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最近のミニマム・セット(2)

2022年07月16日 | 機材マニアック
最近のミニマム・セット(2)
マニアックな部分で言えば配線だが、線材はすべてベルデン(BELDEN)9395。エフェクト間のプラグはL字がスイッチクラフト(SWITCHCRAFT)226。またケーブルの曲げ半径と取り回しの都合で初めてスイッチクラフト(SWITCHCRAFT)228を使用。228はその華奢な構造からなんだか安っぽくてこれまで敬遠していたが、価格が226(520円)より高い(780円)という事実に驚愕。しかし出来合いのケーブルを買うより、自作した方が圧倒的に機動的かつ安い。最短距離で結線するとコンプとチューナー間は5cmしかなく、そもそも5cmの既製品パッチケーブルなぞ選択肢は少なくて高価。自作であればプラグは再利用可であって、ここ25年ほど既製品のケーブルを買ったことがない…。しかし228はコールド線の処理が悩ましい。アンテナ線のようにコールドは折り返してプラグに挟み込んでネジ止めことを想定しているようで、ハンダ付けする端子が存在しない。よって、プラグの内部にフラックスを塗ってそのままハンダ付け。まるで溶接工である。コンプはKeeleyのGC-2というLimiting Amplifierだが、意外に少ないdbxタイプのペダル。THAT4320という元dbxのエンジニアが設計したdbx 160AをシュミレートしたICを搭載している。160Aといえばちょっと前は誰もが160Aという時代もあった(が当方は160Xと163だった)。ちなみにベースからコンプまでのケーブルは4.5フィート(1.37m)。たまたま取り回しに必要最低限の長さだったが、この長さ、なんとスコヘン(スコット・ヘンダーソン)と同じ長さ!スコヘン的にはボリュームを絞った時にハイ落ちしない必要最低限の長さということだが、機材には変態・偏執狂的コダワリがあるスコヘンと同じとは…。ただ、スコヘンのギターはパッシブだが、こちとらアクティブなのでハイ落ちとかそういう問題は元来ナシ。(完)
【写真】背面。Petersonの「Strobo Stomp 2」のInに入っているのが、スイッチクラフト(SWITCHCRAFT)228。
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