再開 私の色（１１７７）

　１２月９日カナダのケベックで開かれたフィギュアスケートＧＰファイナル出場の浅田真央選手が、母親の急病で競技をすることなく帰国したが、母の匡子さん（４８）は亡くなった。

　そのことから改めて「死」について考えさせられた。生命ある者は死ぬのだが、大切なことは、いつその死がくるのか分からない、ということだ。生前いくら日ごろの生活に気を配っていても、事故などで死ぬこともある。うーむ、死とは難しいものだ。

　私が考えているのは、死がいつきてもいいように準備し、日々を生きることである。つまり、「一日一生」ということだ。日々、悔いなく生きること。それは、簡単ではないが、それが生あるものの宿命といえよう。

　今回浅田選手の母親の死を考えると、もっと長くいきてほしいと思った。それと、真央さんが、どう乗り越えるか、見守りたい。