもそれに答えて手を振りかえす。そして最後に深々と礼をして36番へ向かう。毎回そうなのだけれど、本当にありがたいと思うし、力が出るし、しっかり歩かねばという気になる。
 3.5kmほど行くと遍路小屋があって、そこから峠越えの山道にはいる。でもぼくは塚地坂トンネルを行く。昨年うまく歩けなかったので、今年は2年前の記録と同タイムで行きたいのだ、山越えの道は2回目と3回目で歩いているのでさほどこだわりはない。ちなみに、トンネルを行く方が20分くらい早くなる。トンネルを抜け坂道が終わるところにコンビニがある、昼食を買う、夕食は今日の宿に近いところのスーパーで買うことにする。そしていよいよ宇佐大橋に向かう、この橋を渡るのにはちょっとした覚悟がいる。ぼくにとっては焼山寺と同じくらいの難所だという意識がある。写真では全然伝わらないけど、水面からの高さが半端ではない、だのに欄干がすごく低い、さらに歩道の幅が広くない。ぼくは高所恐怖症ではないけれど、かなり怖い。