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いなかこめつくり

2018年10月12日 | Weblog
 10月 12日

 生家での米作り。

 昨日は玄米を貰ってきた話。そいで思い出したことをカキコ。
 生家、アタイが小学校ぐらいまで米作りは手作業だったような? 
その後は近所の農機具を持っている人にやってもらってましたね。

 田おこしとか代掻きとかは牛や馬を使っていました。これは
硬くなった土を掘り返すわけですが、人力ではとても無理です。
生家には牛も馬もいなかったので、借りたんでしょ。
(兄が牛に蹴られて吹っ飛んだこともありました。「牛の尻には
近づくな蹴られるぞ」と何度も注意されていたんですが)(笑)

 苗も自宅で育てて田植え。
 これはみんなで1列になって植えていきます。(植える幅に
印が付いた紐を使って手で植えていきます)
 親戚や近所の人など、総出でしたね。昼の弁当が美味しかった。

 子どもも手伝うんです。苗を運んだりするんですが、田んぼに
入って田植えはできません。それはね。
 土(泥)が粘り気があるため、子どもだと足が抜けなくなるので
大人よりも苗を植えるスピードが遅くなるんです。(横一列になって
20人~30人が一斉に植えていきます)

 ヒルもたくさんいて、田んぼから出ると、みんな足に何匹もヒルを
付けてましたね。(引っ張ってもヒルは取れません。タバコの火を
当てるようにすると、熱いのでヒルが自分から落ちます)

 大雨になると、せっかく植えた苗が浮いてしまったりするし、
毎日のように草取りをしないといけないし、病害虫駆除のために
農薬は何度も撒くし。ふんとに手がかかるのが稲作です。

 秋になって稲刈り。これまた手作業のときはタイヘンでした。
腰に稲わらを用意しておいて、稲をザクザクと鎌で刈って、その
稲わらで結ぶ。腰が痛くなりますよ。同じ姿勢(前屈み)で何時間も
稲刈りですから。

 こんだけ手を掛けても、出来た米は2等米。
 しかたがないんです。専業農家じゃないので、限られた時間で
できることはやっていたんですが、やはり限度がありますから。

 刈った稲を半月~1ヶ月ぐらい天日で干す。そして脱穀・精米
です。これらの作業を全て人間だけでやってたんですからね。
 そのうち牛が耕耘機に、田植えが田植え機に、草取りが除草剤に、
稲刈りがコンバインに、天日干しは乾燥機に。

 アタイが東京に出てきたころには、親も高齢になったため、
それなりに手抜き。機械を使った作業はご近所に頼んでたし、
 除草剤を使っていなかったので、田んぼが雑草だらけになって
いましたね。

 アタイが東京へ出てきてからも、米を作っている間は送ってくれ
てました。
 そのうちに田んぼを埋めて米は作らなくなったので、我が家も
米を買うことになりました。(2等米でしたが味は悪くなかった
ですよ。スーパーで買った米より美味しかった)

 米を送ってもらっていたことも遠い昔になりました。(^_^)/
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