再開 私の色（２８７７）

　　２０１６年８月５日から２１日（現地日程）まで、ブラジルで、リオデジャネイロ五輪が始まる。開幕直前でも施設など面でトラブルがあるほか、一番懸念しているのは、テロ対策だ。

　警備のほうも不安だし、かつオリンピック主催のブラジルの民衆のオリンピックに対する「熱意」が感じられず、大丈夫かな、と思う。

　それと、最近の五輪は、メダルを取ることに懸命だ。それはそうかもしれないが、それは五輪の根幹とは違う。しかし、時代が変遷することにより、なにがなんでも金メダルを、という風潮が高まってしまった。

　ただ、五輪がメダルあらそいだけならば、なんと陳腐なものであろうか。５大陸からの選手が集まり、日ごろの練習の成果を競い合う。しかし、成績が、すべて試合をする前にあり、何ともおかしい大会となっている。

　４年に１度世界中から選手が集まり、五輪を開く。それはメダル争いだけではないだろう。競技をとおしての出場選手たちの国の状況などを知ることにもなる。「世界平和」を確認する五輪であってほしいと思う。メダル争いだけに注目しないことが大切だ。