映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

愛する映画の舞台を巡る旅VI ~初台湾・縦断の旅~ その②

2023-06-10 | 旅行記(海外)


関連映画:『悲情城市』(1989)
 

その①につづき

 初日の晩、疲れているはずなのに、どうも眠りが浅くて、何度か目が覚める。で、ふとバスルームの方から、ゲホゲホッという女性の苦し気な声が聞こえて来て、またまた目が覚める。友人が宿に着く直前のバスでちょっと酔ったと言っていて、ベッドに入る前も「何か寝れそうにない、、、」と言っていたので、具合が悪くなったのかと思って隣のベッドを見たら、友人はおとなしく寝ている、、、。

 あり~?? 寝ぼけてたのかしら、私。空耳?……それとも、、、??

 とかちょっと考えたけど、どうやらまたすぐ眠ったらしい。

 朝食は6時半からだったけど、友人はゆっくりめに行きたいと言い、でも5時半には目が覚めて眠れそうにないので起きてしまった。友人を起こさないように身支度したり、お茶飲んだりしながらダラダラ過ごす。

 7時過ぎに朝食へ。

  

量少なめ、、、。/友人オススメの黒糖蒸しパン

 

 かくいう私も、3月末から続くお腹の不調がイマイチのままで、出発3日前に別の病院に行ってエコーやら血液検査やらレントゲンやら撮って色々診てもらったんだけど「異常ないですね。旅行前で心配なら安心材料で胃カメラしますけど、必要ないですね」とハッキリおっしゃる先生。「多分、機能性ディスペプシアだと思います」と言われ、漢方やら胃薬やらを2週間分出してもらったのだった。

 この薬が、飲み方がややこしく、食前と食後に分かれていて、しかも、朝晩と昼と飲む種類が違う。間違えそうなので、1回ずつ小分けにして持ってきたのだけど、この旅行中にも食前の分を何度か飲み忘れて、食事中に飲んだりしていた。……そんなわけで、朝食も大人しく少量で、、、。

 食パンの横の黄色いのは蒸しパンで、中にカスタードクリームみたいのが入っていた。蒸しパンはもう1種類あったのだけど、友人が「これ美味しいよ!!」と言って、たくさん持ってきてくれた。

 黒糖の蒸しパンで、甘さ控えめで確かに黄色いのより美味しかった。友人はお持ち帰りしていた。


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【2日目のスケジュール】 台南~高雄観光

安平古堡 → 赤崁楼 → 延平郡王祠 → 田寮月世界 → 仏光山仏陀紀念館(昼食)→ 蓮池潭 → 寿山公園 → 美麗島駅見学 → 鼎泰豊(夕食)

 

 2日目の集合は、8:15で、20分に出発。既に暑い、、、

 

もう27度/バスから街並みを撮る

 

 バスに揺られて10分もかからないくらいで、安平古堡に着く。

 

 17世紀にオランダによって造られた城堡。当時のレンガが今もあるとフーさんが教えてくれるが、清掃の機械の音がうるさくてイマイチ聞こえない、、、。おまけに暑い。

 

展望台/展望台からの眺め

 展望台に上ってみるも、あまり広くないし、やっぱり暑い。

安平開台天后宮(安平古堡入口前にあって広場が駐車場になっている)

 

 こちらは入っていないけれど、海の守護神媽祖を祀っていて、台湾の媽祖廟では一番古いのだって。美しい建物で思わず撮影。

 バスに戻って、今度は赤崁楼へ。

コメダ発見!(フーさん曰く、「高いだけでイマイチ」)

 

 15分ほど揺られて赤崁楼に到着。

 こちらもオランダによって造られたもの。その後、鄭成功によって東都承天府と名を改められて行政機関として使用されたそう。

御贔屓牌

 

 亀に見えるのは龍の子ども。花崗岩で作られていて、背中には石碑を載せている。石碑には清の乾隆帝が武将を称えたものらしいけど、文字はよく見えない。というか、石碑が倒れそうで、よく見ると後ろで支えがしてあった。

海神廟

 

 内部には、鄭成功さん関連の展示。

 

 

