作品情報⇒https://moviewalker.jp/mv73256/
以下、公式HPよりあらすじのコピペです。
=====ここから。
「去年の9月から何もせず、ある男性を待ち続けた」と追想するエレーヌ(レティシア・ドッシュ)。
パリの大学で文学を教える彼女は、仕事もしたし、友だちと映画館へも行った。だが、彼と抱き合う以外のことは現実感がなく、何の意味もなかったのだ。
彼の名前はアレクサンドル(セルゲイ・ポルーニン)、あるパーティで出会った、年下で既婚者のロシア人だ。友人のアニタ(キャロリーヌ・デュセイ)からは「のめり込まないで。いずれロシアに帰るのよ」と忠告されていたが、エレーヌには今の恋を生きることが全てだった。
アレクサンドルからの電話をひたすら待ちわびるエレーヌであったが、彼から「次にいつ会えるかわからない、3週間フランスを離れる」と告げられる。彼の不在に耐えられなくなったエレーヌは、息子とフィレンツェへの旅に出る。
そして、3週間後、アレクサンドルからの連絡を待つエレーヌのもとに、1本の電話が入るが…。
=====ここまで。
セルゲイ・ポルーニンで話題になった映画。
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いろいろ疲れておりまして、考えなくてもよい、なんかどーでもいい映画を見ようと思い、本作を選びました。……などと言っては、本作の関係者や、本作をお好きな方に怒られそうですが、誰が脱いだだの、誰が大胆なエロシーンやっただのが話題になる映画でロクなのがないのはお約束でございます。
……というわけで、本作もやっぱりそうでした、、、ごーん。
◆ポルーニンはセックス(の演技)しかしていない。
想像はしていたけれど、ここまでとはね。ポルーニンが服を着ているシーンはごくわずかで、あとはほぼ裸体。もういいって、、、と途中で言いたくなったのは、私だけ、、、?
そりゃ確かにイイ男で、バレエダンサーだけあってその身体も引き締まっており、肉体美。……でも、それだけだよね。演技らしい演技はしていない。セリフを喋っているシーンももちろんあるけど、上手いか下手かも分からないくらいに、下手そうではある。
顔もイケメンというよりは、エキゾチックなイイ男、という感じかな。いかにもロシアっぽい冷たさがある。
こんなことを言うと身も蓋もないけど、本作はポルーニン鑑賞映画であり、それ以上でもそれ以下でもないです。ストーリー的にも山なしオチなし。
彼はどうやら将来的に俳優としても活躍したいらしく、本作もその足掛かりになれば良いと思っているんだろうな。でもなかなか厳しそうな予感。ほかの作品を見ていないので分からないけど、他のもほんのチョイ役みたいだしなぁ。
バレエダンサーから役者、というと、スケールが違い過ぎるが、パッと思い浮かぶのは草刈民代だが、彼女の芝居はうぅむ、、、という感じだよなぁ。バレエも演技の一つだから、同じ表現者として、お芝居が上手くても不思議ではないはずなんだけど、、、。やはり、セリフを喋る、というのはハードルの高いものなんだろうな。ポルーニンも今後どうなるんですかね、俳優として。……あんまし興味ないけど。
◆セックス観の個人差
上記あらすじには、エレーヌさんの「恋」とあるけど、私には、ただ発情していただけにしか見えなかった。
エレーヌさんは言っている。ポルーニン演ずるアレクサンドルは「プーチン好きの頭空っぽ男」だと(いえ、もっとマイルドな言い回しでしたが、ぶっちゃけこういうことかと)。
こういう話って、やはりその人のセックス観がものすごく感想に影響するよなぁ。私は、エレーヌさんみたいに、「こいつ頭空っぽだな」と思いながら、「でもセックスはサイコー」というふうに割り切れないので、全然エレーヌさんの心理が分からないのです。……というか、ちょっと羨ましい。そこまで何も考えずに素晴らしいと感じられるセックスに溺れられることが。
いかに自分が頭でセックスしてきたか、、、ということを、こういう映画を見るたびに思い知らされて、なんだかなぁ、、、という気持ちになる。
恋愛初期ってのは発情期なので、会えばセックスセックスセックス、、、という時期があるのは分かるけど。でも、私の場合は、相手との将来が絶対的にないと分かっていたり、相手のことを全人格的に好きだと思えなかったりした場合、セックスしたいと思えなかったなぁ。つまり、エレーヌさんみたいに、観念抜きでの恋愛を経験していないのだ。……というか、できなかったと言った方が近いのか。
