天授庵(南禅寺) 紅葉散り頃 2010-12-06 21:52:40 | 京都の建物、庭園 南禅寺の開山塔であり、塔頭のようにも見えるが、山内で最も由緒のある寺院である。 直前の雨と風で、ほとんどの紅葉が散ってしまったようだが、入口付近のものはかろうじて残っていた。 本堂を通して、庭の紅葉がごく僅か姿を見せる。 門前のこの樹だけは、すっかり散らずに紅葉の姿を留めていてくれた。 木々が葉を落とせば、石組と白砂と苔の組み合わせが、より直接的に伝わってくる。 書院南庭の起源は、南北朝辺りにまで遡るようだ。 池の周りには、迫力ある石組があることが、この季節に明らかになる。