いつものはい しゃ

　９月　１日

　いつもの歯医者に行ってきました。

　毎回　朝１０時までに予約しておくんですよ。
　んでね。
　今回は９時４５分に予約。医院に入ったら、
待合室にだれもいないんです。
　「たまおさぁん。診療室に入ってくださぁい。」

　待つこともなく診察台に座りました。
　「きょうはアタイだけなの？　貸し切り状態だねぇ。」

　先生　「さっきまでは患者さんが何人もいたんですよ。
ちょうどたまおさんが来る直前に治療が終わって帰られ
たんです。」

　アタイ「閑古鳥が鳴いている店ほど　そういうことを
言うんだよね。『さっきまでは満員でした。』ってね。
正直に　”今日の患者さんはアタイが一番目”って言えば。」

　医院の中が大爆笑になりました。先生、スタッフを含め
５人いたんですが、全員が大笑いしていましたよ。

　あるスタッフ「たまおさんのおっしゃるとおり、そういう
店って私も経験がありますよ。」

　アタイ「そうでしょ。『今、出ました。』っていう蕎麦屋
とか、『おめでとうございます。あなたが入店１万人目です』
っていう寂れた店とかね。

　スタッフ「たまおさん、そろそろ歯の点検したいんだけど
笑わさないでくださいよ。手元がくるって、歯ぐきに傷をつけて
しまうから。」って本当に手が震えているんですよね。笑い
過ぎて。

　アタイ「でも婦長さんでなくって良かったよ。婦長さんに
歯垢点検してもらうと、笑っていないときでも口の中が
血だらけになってしまうもの。」

　婦長さん「そんなことは無いでしょぅ。以前に血が出たのは
歯ぐきが弱っていたからじゃないの！」
　（そのやりとりを聞いて先生はクスクス笑っていました）

　アタイの点検が終わったときに次の人が来ました。
　アタイ「ほれ、２人目が来たよ。」

　またまた全員が笑ったんですが、入って来た人は？？？でした。