自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「認知症の人が 安楽死する国」 ⑤   ~再びシェア奥沢へ

2015-11-20 05:55:44 | 介護




P.131 人生が2倍楽しくなる「出合いセンター」

   オランダには数え切れないほどの「出合いセンター」がある。
   (中略)その目的はいろいろで、本人・家族・パートナー・知人
   ・友人のための集まりの場所になっている。

   日本でいえば通所介護(デイサービスやデイケア)の一形態かもしれない。
   (中略)利用者は自分の好きなことや作業を通じて、それまで本人も
   パートナーも分からなかった、さまざまな素質や潜在能力などを発見して、
   それを伸ばしながら人生を楽しんでいる。


先日<シェア奥沢>の集まりで、世田谷区がこれに似たシステムを模索していると聞き
ました。何をするにも安全基準を満たす建物が必要で、それがネックになっている時代、
「古い民家を提供してもらい、地域の人が集い、皆で支えあう」というシステムが、
日本でもやっと陽の目をみようとしているようです。

来年は私もここで、元気体操や手当て・双方向刺激など今まで勉強してきたことを
総動員して、お手伝いするつもりです。
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「認知症の人が 安楽死する国」 ④   

2015-11-18 05:52:47 | 介護




再び、この本に戻ってきました。

日本にはなくて、でも絶対に真似をして欲しい制度が紹介されています。

P.45 日本の大学だとすべての医学生がレントゲン科に集中して、
   小児科・産婦人科・ホームドクターには誰も来なくなるようだが、
   オランダの場合、このようなことはない。

   政府が医療・介護・福祉の市場を管理しており、
   レントゲン科の医師が充分いる場合は、その学科をしばらく休学にさせて
   いる。小児科や産婦人科の医師が必要な年は、極端に言えば
   医学系の大学に小児科と産婦人科の科目しかない場合もありうる。

   これだけ強い意志で国民・市民の健康を管理している国が
   世界のどこにあるだろうか。


   
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5本指ソックスの 最新情報

2015-11-17 05:38:47 | 健康法




最近の勉強会で足袋ソックスを履いている方がいました。
彼女によると、5本指ソックスには、(人により?)問題があるかも・・・・
との情報で、足袋ックスに挑戦しているそうです。

ネットで調べると、下記のような記事がありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/nagatarock614/20664451.html
   なぜ五本指ソックスがだめなのかを推測してみると、
   足の親指以外の4本の指はリラックスしている時にはお互い軽く触れることが
   できる位に近づけることができなければいけないという結論になりました。

   足の指は開くには力が必要です。つまりリラックスできていないと思います。
   手の指は逆に開いていないとリラックスできません。
   五本指ソックスをアスリートは絶対履かない方が良いと思います。


健康コンシャスな人たちは、み~~んな履いていた<5本指ソックス>
もちろん、私も!です。
これが健康に良くないだなんて、ショックですが、確かに私の右足が
外反母趾になりかかっているのも事実です。
ハイヒールどころか、格好良い素敵な靴を履くこともない<野性的な私の足>が!
現状を回復できるのかどうか分かりませんが、暫く5本指を止めて、
自分なりに実験してみようと思います。
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「土とみどりの会」秋のつどい

2015-11-16 06:00:24 | Nature 自然




「土とみどりの会」では春と秋に催しがあります。
昨日は<晩秋のつどい>があり、拡大メンバーでスライドを見ながら
<緑ゆたかな街並み>を次世代につないでいく方策を話し合いました。

100坪超の一軒家が相続のため、狭小住宅として切り売りされ、
大きな庭木が切り倒されていく現代の流れに逆らうのは大変ですが、
<せめて植わっていた樹木を残す建て方>を推奨させてもらうのだそうです。

私からは、大きな樹木を残す努力と同時に、
小さな鉢植えで<その家らしさ>や<生きている緑への愛情>を表現することを
提案しました。
私が大好きな<多肉植物>なら、週に一度の水遣りだけの手間で、
忙しい若い世代の人でも楽しめることを力説。

