玉肌日記

【裂石温泉（山梨県甲州市）】
山梨の勝沼から大菩薩峠へ向かう途上、その峠の麓にある温泉。前述の岩下温泉が冷泉であったのと同様に、こちらも源泉は冷泉。露天風呂には加熱した湯しかないが、非常に立派なる内湯にはかなり大きい源泉浴槽があり、こちらにも無力透明の26℃の湯が満たされている（これまでの経験では冷泉の源泉漕は非常に人気がないのか、申し訳程度のサイズしか置かないのが一般的と見られる）。泉質は単純温泉ながら、pH9.9とかなりのアルカリ度。しかし、一般的なアルカリの湯にあるような”ヌルすべ感”は一切無く、これまた非常にプレーン。また、浴後にはアルカリ泉独特の非常に好ましい香りも。この付近にはまだ、個人的に未踏の温泉が数多点在するのだが、岩下温泉と裂石温泉の傾向から類推するに、だいたいこのような感じなのであろうか。なお、こちらの露天風呂は石柱に平な巨岩を乗せた構造物があり、なんだか石舞台古墳を髣髴させるのだが、社長の手作りということ。手作りの豪気さをアッピールしたいのだろうが、構造計算とか大丈夫なのだろうか。地震等なんらかのショックで天井の巨岩が崩落するのではないかという恐怖感充分。