katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ウチの犬の杏さんと、中学生教室

2023-06-11 23:09:43 | モザイクタイル教室

今日はまず、ウチの犬の杏さんから。そうね、ほぼ昨日の話に似たような話で、今日はセンスなんて話ね・・・。まず技術って言うのは、これだけ切れて、これだけ張れる、そしてこれだけ似せられる。勿論、もっと思い通りに切れるように・・・みたいな事はあるとは思うけれど、ここまで作れる

技術を持っている。そしてテクニック。どちらから光がさしているか?なんて事で、薄くしたり濃くしたり、コントラストみたいな事もしている。これに付いても、やらないよりはやっているのだから、少なくても出来るようになっているのだから、これに付いても問題は無いのね。

そんな中、ネモフィラにしても、前回教えて、十分ネモフィラに見えているのね。じゃ今日は自分で描いてから張って見て・・・となった時に、えっと・・・って悩みつつ描いたのね。ただ描くと言っても、いきなり直接では無くて、既にトレーシングペーパーに移してある絵を組み立てながら、

位置を変えつつ移すのね。つまり1から描く必要は無いのね。でも上手く写せなかった気分だったのかな・・・すると、何かセンス無いわって、言うのね・・・そこでセンスって何?って、すかさず質問をしたのね。すると、すぐにググって、例えば、感覚や表現が素敵な事みたいな、まるで

広辞苑にでも描いてある事を言ったのね。じゃきっとそれが正解だから、そうすれば良いだけなのね。じゃそうして・・・と言うと、えっ?って。まぁこれもそう言うだろうな・・・って思っていた通りなのね。でもそれさえ出来れば、センスが良い事になるんでしょ。じゃ完璧とまでは言わないが、

風味くらいになれば、無いよりマシになるのだから、雰囲気だけでも・・・って事で、俺の考えるセンスとは?って話をしたのね。じゃどうするか?って言うのは、まずネモフィラが作りたい・・・って言ったのだから、俺よりも知っているはずなのね。だからこの時点で俺は見劣りするのね。

そこでその知らない分、良く見て特徴を知る事に徹するのね。そうね、例えば物真似師では無いけれど、あぁここを伸ばすんだな・・・とか、ここで声が裏返ったとか、息継ぎはこことか・・・例えば、天城越えの石川さゆりさんは、一番の所では、はまぎぃぃごぉぉぉへぇぇぇって歌っているのね。

こうした変化を見逃さない為には、気付きが必要なのね。つまり何処が何がネモフィラの特徴か?そしてそれをタイルで切った時に、何処まで切れて、どれが切れないか?その一つとして、中心部には絶対丸を切る。そして絶対白を入れる。これさえキープすれば、ほぼネモフィラには見える。

ただこれは見えるって最低ライン通過なのね。それを更にもっとネモフィラにしたいのなら、どっち側を向いているか?になると、当然光が当たる方向を向くはずなのね。これで更に雰囲気は出る。しかも5枚の花びらが全部こっちを向くと、アップリケみたいになり、幼稚になるし、犬がどっちから

来たか?で踏まれているはずなのね・・・こんな事は何処にもサンプルは無いのだから、そうした気付きがあるか無いか?が繊細さに繋がり、それこそがセンスだとしたら、そうした目に見えない事に気が付く事になるのね。ほらこれで全部揃った・・・後は出来るかどうか?であって、しようと意識

すれば、知らなかった時よりはマシになるはずなのね。後は意識して繰り返せば良いだけ。って事で、午後からの中学生の前に、デイ・サービスのフクロウ下地のフックを付けて完成してからのお教室。

これがまた似たような話になるんだけれど、そうね、例えば、職員室の出入りをイメージして

・・・失礼しますと失礼しましたって2つあるとして、みんなはこの言葉一つで、どんな映像が浮かぶか?例えば、失礼します・・・この場合は、入って来るイメージだから、顔がこっちを向いていると思うのね。でも失礼しました・・・では、去って行くイメージだから、頭やお尻が見えている。

そんなイメージじゃ無いかな?では、失礼します・・・ってこの一つの言葉でも、去って行く言葉にはならないか?って言うと、恐らく頭やお尻を描こうとしているのに、失礼します・・・を使ったら、相手に伝わりやすいだろうか?となると、誤解を招く可能性があるのね。

更に例えば、そうね、先生1cmタイルじゃ無いと駄目ですか?って文章があるとする。これってどんなニュアンスかな?って言うと、そうね先生が1cmタイルって決めているものを変えても良いですか?って聞こえないかな?ただ俺はこうしようって押し付ける事は多分無いのね。

常にこれを作りたい・・・ってモチーフがあって、それと持ち時間やキャリアを考えたら、きっとこれって言っただけで、そうしないと行けない理由は何も無いのね。でもこの文章だとそうとも思えたりもする。ではこれを先生、大きなタイルは使っちゃ駄目ですか?と変えたとする。

とてもストレートになったと思うのね。どちらも理解出来れば一緒なんだけれど、そうね、表現の違いではあるのだけれど、好かれたいって言うのと、嫌われたくないって言うのは、フォワードとディフェンダーの違いにも似たような考え方の違いにも思えるのね。

ただ嫌われたくない・・・のだから、好かれたいに決まっているじゃん・・・的発想は、余程分かち合う人で無いと、中々理解しえないし、アピール度も低くなる。ただね、明らかに昔は俺もそんな表現をしていた側だから、良く判るんだけど、もう2年目だからね。この辺のニュアンスや考えの、

伝え方は上手くやって行かないと、繊細な事であればある程、解釈は官僚の文章作りのように、いくらでも変化出来る事になる。取り方次第みたいなね。だからどうしたい・・・って事をきちんと伝えようとする練習だから、ここは徹底的に時間を使ったのね。今日は向き合い教室の2本だったのね。

いささか疲れたのね。そんな訳で軽く・・・

これでおしまい。


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