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玉肌日記

2008年12月01日 | 玉肌日記
【雲仙温泉(長崎県)】
東京から、途中尾道での一泊を挟んで1300キロあまりを爆走して到着。以前にも一度来たことはあったが、その時はここにある地獄を車内から一瞥して帰って来ただけであり、今回は温泉を目的として訪問。車の窓を閉め切っていても車内に立ちこめる硫黄臭が前回非常に印象的であったのだが、これほどの強力な噴出地があってイイ温泉が出ない訳なし。公衆浴場があるも、ホテルにも温泉があるということで、お糸地獄を車でスルーしたあとはUターンして早速ホテルへ。ホテルも思い切り西洋風ながらもキチンとした大浴場があり、硫黄泉が引かれているのだが、見遣るに源泉はお糸地獄から、とのこと。源泉温度も94℃と非常に高く、これでは寒い時期にも配管中で温度が低下することはないと思料。ちなみにお糸地獄とは普通の噴出地なのであるが、名前の由来は、お糸なる女性が夫がありながらも密通し、最後には夫を殺してしまい、処刑されるときにこの地獄が噴出したとのことで、なんだか、付近にある島原ともあわせると妙なリアリティあり。不躾ながら、雲仙にシッポリしに来ている不倫カップルがこの説明書きをみたら(さらにその後にこの温泉に入ったら)どう思うのだろうと一人妄想。温泉は硫黄泉=白濁と想像していたのだが、白濁にあらず、やや濁っている程度ながら、明らかなる硫黄臭。入浴時はそれほど気にならないが、入浴後には鉄分のサビ臭を伴った硫黄臭がしっかりと毛穴に入り込み、しばらく匂いが取れないほどに良質。舐めてみると味はややサビ味ながらも薄めたレモン水のようでph2.2とのことで強酸性。ただ、浴後のピール感や肌荒れ感はなし。明治から開けた温泉地な模様で、外国人も小浜(あのオバマ大統領で有名となったオバマ)へ船で着て、そこから駕篭にて山を登って来たとのことながら、確かにそれだけの価値あり。
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