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玉肌日記

2015年04月11日 | 玉肌日記
【塩原元湯温泉(栃木県那須塩原市)】(その1)
この塩原元湯温泉、現在は三軒の宿しかなく、塩原温泉発祥なる”元湯”号を馳せてはいるものの、今では完全なる秘湯の趣き。江戸時代には数十軒の宿があったと言われ、道の両側に宿屋が立ち並ぶ当時の図面を見てもその華やかさが窺われるも、大地震による山津波と温泉枯渇で多くは他に移って行ったとのこと。残った三軒のうち、二軒(元泉館大出館)には既に訪問済みであり、今回の”えびすや”は初訪問ながら、ココが最も由緒正しき旅館だったとは自らの浅学さを猛省(というのも、前回や前々回訪問時にも前を通過しているのだが、全く記憶になかったのであります)。早速入浴するに、こちらは日帰り入浴でも盛況。しかも受付時に血相変えた小母さんが「浴室で人が倒れた!」と飛び込んできており、容易ならぬ雰囲気(結果、無事だった模様)だが、老舗らしく混浴+女性専用という変則スタイルにて、早速前者に入浴。浴槽は2つで写真左が「梶原の湯」、右が「弘法の湯」だが、梶原は塩原最古の温泉とのこと。元湯が壊滅した経緯を知るだけに、入浴するとかなり温く、温泉としての若さを感ぜず、弘法へ。弘法はこれまた熱く、倒れる人もでるだろうというものだが、併設の水道で埋めれば極上。ただ、泉質的には梶原が好みにてこちらに入浴、そして長時間漂う。(続く)
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