映画 ご(誤)鑑賞日記

映画は楽し♪ 何をどう見ようと見る人の自由だ! 愛あるご鑑賞日記です。

愛する映画の舞台を巡る旅VI ~初台湾・縦断の旅~ その④

2023-06-18 | 旅行記(海外)


関連映画:『悲情城市』(1989)
 

その③につづき

 2日目のホテルでは夜中にヘンな声がバスルームから聞こえてくることもなく、初日の晩よりはよく眠れた。……けれど、やっぱり早くに目が覚める。5時過ぎに起き、昨日と同様、友人を起こさない様に身支度したり、コーヒー飲んだり、、、。

 出発が7時半と早めなので、フーさんから、朝食時に荷物を持って降りてくるよう前日に指示されていた。

 6時半過ぎに荷物を持って朝食へ。

 やはり、お腹の調子を考えて大人しめに、、、。ご飯の横の小籠包、前日夜の鼎泰豊での夕食が美味しかったので、こちらもそれを想定して食べたら、どうやら豚足(?)だったみたいで独特の臭いが強くて、全部は食べられなかった。

 食事を終えてバスに乗り込む前に、ホテル周辺をちょっと見て回る。前日夜にフーさんが「この辺は倉庫街で、面白いお店とか結構あるよ」と言っていたけど、昨夜はとても見て歩く気力がなかったので、、、。

 

宿泊したホテル 高雄真愛館/ライブハウスやおしゃれなお店が入っているみたい

 

 すると、通りを挟んだホテルの向かい側に、見たことのある絵が、、、。

 

 なんと、伊藤潤二!まさかこんなところでこのお方の絵に遭遇するとは。といっても、私は、古賀新一は結構読んでいるのだが、伊藤潤二の作品を読んだことは(多分)ないのだよねぇ。「富江」とか読んだような気もするが、記憶にない。大分前にEテレの「漫勉」で伊藤さんが取り上げられていた時にその作画風景を見たのだが、あまりの緻密さに目を剥いた。楽しそうに描いている伊藤さんの姿が印象的だった。

 どうやら、こちらでは期間限定で伊藤潤二関連グッズを販売しているみたい。後で調べたら、台北にも同様のお店があって評判みたいなのね。ちなみに、友人は「誰、伊藤潤二って??」と言っていたし、ツアーの人たちも「伊藤潤二って日本人?漫画家?」と。知らんのかー、そっかーー、と、そっちの方がちょっと衝撃だった。

 でまあ、予定通り7時半にバスは出発したのであった。


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【3日目のスケジュール】 高雄~台中~台北

台中へ移動 → 宝覚寺 → 宮原眼科 → 台灣高鐵で台北へ(車中食) → 免税店 → 十分 → 九份(夕食) → 士林夜市散策


 この日は、まず台中まで移動から始まる。約3時間。フーさんは最初の1時間弱は、台中のことなどをイロイロ説明してくれたが、途中から「じゃあ、これから台中まではテレサ・テンの特集番組をご覧ください」と言って、モニターに、20年位前のNHKの特集番組が流れ始める。司会は、あの阿部渉アナで、まさか20ウン年後にあんな騒動で失脚するとは想像もしていなかっただろうなぁ、、、などと下世話なことを考える。意外だったのは、ゲストが早見優で、事務所の後輩に当たるとか何とか、、、。デビュー当時は可愛がってもらって、、、などと話していた。

 テレサ・テンについては、いくつかの有名な曲以外、私はほとんど何も知らないので(そもそも興味がなかったというか、、、)彼女の生い立ちや、日本で成功するまでの紆余曲折、その後の様々な問題など、これを見て初めて知ったことばかり。懐かしい歌もたくさん流れ、ツアーの中にはドンピシャな世代も多かったみたいで一緒に歌っている人も。

 それにしても、演歌の歌詞って、聞いているだけでウンザリするけど、文字になって視覚から入ってくるとすごい破壊力だった。男に都合の良い女ばかりが、男に都合の良い文句で歌われ、頭が痛くなってくる。演歌好きな方々、すみません。今の演歌もそうなの?知らんけど。

 まあ、テレサ・テンの歌声はキレイだし、いろんな衣装とっかえひっかえで、面白かったのではあるが。


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 そうこうするうちに、10時半少し前に、最初の目的地である宝覚寺に到着。

 木造の本堂は、日本統治時代の1927年に建立されたのだが老朽化が目立つようになり、保護するために、石造りの建物で覆われたとのこと。かなり巨大な建物で、スマホを横にすると入りきらんのよ、、、ごーん。