もちろん、ポルーニンみたいな超絶イイ男に出会ったことはないしね。イイ男なら何人か出会ったけど、私のセンサーは全然働かなかったのだ。……残念。
そのうちの一人は、とあるサークル内随一のモテ男で、確かに話も面白いし、かなりのイケメンだし、背も高いし、頭も良いし、多趣味で全方面偏差値80くらいの人だった。一部の男子たちにやっかみ半分で「種蒔き〇〇」と呼ばれていたくらい、彼の毒牙にかかった女性は多かったらしい。……というか、女性の方から毒牙に嚙まれに行っていたみたいだった。
ある夏、サークルで合宿があって、私はちょっと遅れて参加せざるを得なくなり、成り行きで種蒔きさんの車に乗せて行ってもらうことになった。差しではなく、もう一人種蒔きさんの同級生の男のR先輩も一緒だった。無事に合宿を終え、帰りも種蒔きさんの車にR先輩と共に乗せていただき東京まで戻って来た。で、その後、他の数人と一緒にゴハンを食べ、いざ帰宅しようという段になったとき、種蒔きさんが私に「家まで送るよ。乗っていけば?」と言ってくれた。けど、私は長時間運転して疲れている種蒔きさんに家まで遅らせるなど申し訳なさ過ぎると本気で思っていたので、頑なに断った。何度も「乗って行きなよ」と言ってくれたが、何度も断った。家も近かったしね。
それからしばらく経って、ある日、種蒔きさんに「オレはあなたのアウトオブ眼中なんだね」と笑いながらサラッと言われ、???となったのだけど、その話を友人にしたところ「アンタ、ほんと鈍いねぇ」と呆れられたのだった。「送るよ」は「お誘い」だったんだ、と。げげっ、、、そーなの?? 友人曰く「あんなイイ男、一度くらい寝ておけば良かったのに!」だと。
もし、あの時、種蒔きさんの車で送ってもらっていたら、私もエレーヌさんみたいな経験ができたんだろうか、、、?? 当時の私は、男としては全然魅力を感じていなかった種蒔きさんがいくら「乗って行きなよ」と言ってきても、微塵もお誘いだなんて思わなかったのである。むしろ、「この人はこんなふうに面倒見が良いから女が勘違いしちゃうんだろうなー、罪な男やなー」としか思っていなかった。友人にそう話したら「アンタは糠に釘女」と言われてしまった。
つまるところ、種蒔きさんは、女だったら誰でも良かったんだ、と腑に落ちたけど、彼を巡って争っていた女性たちは、エレーヌさんみたいな体験をしたんですかね? 今となっては知る由もないけど。
種蒔きさんは頭空っぽじゃなかったけど、やはり、どんだけイイ男でも頭空っぽクンは、私は嫌です。私にとってセックスとは頭でするものなので。相手が空っぽだったら哀しすぎるじゃないの。
……なんか、全然映画の感想から外れてしまいました。スミマセン。
ポルーニンはウクライナ生まれのプーチン熱烈支持者だそーです。
レビュー&思い出話、楽しく読ませていただきました!
「送るよ」
車がものを言う時代も今や昔ばなしでしょうか??
今どきの若者、クルマさえ乗らない・・・ようで。
「オレはあなたのアウトオブ眼中なんだね」
それを、相手の女を前に口にするのも手管だと思います。笑
やっぱ、下手に出られると女は気を許します。
その彼がモテたのわかります。笑
すねこすりさん相手にその彼も玉砕でしたね!!(^.^)
セックスだけ演技、肉体美、発情、素敵なキーワードが並んだ映画じゃないですか(笑)!ぜったい観ます!そういう映画って最近とんと減っちゃってますよね~。子ども向け、ジジババ向けの去勢されたようなポリコレ映画にはもうウンザリ。
私、数えきれないほど男の人に車で送ってもらったことがあるけど、ただの一度も色めいた雰囲気や行為を経験したことないです💦死ぬ前に一回でいいので、いい男に身も心もドロドロに溶かされてみたいです(^^♪
ホント、最近の若い人たちは車に興味がないらしいですね。
車は維持費かかりますからね、、、。
え、下手に出てたんですか、種蒔き氏。私は、とにかく彼の言動全てがイミフでした(^^;
数年前にたまたまネット上で種蒔き氏の顔画像を見たのですが、顔は意外に変わっていなかったけど、頭部が、、、。
でも、ムリに横から持って来たりしていなくて、潔く坊主にしていたのはさすがだな、と思いました(*^-^*)
たけ子さん、こんばんは~。
あれこれ考えずにイイ男を堪能できる映画です。是非是非!
たけ子さんのレビュー、読みたいです♪
イイ男に身も心も溶かされたい、、、おぉ!たけ子さん、素晴らしい。
私はもうそういうことが面倒臭くなってしまい、干からびる寸前です!(^^)!
ぜひ溶かされて、小説書いてください!! で、映画化されたら、相手の男優は誰がいいですかね(^^♪