<町興し=みどりの継承=いのちを大切にすること>という輪ができて、
介護関連の助け合いにまで発展しようとしているこの会の活動には
興味が尽きません。
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「認知症の人が 安楽死する国」 ③   ~シェア奥沢へ

2015-11-15 06:09:00 | 生き方




P.42  住まいを大切にするということは、町づくりや都市づくりを意味する。
   住まいは国・都道府県・市町村における将来の青写真づくりにつながり、
   政治と密接に関係している。

   都市計画なしに住まいを語るのは不可能だ。
   住まいに関心のあるものは、町の行政に、政治に関心をもつ。

   テレビ番組のほとんどが食べ物で占められている日本では、
   行政や政治への関心はほとんどない。
   政治や行政は政府のなしことになるようだ。


   その点、オランダ人にとってのクオリティ・オブ・ライフは、
   自宅でゆっくりと自分の人生を楽しみながら暮らすことである。
   また、政治の話がコーヒーやお茶菓子の変わりになって議論が交わされている。


日本にないもの! まさに都市計画理念のない町づくりが日本の本質だ!と思います。
それでも、現代の都市部では家や自分が住む町を美しく快適にしたいという風潮は
あると思います。

特に、今年私が出会った<シェア奥沢>の町並み作り理念は、
多摩美術大学の都市計画デザインの堀内正弘教授が提案されているだけあった、
筋が通っており、人間味を感じ、大いに共感できます。

「自力整体」で個々の健康は改善されますが、町並みや市民の精神性は
高い理念と政治への関心を持つ人々が集まらねば、改善されないと思うのです。
自転車で7分の距離に、「自分が活躍できる場所を新たに見つけた」ということは、
今年の<私の重大ニュース>の前半に入ります。
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「認知症の人が 安楽死する国」 ②

2015-11-14 05:03:54 | 図書メモ




ま、「日本という国にボランティア精神が無い」とは断言できないし、
禅の修業などでは、
 
   見返りなど何も期待せず、やらせていただく、

   掃除をさせていただく

などと言いますから、ボランティアだと思います。
でも、日本人の奉仕には<使命感>は無いのかも。

たとえば、ホスピスや介護施設で<掃除や配膳>などのお仕事がある場合、
ボランティアに求められるのは、
「○曜日の午前中」とか、時間帯が決められたら、
必ず、その仕事を責任を持って遂行する義務が生じます。

今日は「体調が悪いから」とか、「天気が荒れ模様」「コンサートがある」など、
自分の都合は何も入れず、<仕事>として引き受けるのです。
なので、私自身はFlexibleな仕事しかOfferできません。

世田谷区の元気リーダーの仕事は、もし急に都合が悪くなれば、
他のリーダーさんに代わってもらえるので、非常に気が楽です。
自分が他の人の代行で行った場合は、普段と違うグループの活動に触れられ、
勉強にもなります。

こういった融通性が日本的?

また話がそれました。
オランダでのそれは、「マントルケア」と呼ばれ、
P.21 「介護が必要な人々に対して、支援団体や組織などではなく、

   本人の周りにいる社会的関係、つまり隣近所・家族・友人などが、

   通常の範囲を超えて、長期にわたって介護を行うことであり、

   本人にとってなくてはならない必要な介護である」


以下、日本と大きく違う、重要なことが記されています。
P.27 ボランティアの人には、「同じ仕事をしているのに、あの人は給与をもらっていて
   私は給与をもらっていない」という不服や嫉妬がない。なぜこれだけのボランティア
   が集まるかというと、ボランティアがもつ愛情の根底には、

   全ての市民の生活が具体的に保障されているからである。   
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「認知症の人が 安楽死する国」 2012/10 後藤猛・著

