自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「骨ストレッチ」ランニング ① 松村 卓・著 2014/5

2015-11-02 07:46:20 | 推薦図書




常々、疑問に思って、気になっていたことに答えが降ってくる時、
最高の幸せ感を味わえます。
この本は、いくつかの疑問が<音を立てて繋がって、解決!>という感じで、
有り難い内容でした。

P.20 ストレッチで筋力はダウンする

   ストレッチで伸ばされるのは、腕、肩、太ももといったように
   体の一部分だけです。こうした部分をいくら伸ばしても、
   それが体全体の柔軟性を高めることにつながるとはかぎりません。
   いや、むしらバランスを崩し、
   思うような走りができなくなるケースの方が多いのです。

   (中略)入念にストレッチすることで、炎症、肉離れ、関節痛が
   起きやすくなる----ストレッチを行ったあとに腕をまわしたり
   歩いたりすれば誰でも確かめられるのに、私たちの多くはそれを
   しません。これから走り出そうというときに、
   その走りの邪魔になることを続けてしまっているのです。


数年も前ですが、山渓さんから本を出してもらったあと、
何回か講習会に参加したり、登山の猛者の方とご一緒した経験があります。
一般登山者向け講習会では、皆さん、ラジオ体操とか、ストレッチなど、
準備運動的なことをされますが、「普段は、しないねぇ」とのこと。

私自身は、登山開始前、「今から非日常の行動が始まるのよ」と、
身体に知らせたくて、「上半身を伸ばしたい」と思います。
でも、足腰のストレッチは、どうでもイイという感じ。

夫は、もっとせっかちで、「登りだせば、それがストレッチだ!」
「それより、早く登り始めなきゃ、遅くなっちゃう!!」と、イライラ・・・

ランニングの世界で、
寝起きのまま寒い外気に飛び込む危険性が喧伝されていますが、
夜明け前から歩く登山がそれと共通することか否か?
結論は出ませんが、

  「ストレッチ絶対必要論」には意味がなく、
   自分の身体の声を聴いて、
   Performanceの質を上げれば良い

ということが分かったことが大収穫でした。
コメント
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