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「びんぼうゆすり」で変形性股関節症は治る!  井上明生・著  2017/3

2022-11-18 06:04:03 | 身体の探検


久しぶりにドキドキする本に出会い、興奮しています。
ラジオ体操仲間に股関節の不具合で悩む人が3人いるので、
書店や図書館で関連の本のチェックをしていて発見。

5年以上前に出版されていて、
NHKためしてガッテンでも取り上げられたというのに
この保存療法(=手術に頼らない治療法)が世に知られていないのは、
あまりに簡単すぎて、にわかに信じ難いから?
医療業界にとって金銭的メリットがないから??
などと、穿った考えしか浮かびません。

著者は1935年生まれの整形外科医です。
あとがきにある井上医師の信条を読めば、患者本位の考えがよくわかります。
長くなりますが、ご紹介しましょう。

p.118 私は医療に携わる者として「最高の医療は予防医学」であると
   考えています。その次に望ましいのが非侵襲的に自然治癒に導く医療
   非侵襲とは、手術や薬剤で身体を傷つけないという意味です。

   そして、その次に再生医療があります。一般に行われる医療は、
   ほとんどが人体の自然治癒力を利用した再生医療です。

   そして、最終的に「どうしても治せない」というとき、
   移植医療があります。

これから何回かに分けて、井上医師の「びんぼうゆすり」療法を紹介していきますが、
手術を勧めない、筋トレ指導もしない、痛み止めも処方しないとなると、
医療業界からは「営業妨害するなよぉ~」という声さえ聞こえてきそう。

不思議に思うのは、著者がれっきとした日本整形外科学会・股関節学会の会員で、
学会論文でエビデンスを証明しているにもかかわらず、これが普及していないこと。

私自身の専門は「自力整体」という予防医学ですから、著者と同じスタンスです。
そして不思議なことに(?)、というか必然の終着点として、
「関節の不具合は微振動(びんぼうゆすり)で治す」という共通点があるのです。

自力整体のびんぼうゆすりは、輪っかタオルを使って寝ながらもできます。
井上医師の理論やエビデンスは、これからの教室指導に大きな自信を与えてくれそう。
実際に股関節痛で苦しんでいる生徒さんに、どのように効いてくるのか楽しみです。
コメント
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