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玉肌日記

2008年05月26日 | 玉肌日記
【湯谷温泉(愛知)】
愛知県は豊橋から飯田線沿いに内陸に入ったところにある温泉。山間ながら小さな温泉街を形成しており、秘湯感は全くなく、温泉が少ない愛知県としてはそれなりに発展している模様。ここら辺は鳳来峡と言われ、宇連川沿いに旅館が10軒程度並ぶも、その宇連川は川底が”板敷”と言われているが如く、岩を敷き詰めたようになっており、そのことから川色が場所によっては翠だったり、オレンジだったりとかなり珍しい風景になっており、どの旅館もその板敷を臨むような格好で露天風呂があるという具合ながら、その風光明媚さから川沿いの一部は遊歩道になっていて、そこから丸見えというリスクがありながらも、川音を聴きつつ、対岸の山肌の新緑を見ながらの入浴は快適。今回の訪問は2回目だったが、前回2年前の訪問時には単純温泉の記憶しかなく、無臭無色透明のお湯だったと記憶しているが、今回は新たな源泉が出た模様で、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物温泉(低張性中性低温泉)で、茶褐色気味の濁った色。匂いは殆どなく、味もキツくはない。源泉温度が低いこともあり、加熱しており、さらには温泉資源保護のために循環ではあるものの、消毒匂がキツいということもなく、その事実さえ知らないでいれば全く気にならないレベル。温泉街としては一部鄙び感もあり、デフォルトしかかったような旅館もあって斜陽感はあるものの、一部グループが個性的な宿を経営しているせいもあり、比較的活況。その中にも、温泉街全体ではゆったりとした時間の流るる田舎感があるのがよろしい。
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