最近のミニマム・セット(1)
現時点での愛用ミニマム・セットがコレ。右がコンプで左がチューナー。今のマイ・トレンド・コンプはKeeleyのGC-2という「Limiting Amplifier」、そしてチューナーはPetersonの「Strobo Stomp 2」。シグナルは右(コンプ)から左(チューナー)へと流れるが、キモはチューナー。ステージで音出しでチューニングしてしまうような高校生ではない、大人の嗜みをもったワタクシとしてはミュートでチューニングできるのがよい。そんなチューナーは世の中様々で回っているが、【利点1】コレはトゥルー・バイパス(True Bypass)。つまり、チューナーをバイパスする際にチューナー回路を通らずにスイッチのみ通るというもので、音質変化を極少化する(というプラセボ効果かも)。さらに【利点2】Bypass時にはチューナーが止まるので、演奏中にピコピコとチューナーが動かないのも良い。液晶やバックライトの寿命も伸びるだろう。そして【利点3】パワーサプライ機能があること。このチューナーは9V電池でも動くが、ACアダプターを使えば他の機材に電源供給ができるため、このセットでもコンプに電源供給している。さらに【利点4】チューナー自体の素晴らしさ。このストロボ・タイプのチューナーはチューニングの正確性がウリだが、これまでオクターブ調整を含めて如何に甘いチューニングで弾いていたかと悔やまれる精度で、もう他のチューナーは使えない。正しいピッチがなんとなく体感として会得できてきているような気も。とにかく音楽的なチューナーである。チューナー自体のデザインはアメリカ的で何だか非常にデップリ、モサ~とした感じなのだが、それも慣れれば愛らしい。そして【利点5】アフターケアの良さ。このチューナーの不具合を解消した内容を書いたことがあったが、素晴らしいケア内容。もう15年以上使っているが、おそらく今後もPeterson以外のチューナーには目移りしないと確信。(続)
【写真】愛用ミニマム・セット。全体的に青色だが視認性はバッチリ。青色LEDは目に刺さるほど明るい。KeeleyのGC-2のランプはスレッショルド(Threshold)にあたると緑→赤く変化。