自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「骨ストレッチ」ランニング ④ 野口体操

2015-11-05 06:01:27 | 図書メモ




今日は、著者・松村卓氏が野口体操から学ばれたときの話です。
私も数十年前、40肩でテニスや卓球ができなくなったとき、
野口先生のお弟子さんが芸大で教えられていた「こんにゃく体操」を
習いにいったことがあります。

P.84 「次の瞬間、新しく働くことの出来る筋肉は、

   今、休んでいる筋肉だけである今、休んでいる筋肉が多いほど、

   次の瞬間の可能性が豊かになる」


   休んでいる筋肉が多いほうが、次の瞬間の動作がスムーズにできる---

   これはアスリート時代にはまったくなかった発想ですが、

   「骨を使って立つ」ことがわかってくると、

   その意味が徐々に実感できるようになります。


こんにゃく体操を習っているときは、「体を緩める」いっぽうで、
動作の目的が良くわからず、「変な体操!」と思っていました。

   野口氏のいう「筋肉を休ませる」ということは、
   筋肉をゆるませることであり、
   それは骨をしっかり動かすことにつながってきます。

   逆に筋肉が過度に緊張した状態では、骨の動きが邪魔されてしまい、
   動作がぎこちなくなります。


うぅ~む。昔やっていた頃は、何もわかっていなかったことが判明。
今、なんとなく垣間見えてきたのは、登山の、特に下りのとき、
重心の位置と運び。そして、不足の事態への備えです。
動体視力により、次の一歩を何処に置くか決める訳ですが、
浮石でないか? より安定性のある場所はないか? 掴まれるものはないか?
最適・最上の場所に足を置くために、どれだけの筋力を使うか?

そして、それらは緊張しまくった筋肉では対処できないことのようです。
一瞬一瞬に反応し、普段は休んでいる(緩んでいる)筋肉は、
しっかりした骨を使うことで、成り立つ・・・・

つまりは、「骨」なのだ! というのが著者の主張です。
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