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 バスに戻る途中で、フーさんに冬瓜茶のお店に連れて行ってもらう。イロイロ種類があって良く分からないけど、フーさんオススメのシンプルなのにする。たしか15元だったと思う。

 

 これが、思いのほか甘くて、味がよく分からなかった、、、。冬瓜のお茶といっても茶葉ではなくて、冬瓜と砂糖を一緒に煮込んで作られたものだというので、甘くて当然なんだけど、ここまでとは、、、。全部飲むのにかなり時間がかかった。

 で、バスで冬瓜茶をちびちび飲みながら、お次の延平郡王祠へ。

 鄭成功を祀る祠で、日本統治時代の建造物。

 

“この廟で一番値打ちのあるもの”とはフーさんの言/ここでも成功さん関連の展示

 

 

鳥居のような、、、/リスがけっこういました

 

 お次は、バスに揺られて約30分、田寮月世界へ。

 

 ご覧のとおり、荒涼とした景観で、「悪地地形」と呼ばれるのだそう。台湾で悪地地形と泥火山が最も発達したエリアとガイドブックにもあるのだけど、不毛の地というのも何となく分かる。

 で、戻ってくると、バナナを売っているおばさんが。

バナナと、手前のネットが見えるのは瓢箪

 

 それまでにバスの中でフーさんが、「ここのバナナはフィリピンバナナとは大分味が違うのよ」と教えてくれていて、「これがまさに台湾バナナ」と言って、おばさんに交渉して房ではなく、1本5元で売ってくれることに。

 

 短くて、皮は少し茶色くなってからが美味しいのだそう。で、いただいてみたら、普段食べているバナナとゼンゼン味が違う!! 適度な酸味があり、実に美味しい。うー、これはもっと欲しいけど、すぐに傷んでしまうからお持ち帰りも難しいので、諦める。でも、2本、3本買っている人もいた。


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 とにかく、暑くて、すでにお疲れ気味だったのだが、次はようやく昼食。バスで約30分ほどで、仏光山仏陀紀念館へ到着。

 

 来てみてビックリと言うか、ここは広大な宗教施設だった。もうとにかく、ものすごいお金がかかっているのが分かる。フーさんによれば、献金(寄付)が「すんごい!」んだそうな。

 お昼は、ここの食堂でとるのだが、精進料理バイキングだった。

 お皿とお茶碗が1つずつ。どんなにたくさん料理をとっても、お皿は1枚だけ。取り皿もう1枚!なんてのはNG。消毒もマスクもしっかり求められるが、お料理の方は、意外にバラエティに富んでいて、日本料理の精進料理とは全く異なる。

 ここで、私は食前に薬を飲まなければならないので、水が欲しくて係の女性に聞いたら「そのお椀でスープを飲んだ後、水が欲しければそこに入れてあげる」と言う、、、。いや、私は薬が飲みたいのだけど、、、と思ったが、なんか面倒臭そうなので大人しく諦める。お椀にスープを入れられたので、仕方がないから、スープで薬飲んじゃうか、、、とゴソゴソ鞄から薬を出していたら、先ほどの女性が「ああ、あなた薬飲みたかったのね、こっちいらっしゃい」と言って、食堂外の廊下に連れていかれる。そこで、ガラスのコップを渡されて、ウォーターサーバーの前に行って「ここの水使いなさい」と。

 ……あ、これは英語でやりとりしていました。親切な女性で有難かった。まあ、スープで飲んでしまっても良かったけど、粉末の漢方だから、やっぱし水の方が飲みやすいよね。

 ご飯の右側の揚げ物は、さつまいものから揚げ(天ぷらではない)だったのだが、さつまいもの甘さとしょっぱさが絶妙で美味しかった。友人はお持ち帰りして、夜、宿でそれをつまみにビールを飲んでいた。

 前日の夕食がまあまあ残念だったので、この昼食はとっても美味しく感じたわ~。

 この後、名物の金ぴか大仏を見に行こうと思ったけど、暑いし、遠くから眺めるだけで十分か、、、ということで友人と意見が一致。早々に冷房の効いた施設内に戻って涼んでいた。

 

 

恐竜(?)なぜここに、、、?/高級ブランド店がモールのように並ぶ(スタバもあった)

 

 

その③につづく

コメント (5)
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