蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

川越の街並

2010-12-01 21:41:52 | 古民家、庭園
徳川家と何かと関係の深かった川越の街は、19世紀最後の大火で町の1/3を失い、その時の教訓から蔵の街として知られている。


名物のサツマイモのお菓子を扱うこのお店は、いかにも土壁の厚い蔵造りらしい姿をみせる。


うだつのように、上に瓦屋根まで載せられた看板がとても目に付く。


この街のシンボルのような有名な看板。




その向こうの建物の瓦の細工の立派さも、大変なものだと思う。


川越で最も建築年代が古い大沢家住宅。明治以降の観音開きの窓ではなく、土壁のはめ込み式の戸による防火構造であるが、19世紀末の大火をこの辺りでは唯一乗り切ったのだ。


階段は、凄まじく急こう配。


一階の梁の材も実に素晴らしい物を使っている。


今でこそ、多くの建物が観光的な意味もあり復元されているが、それはそれで少しだけ違和感を感じないでもない。
それより、ちょっとだけ疲れた感じのこの窓周りの姿に、不思議に魅かれてしまう。