2015-11-12 06:16:35 | 図書メモ




ほぅ、そんな国があるの??という興味で手に取った本、
副題は
  <オランダの医療・介護・福祉に学ぶ>

P.20 独立や自立、利用者中心や要介護者が決める介護、
   これがオランダの要介護者を含む市民の望む「生きる」と「ケア」である。

   この生きる意味(クオリティ・オブ・ライフ)は、おのずから
   要介護者に対する制度・施設・考え方・介護の仕方に跳ね返ってきている。

   (中略)このオランダにおける「医療と介護」の原点は、
   キリスト教における慈愛や隣人愛などの精神から始まった。


   16世紀後半の大航海時代の幕開けで国際紛争が大型化してきた。
   それが多くの人手を必要とする国のニーズと、これまで見向きもしなかった
   貧困弱者の子どもたちの救済と、ちょうどうまく重なった。
   そして各地に孤児院や貧困救済施設ができていき、
   兵士・船員・看護師たちが養成されていった。

   オランダ人の体の中には、このDNAが400年以上もの長きにわたって
   形成され、今日まで生き延びる原動力になっている。


同じページにオランダの、「<伝統的な型にはまらない介護>
<お金のかかる病院・高齢者施設・障害者施設とは違って、お金のかからない介護>が、
オランダの医療・介護・福祉の大変革の柱である。」と記されています。

つまり、
ボランティアという無料奉仕の復元こそがこの国の介護の土台になっている>と。

国民感情……というか、それぞれの国民の気質、思考の背景は、それぞれです。
この本に出てきた記述ではありませんが、

 日本では<労働は美徳><滅私奉公は良いこと><理想の女は男を陰で支える存在>

 欧米では<労働は神様から課せられた罰>だそうです。
 <最高の暮らしは、働かないで、好きなことをして遊び、自分を表現すること>

あ~、羨ましい! 私はチビで短足の典型的日本人体型ですが、
頭の中は、完璧、欧米人ですぅ~~~!!!

もちろん他国や他人の財産を搾取してまで、
自分(自国)だけ優雅な生活を目指すのは悪い!と思います。
でも、家庭や自分の趣味・好みなどを顧みず、会社や仕事に尽くすなんて嫌です。

話が脱線しました。
とにかく、こういったキリスト教的バックボーンのある国々の制度を真似た
わが国の介護保険制度が上手く機能していくのか???大いに疑問です。
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ホームドクター 考

2015-11-11 05:51:54 | 健康法




昨日、内科のホームドクターについて書きました。
実のところ、私が一番必要としていて、信頼しているドクターは
近所の歯医者さんです。

何を隠そう(?)、50代の元気な盛り、奥沢の老先生から
「貴女は体は逞しいけれど、口の中は80代に近いですよ」と言われた私。
3人の息子を育てながらフルタイムの仕事をしつつ、
保育園&学童クラブの運営にも関わり、バザーなどにも精を出していれば、
定期的に歯医者さんに行くなど、思いもよらず……以下の惨状です。

恥ずかしながら、私の歯は殆ど被せ物で、インプラントも2本。
喋りは達者ですが、歯は華奢なので、
固いものを噛むのは細心の注意が必要です。

ま、転んでも只じゃ起きない私ですから、
「わかったわよ! それなら一病息災で、健康になってみせるから!!」と、
一念発起。 これが功を奏して、今に到っています。

雑誌クロワッサンの記事、
「良い歯科医は、ブラッシング指導をちゃんとやってくれる人」を読み、
現在かかっている歯医者さんを見つけ出し、教えを守っています。
それは、歯を1本ずつ全て裏からも表からも20秒以上丁寧に優しく磨くこと。
磨き残しが無いように丁寧にすると22分かかります。

どうせ時間をかけるのなら!と、半身浴で読書をしながらすることに決定。
お陰で、読書量も増え、歯槽膿漏の進行も止まり、今の所安泰です。

このWADA先生からは、日本の歯科治療の問題点とか、老人訪問診療のこと、
世界の歯科治療の趨勢とか、色々なことを教えていただけます。
私の<医療関係の不満>とか、<壮大な夢>まで聞いてくださるので、
<日本の将来を憂える戦友>のような気分さえ味わっています。

