自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「認知症の人が 安楽死する国」 ②

2015-11-14 05:03:54 | 図書メモ




ま、「日本という国にボランティア精神が無い」とは断言できないし、
禅の修業などでは、
 
   見返りなど何も期待せず、やらせていただく、

   掃除をさせていただく

などと言いますから、ボランティアだと思います。
でも、日本人の奉仕には<使命感>は無いのかも。

たとえば、ホスピスや介護施設で<掃除や配膳>などのお仕事がある場合、
ボランティアに求められるのは、
「○曜日の午前中」とか、時間帯が決められたら、
必ず、その仕事を責任を持って遂行する義務が生じます。

今日は「体調が悪いから」とか、「天気が荒れ模様」「コンサートがある」など、
自分の都合は何も入れず、<仕事>として引き受けるのです。
なので、私自身はFlexibleな仕事しかOfferできません。

世田谷区の元気リーダーの仕事は、もし急に都合が悪くなれば、
他のリーダーさんに代わってもらえるので、非常に気が楽です。
自分が他の人の代行で行った場合は、普段と違うグループの活動に触れられ、
勉強にもなります。

こういった融通性が日本的?

また話がそれました。
オランダでのそれは、「マントルケア」と呼ばれ、
P.21 「介護が必要な人々に対して、支援団体や組織などではなく、

   本人の周りにいる社会的関係、つまり隣近所・家族・友人などが、

   通常の範囲を超えて、長期にわたって介護を行うことであり、

   本人にとってなくてはならない必要な介護である」


以下、日本と大きく違う、重要なことが記されています。
P.27 ボランティアの人には、「同じ仕事をしているのに、あの人は給与をもらっていて
   私は給与をもらっていない」という不服や嫉妬がない。なぜこれだけのボランティア
   が集まるかというと、ボランティアがもつ愛情の根底には、

   全ての市民の生活が具体的に保障されているからである。   
コメント
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