WALKER’S 

歩く男の日日

11日目 (4) 喜久屋旅館

2008-06-28 | 08年四国の旅
 市街を抜けると、清滝寺から下りてきた人が続々とやってくる。この時間(1時半)だと宇佐まで行けるはずだけど、荷物を持っていない人もいる。その人たちは土佐市内の宿に荷物を預けているはずだから、もう宿に入ってしまうということか。清滝寺の登りに入ったところで前に男女ペアが見える。男の人は珍しく菅笠ではなく麦わら帽をかぶっている。二人は夫婦ではなく途中で知り合ったような感じだった。清滝寺への最後の登りは険しい、でもまだ力は残っていて、何とか同タイムで到着。9.8kmを90分休みなしで来る。最後の坂道を含めて時速は6.5km以上だ。50分の休みが効いたのかもしれない。
 宿に3時に着けるように2時20分に発つ。30分で行けるけれど、食料を仕入れなくてはいけない。坂道を下りて高速道路の下をくぐったところで雪蹊寺の女の人とすれ違う、やはり途中で喫茶店に入っていたようだ。
 喜久屋旅館は5回目の投宿。この宿がちょっと変わっているのは、女将さんは料理があまり得意でないこと、料理の用意するのがたいへんなのよ、とぼくにぼやきを入れる、ぼくは毎回素泊まりなので、その方がありがたいとはっきり言う。部屋はいっぱいあるから素泊まりだったらいつでも来てちょうだい。朝早く食事を出してくれる店も紹介してくれる。ある人のHPでは料理が△で、接客人柄が◎になっていました。食事をとりたい人は向かいの白石旅館に行った方がいいかもしれませんね。素泊まりの値段は3500円だったのですが、昨年3500円を渡すとその内の500円玉を、これはお接待と言って返してくれた。今年は五千円札を渡すと何も言わずに二千円が戻ってきた。3000円に値下がりになったのか、ぼくだからお接待してくれたのかは判らないままでした。
 風呂に入っているとき女のお遍路がやってきたようだった、荷物を置いてこれから清滝寺に登るようだ、4時10分、納経に間に合うのか女将さんは心配していた。5時20分頃には種間寺にいた女性がやってきた。あと夫婦が1組、同宿は4組という事らしい。洗濯機は2槽式が無料、全自動150円、乾燥機100円。温水洗浄便座完備。

 11日目の歩行距離 39.7km
        歩行時間 6時間12分
        平均時速 6.40km