 

 そもそもは臨済宗のお寺だけど、台湾仏教のお寺でもあり、いろんな様式が複合した建物になっていると。本堂の釈迦三尊像(中央のケースが光ってしまっているけど、この中の白いお釈迦様が貴重なのだとか、、、。横から撮ってみたけど、イマイチ)。

 で、本堂脇を入って行くと、いろんな人に撫でられてツルツルになった布袋様が現れ、さらに進んだ先には黄金色の巨大な布袋様が、、、。

 

 同じ布袋様でも、白い方はリラックスしたお姿、黄金色の方は正式なお姿、、、なんだとか。へぇー。それにしてもでかい布袋様。

 巨大な布袋様に目が行きがちだけれど、このお寺には、日本統治時代から戦中にかけて亡くなった多くの日本人が埋葬・安置されている。戦後、放置されていた多くの遺骨等をこのお寺の住職が安置してくれたのだという。この奥には、日本統治下で強制的に戦争に動員させられた台湾人も祀られていた。


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 お次は、有名な宮原眼科へ。バスで10分もかからないくらいで到着。

 みんなアイスが食べたいのだが、何しろ時間があまりない。11時に着いて、出発は11時40分。バスからも行列が見える。ただ、思っていたほど長蛇の列ではなかったけれども、買い物もしたいしアイスも食べたい、、、というのは難しいか。ともあれ、まずは店内へ。

 

乙女心をくすぐる店内

 

 友人は買い物はしないでアイスの行列に直行。私はお目当てのパイナップルケーキをゲットした後、急いで列に戻る。が、この行列。40分に間に合うか、、、? アイス希望者が多くて、フーさんは、この後の新幹線の時間があってちょっと心配そう。

 

ふと足元を見ると蟻さん(10匹)/アイスの行列には男性の姿も多い

 

 並んでいる間にどれにしようか大いに悩む、、、。アイスはシングルからトリプルまで選べて、アイスの数だけトッピングが無料で選べる。本当ならトリプル食べたいくらいなんだが、、、

 お腹の調子が不安だったので、自重してシングル+ワッフルコーンにすることにした。これで120元、500円くらい?

映えない画像ですみません

 

 バタバタとバスに戻って来て食べる。美味しい、、、。トッピングのチーズケーキがまたさっぱりしていて美味い。友人は、ダブルで、やはりマンゴーとラムレーズンを選んでいたけど、ラムレーズンの溶けるのが速い!!と言って、焦って食べていた。食べながら「やっぱしラムレーズンにハズレはないねー」とご満悦。

 どうにか、アイス希望者が全員買えて、予定より5分くらい遅れて出発。フーさんは「ホントに間に合わなさそうだったら、アイス諦めてもらうつもりだったから大丈夫」と笑っていた。

 ちなみにゲットしたパイナップルケーキたちはこちら。土鳳梨酥の方は、行く前にチェックしていたのだけど、鹹鳳梨酥はパッケージが可愛い(鳥の絵の箱)ので買ってみた。正直、味の違いはそれほどないけど、どちらもパイナップルフィリングたっぷり、繊維質の存在感があって美味しい。2つで580元、3000円弱かな。6個入り(土鳳梨酥)と8個入り(鹹鳳梨酥)で、まあお安いとは思わないけど、妥当な値段でしょうか。パッケージ代とかも結構かかっていそうだし。

 

可愛い紙袋を一杯くれた/土鳳梨酥と鹹鳳梨酥(塩パイナップルケーキ)

 

 アイスを食べて満足していたら、台中駅に到着。

 

12:39発

 

 ホームに上がってみると、周りは何もない、、、。日本の新幹線の駅にもありがちな光景。

 

デパートでもできる予定なのかな、、、。

 

 そうこうするうちに、電車到着~。

 

内装は日本の新幹線とほぼ同じ

 

 皆がバタバタと席に着くと、すぐにフーさんがお弁当を配り始める。何しろ、乗車時間が40分ほどなので、さっさと食べないといけないらしい。

 

 豚カツをタレにくぐらせた(浸した?)のがご飯にのっていて、野菜も結構入っている。まあ、味は普通だったけど悪くなく、お腹もすいていたので完食。

 で、あっという間に台北駅に到着してしまう。バタバタと降りる。

 

 

 駅前からバスに乗り、、、、

 

パナソニックの看板が多い気がする、、、/三越?

 

 まずは免税店へと向かうのでありました。……とにかく、この旅は慌ただしい

 

その⑤につづく

コメント (2)
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