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九州全線阿房列車(4)

2022年06月04日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(4)
第1日目
今日はまず枕崎線にのって枕崎を目指す。枕崎線は薩摩半島の先端にあるため、鹿児島中央から盲腸線となり往って来いになる。枕崎線の始発は0447という衝撃の早朝。山手線始発と同じ時間帯だが、いったい誰が乗るのか。これを逃すとその後の旅程、つまり本日中に宮崎まで到達する行程が成立しない。緊張のあまり3時に起床し、駅前ながら4時すぎにはホテルをチェックアウトする。駅では「旅名人の九州満喫きっぷ」の第一回目に検印をもらう。これで今日1日はどこでも乗降自由となるが、目的の枕崎線ホームには車両はなし。これを最初としてこの後にたびたび遭遇することになるが、JR九州はホーム構造が変わった駅が多く、そのホームどこにあるの?という場所にそれがあることがあり、初見でわかりにくい。乗り継ぎに時間がない場合など焦ってパニクりそうではあるが、なんだか九州の南端の鹿児島といえどさすがに寒い。発車10分前程度にイエローのディーゼル車4両編成が入線してくる。0447という時間帯、更にはこの先かなりのローカルさが予想される中で豪華な4両編成とはいったい誰が乗るのかと大変不可思議。ホームで待つのは大変寒いので早速車内に入るが、車内も十分冷えていて暖房なぞ効いていない。寒冷地では待機中もドアを閉めており、乗客が自らボタンでドア開閉させて暖気を逃がさないというのが通例だが、ここ南国鹿児島ではそのような配慮は一切なく全開放。寒い…。当方目視による乗客は4名ほどで0447発車。乗客に学生はおらず、この先の指宿温泉街に出勤するようなご婦人もいる。
【図】第一日目行程。黒線部分が本日のノルマ。達成できないと以降の全行程が狂うのでこちとら必死。
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