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へぎそば(新潟県十日町市等)
新潟県魚沼地方に多い”へぎそば”、特に国道117号(長野-小千谷)の十日町付近には蕎麦屋が集中的に存在する場所があるが、昼時ともなればなかなかに活況。布海苔(ふのり)をつなぎに使った蕎麦だが、そのためにかなり強めのコシと滑らかなる食感が特徴だが、地域によっては珍しいことに蕎麦にワサビでなく、辛子がセットされている。へぎそばの”へぎ”とは蕎麦が盛られている板状のザルを指すが、ここに一箸ずつ取れるように丸くまとめられた姿は美麗なるも、へぎそば自体がかなり滑らかであるため、箸ではなかなかピックアップしづらく、このようにまとまっていれば輪に引っ掛けて汁へボシャというのが容易。小さい”へぎそば”は絵にならないためか、2人前以上の注文がデフォルトながら、さらに良心的にやや多めに盛りつけている店が多く、メニューにも「3.5人前です」といった半端な記載が目立つも、その1人前という量も東京の蕎麦屋対比ではかなり多めで、かなり十分な量。というのも体感的には、通常の蕎麦対比でへぎは相応に水分を多く含んでいると思われ、その水分で満腹になりやすいと想像。証左として蕎麦汁もすぐにその水分で薄まっていくという次第で、それを見越して多めの汁が徳利にて供される。難は通常の蕎麦対比で蕎麦の風味は失われがちだが、それに勝る食感。
新潟県魚沼地方に多い”へぎそば”、特に国道117号(長野-小千谷)の十日町付近には蕎麦屋が集中的に存在する場所があるが、昼時ともなればなかなかに活況。布海苔(ふのり)をつなぎに使った蕎麦だが、そのためにかなり強めのコシと滑らかなる食感が特徴だが、地域によっては珍しいことに蕎麦にワサビでなく、辛子がセットされている。へぎそばの”へぎ”とは蕎麦が盛られている板状のザルを指すが、ここに一箸ずつ取れるように丸くまとめられた姿は美麗なるも、へぎそば自体がかなり滑らかであるため、箸ではなかなかピックアップしづらく、このようにまとまっていれば輪に引っ掛けて汁へボシャというのが容易。小さい”へぎそば”は絵にならないためか、2人前以上の注文がデフォルトながら、さらに良心的にやや多めに盛りつけている店が多く、メニューにも「3.5人前です」といった半端な記載が目立つも、その1人前という量も東京の蕎麦屋対比ではかなり多めで、かなり十分な量。というのも体感的には、通常の蕎麦対比でへぎは相応に水分を多く含んでいると思われ、その水分で満腹になりやすいと想像。証左として蕎麦汁もすぐにその水分で薄まっていくという次第で、それを見越して多めの汁が徳利にて供される。難は通常の蕎麦対比で蕎麦の風味は失われがちだが、それに勝る食感。