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母校文化祭訪問記(2)

2024年02月07日 | 畸観綺譚
受付でパンプを貰うと、同行の家族は「メイド喫茶に行きたい!」と強硬主張。実質男子校歴10年の当方としてはそこがどんな状況か容易に想像できたが、抗えずにメイド喫茶に直行。校内は将来の受験生と思しき親子連れが多く、中には教室前に順番待ちの列もあったが、メイド喫茶前はそこだけ意外にひっそりと閑散。勇気を奮ってさっそく入店するも「いらっしゃいませ、ご主人さま!(当然男声)」と出迎えを受けるが、発声や表情に羞恥感と躊躇があり、メイドになりきれていない。また化粧の追求も足らず、ノーメイクな学生がメイド服をきているだけ。自主規制が効いているか不明だが、先達としてはマニアックに美を本格追求する姿勢が欲しかった…(が、配布されたパンプを帰宅後に眺めていると超本格的な美女?コンテスト、しかも校内のベスト美男美女カップルを選出するというツッコミすぎな企画があったことが判明、愕然となる)。メイド喫茶でメニューを見るが、学園祭では利潤を追求してはいけない様子で価格はほぼ原価。当方は慎重にコーラをオーダーしたが500mlペットボトルそのものが供されるもヌルい…が、飲食店営業許可を取得していないのでやむを得ない。慎重にコーラを選択したのは、なるべく加工や調理が加わらないものを求めたためであり、それは校内の衛生状況を熟知しているからであって、かつて試験中には試験監督たる先生は不潔さに耐えきれずにホウキで教室内をよく掃除していた。テーブルに着席するとドリンクが配られるが、後輩のなかなかシビれるサービスに思わず喉が乾いてしまい、早速開封して一口飲むに「お客さま!飲む前に私と一緒に掛け声でラブを注入しないと美味しくなりません!」と段取り間違いを思いっきり家族面前で後輩メイドに叱責される。なお、「教育上の悪影響がある」と思う親子連れが多いのか家族は我らのみだった。
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