「医者や病院には近づくな!」という本をたくさん読んでいる私ですが、
懸命に地域医療や啓蒙活動をされているドクターは尊敬しています。
こういう方々が報われる医療制度改革を望みます。
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駒沢診療所

2015-11-10 05:53:55 | 健康法




元気塾・元気リーダーの私も来年は68歳。
今は健康ですが、将来は絶対に必要になる、良いホーム・ドクターを
決めておきたいと思い、ネットで検索しました。

条件は、世田谷区内の、自転車で行ける距離であること。
今は年に一回の区の特定健診を受けるだけですが、
できるだけ、他の科もあって、一箇所で色々用が足りること。
で、今年は婦人科のある表記の診療所に行ってみることに。

電話で予約を入れた後、独自の問診票や尿検査用の容器が郵送され、
と~ってもシステマティっク。検査結果も郵送してくれます。
そして驚いたことに、今まで行っていた近所のクリニックと違い、
<眼底・眼圧>まで検査してくれる、とありました。
思わず電話して「本当に500円で済むのですか?」と聞いてしまいました。

健診費用は区によって色々らしいのですが、世田谷区は500円です。
今回、同じ500円でもクリニックによって内容が違うことが判明。
「還暦を過ぎたら、眼の検査も年に一回はした方が良いらしい」とは聞いても、
眼科はいつも混んでいるしなぁと思っていたので、ラッキーでした。

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「骨ストレッチ」ランニング ⑧ なぜ?

2015-11-09 05:51:34 | 介護




最後に「骨ストレッチ理論」を書き写しておきます。

P.53 なぜ体の節々を押さえるのか

   骨ストレッチの特徴は、
   ①体の節々を押さえる
   ②親指と小指を使う……この二点に集約できます。


   (中略)それぞれの動作の意味について考えてみると、

   ①「体の末端を制御することで体幹部が直接刺激される」

P.64 ②(色々な組み合わせで実験したところ)親指&小指の組み合わせが
    一番スムーズです。余分な力が入りにくいため、誰がやっても
    同じ効果が得られやすい。

   無駄な力を抜くこと、つまり脱力は、物事が上達するとても大事な
   ポイントでありながら、コツをつかむのがいちばん難しいといわれて
   います。そのコツが、親指と小指をつけるという
   シンプルな動作で、労せずしてつかめるのです。
   

P.65 <この二本を使う有効性について>自分自身の体の反応を確かめて
   いくなかでわかってきたのは、親指と小指の役割の違いです。

   親指はブレーキ、小指はアクセル----それぞれの指に、このような
   ハッキリとした特徴があり、

P.67 この二つの指をつなげることで、ブレーキとアクセル、
   それぞれの力が中和され、ニュートラルになる……ととらえています。

   体の節々を押さえる際に無駄な力が入りにくいのも、それゆえのこと。
   また、指先という体の末端部が一つにつながることで、
   刺激が体幹まで伝わりやすくなります。


さらに、<美容効果が大>といわれる「鎖骨ひねりストレッチ」について

P.49 体幹部にある三つの骨(肋骨・鎖骨・骨盤)の可動域を広げ、
   「動ける体」の土台となる体幹部の柔軟性をアップする方法。

   鎖骨は、腕の骨と背骨をつなぐ場所に位置するとても重要な骨であり、
   この一帯がスムーズに動かせるようになると、
   直接つながっている肩甲骨をはじめ、肋骨、骨盤にいたるまで、
   体幹部の骨が一気にほぐれていきます。


P.56 鎖骨を押さえて体を捻ると、これに連動して肩甲骨一帯の
   可動域が広がり、その刺激は肋骨や骨盤へと伝わっていきます。
   一つひとつの骨が孤立しているわけではなく、
   互いが関係し合いながら体を支えているのです。
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