自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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次のミュージカル 4  幸福の王子

2022-11-13 05:54:50 | 唄と踊り


情報収集しているなかで、「幸福の王子」ってどんなだっけ?
と思ってネットをみたら、感動ものでした。
https://www.hyuki.com/trans/prince.html 
上記HPから一部だけ紹介します。

   幸福の王子の両眼は涙でいっぱいになっていました。
   そしてその涙は王子の黄金の頬を流れていたのです。
    王子の顔は月光の中でとても美しく、
   小さなツバメはかわいそうな気持ちでいっぱいになりました。

   「あなたはどなたですか」ツバメは尋ねました。
   「私は幸福の王子だ」
   「それなら、どうして泣いているんですか」とツバメは尋ねました。
   「もう僕はぐしょぬれですよ」

   「まだ私が生きていて、人間の心を持っていたときのことだった」
   と像は答えました。 「私は涙というものがどんなものかを知らなかった。
   というのは私はサンスーシの宮殿に住んでいて、
   そこには悲しみが入り込むことはなかったからだ。

   昼間は友人たちと庭園で遊び、夜になると大広間で先頭切ってダンスを
   踊ったのだ。 庭園の周りにはとても高い塀がめぐらされていて、
   私は一度もその向こうに何があるのかを気にかけたことがなかった。

   周りには、非常に美しいものしかなかった。 廷臣たちは私を幸福の王子と呼んだ。
    実際、幸福だったのだ、もしも快楽が幸福だというならば。
    私は幸福に生き、幸福に死んだ。 死んでから、人々は私をこの高い場所に置いた。

   ここからは町のすべての醜悪なこと、すべての悲惨なことが見える。
   私の心臓は鉛でできているけれど、泣かずにはいられないのだ」

オスカー・ワイルドによるこのおとぎ話の全容を知るだけで、私の目に涙が。
この王子さまは「ただのイケメン」ではなく、悟りを開いたシッダールタ王子?
銅像になってしまっているので、その智恵を説くことはないけれど、
作者はしっかり、その心を語っています。私好みの王子様! 大好き!!

いえ、そんな浮かれごとを言っていては、生前の(=世間知らずの)彼と
同じレベルです。作者は、「シッダールタ王子のように、生きているうちに
外の世界を知り、やるべきことをするのだ!」と、説いているのです。

例えていえば、現在ウクライナで起きている恐ろしい現実に対して、
やれることをしっかりやる!!! ウクライナだけでなく、世界中の格差や
弾圧に対して、自分は何か、やっているのだろうか??

ここまで考えてこそ、「王子様」について調査した甲斐があった、と思いました。

コメント
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