玉肌日記

【奥満願寺温泉（熊本県）】
満願寺温泉の奥、ほとんど黒川温泉の南に位置する温泉。川沿いに温泉が湧いており、それがほとんど川と同じ標高にあることから、川の増水時等には入浴できない恐れもある川縁の露天温泉が知られているが、訪問時には満願寺温泉と奥満願寺温泉との差異が分からず、ナビなんか搭載していない当車で完全に方向感を見失う中、漆黒の闇を車で爆走して、ようやくなんとか到着。到着後、時間をおくことなく早速温泉に入るが、11月下旬の訪問なるも、かなり寒い。露天なんかでは全裸で表に出たときはほとんど凍死しそうなほどだが、入浴温度は管理されているのか、非常に適温。露天風呂、さらには貸切の家族風呂でも適温になっているところを見ると、温度管理が徹底されているか(＝ということは源泉掛け流しではない)？　泉質はほとんど透明なる温泉で、匂いもなし。味もなく、非常にプレーンな温泉が湧出しているが、泉質としては付近にある黒川温泉とかなり類似しているものと思料。ただ、源泉によっては薄く白濁しているようにも見えるが、葛湯色のよう。川向には紅葉した木々があり、それを眺めながらの入浴は素晴らしく、当日はあいにく天候は雨模様だったが、肌寒い中で濡れる紅葉をみながらのそれもまた良し。