自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「骨ストレッチ」ランニング ②

2015-11-03 08:15:02 | 図書メモ




著者は、今まで常識として扱われてきたWarming upや筋トレ、補強トレの
問題点を説いたあと、忠告しています。

P.38 目に見えない骨とは

   何もしないで、いきなりランニングを始めていいわけではありません。

   (中略)実際、肩凝り、腰痛、膝痛など、体のあちこちにゆがみを
   感じている人は少なくないでしょう。この状態を放置したまま
   無理して走ったところで、体は悲鳴をあげるばかり。

   まずは体を心地よい状態、無理なく動ける状態に戻すことから
   始めましょう。そうして日常生活で心地よさが感じられるように
   なってくれば、自然に体を動かしたくなります。

   このような感覚が得られたところで、Walkingを始めてみる、
   さらにはRunningを始める、というのが自然ではないでしょうか。

この後、こうした心地よさを取り戻すために欠かせないメソッドが紹介されます。
コンセプトは、

P.39 「骨は陰、筋肉は陽。

   目に見えない部分が、目に見える部分の働きを支えている」

   目に見える部分(=陽)を効果的に動かすには、
   目に見えない部分(=陰)の働きが非常に重要になってくるのです。

   筋肉にもインナーマッスル(深層筋)のような陰の部分も存在しますが、
   このインナーマッスルを効果的に動かすためにも、
   骨の活用は欠かせません。


この後、いくつかの骨ストレッチが紹介されますが、そう難しくなく、
大変でもなく、苦痛も覚えません。名前だけ列記しておくと、

   図5 マグロの中落ちストレッチ(肋骨刺激)

   図6 手首ブラブラ

   図7 手首肩甲骨ストレッチ

   図8 手首背伸び

   図9 足首前屈伸ばし

   図10 足首ハムストリングストレッチ

   図11 鎖骨ひにりストレッチ

   図12 体側逆伸ばし

   図13 片足開き体側伸ばし

   図14 足首まわし


P.56  たとえば、鎖骨を押さえて体をひねると、これに連動して
   肩甲骨一帯の可動域が広がり、その刺激は肋骨や骨盤へと伝わっていきます。
   一つひとつの骨が孤立しているわけではなく、互いが関係し合いながら
   体を支えているのです。

   こうした骨の連動がスムーズだと身のこなしも軽やかになりますから、
   とても心地よい体感が得られます。つまり、わたしたちの体は

   たえず心地よい方向に動こうとしているわけです。


   にもかかわらず、従来のストレッチや筋トレのように、
   体のある部分だけほぐしたり鍛えたりしたらどうなるでしょうか?

   骨から骨への連動がうまくいかず、体の可動域はかえって低下し、
   動作が辛く感じられるはずです。実際に腕をまわすなどして、
   その辛さを体感した人ならば、
   「体が悲鳴をあげている」と感じるかもしれません。

   (中略)
   大事なことは単純明快、体がラクに動かせるかどうか、つまり、
   体が心地よいと感じているかどうか----
   これまで繰り返してきたように、
   それには自分の体の声を聞くしかありません   
  
コメント
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