神奈川県民ホール、2014年11月23日マチネ。
宝塚歌劇では1977年に初演、最近では宙組本公演、月組梅芸公演で上演された演目の全国ツアー版。全2幕。
植爺脚本でも『風共』は『ベルばら』よりは出来としてマシだと私は思っていて、かつスカーレットというキャラクターが私はわりと好きなので、大変楽しく観ました。
なんといってもまこっちゃんのスカーレット(礼真琴)がイキイキ楽しそうなのが良かったです。別に地でやっているわけではなくて、愚かで若くて元気な南部娘をちゃんと計算して演技で作っていたと思いました。丸顔なのと、気合が入りすぎたか化粧がやや濃く見えたのはご愛嬌。新公主演やバウ主演をこなしているとはいえヒロインはまた別格だと思うのて大変だったろうと思いますが、この学年でこういう経験をしておくのはとてもいいことだと思いましたし、すくすく伸びていってほしいなあ、と思いました。
ただデュエダンはさすがにベニーに気の毒だったかな。まこっちゃんに相手を立てて美しく見せる娘役スキルがまったくなくて、ひとりで楽しそうに踊っちゃっているだけだったので、決してダンサーではないベニーはさらにつらかったかと思いました。こういうスキルも男役に戻ったときに対娘役相手に上手く発動する元になるから、勉強しておくといいんだけれどなあ。
はるこメラニー(音波みのり)は天使でした。さすが!
ベル(天寿光希)は私がちょっと期待しすぎちゃったかな、わりと普通に見えてしまいました。トリゴーリンが素晴らしすぎたからなあ…
この演目も役はあまりないのですが、全ツにはちょうどいいとも言えますし、下級生にもけっこう綺麗ですらりとした子が多く、観ていて楽しかったです。
さて、主役のバトラー(紅ゆずる)ベニーですが…ニンではないところで健闘していたとは思うのですが、しかし演技が迷走しているように思えました。ビジュアルは素敵だし歌も本当に良くなっていて素晴らしいのですが、「バトラーらしさ」を出そうとしすぎていて全体に芝居がかって見えてしまい、ハートが見えない気がしたんですよねえ…
踏ん張っていただきたいところです。がんばれベニー!
宝塚歌劇では1977年に初演、最近では宙組本公演、月組梅芸公演で上演された演目の全国ツアー版。全2幕。
植爺脚本でも『風共』は『ベルばら』よりは出来としてマシだと私は思っていて、かつスカーレットというキャラクターが私はわりと好きなので、大変楽しく観ました。
なんといってもまこっちゃんのスカーレット(礼真琴)がイキイキ楽しそうなのが良かったです。別に地でやっているわけではなくて、愚かで若くて元気な南部娘をちゃんと計算して演技で作っていたと思いました。丸顔なのと、気合が入りすぎたか化粧がやや濃く見えたのはご愛嬌。新公主演やバウ主演をこなしているとはいえヒロインはまた別格だと思うのて大変だったろうと思いますが、この学年でこういう経験をしておくのはとてもいいことだと思いましたし、すくすく伸びていってほしいなあ、と思いました。
ただデュエダンはさすがにベニーに気の毒だったかな。まこっちゃんに相手を立てて美しく見せる娘役スキルがまったくなくて、ひとりで楽しそうに踊っちゃっているだけだったので、決してダンサーではないベニーはさらにつらかったかと思いました。こういうスキルも男役に戻ったときに対娘役相手に上手く発動する元になるから、勉強しておくといいんだけれどなあ。
はるこメラニー(音波みのり)は天使でした。さすが!
ベル(天寿光希)は私がちょっと期待しすぎちゃったかな、わりと普通に見えてしまいました。トリゴーリンが素晴らしすぎたからなあ…
この演目も役はあまりないのですが、全ツにはちょうどいいとも言えますし、下級生にもけっこう綺麗ですらりとした子が多く、観ていて楽しかったです。
さて、主役のバトラー(紅ゆずる)ベニーですが…ニンではないところで健闘していたとは思うのですが、しかし演技が迷走しているように思えました。ビジュアルは素敵だし歌も本当に良くなっていて素晴らしいのですが、「バトラーらしさ」を出そうとしすぎていて全体に芝居がかって見えてしまい、ハートが見えない気がしたんですよねえ…
踏ん張っていただきたいところです。がんばれベニー!
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