katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

棟梁と中学生とギフトショー

2023-09-08 06:44:31 | モザイクタイル教室
今日は久し振りの棟梁教室。なんかいきなりホオの木を出して、彫って欲しいって事で、ひとまず放置で彫ったのね。

何しろ1cmも彫ると、いつもの倍以上なんで、少し苦戦はしたものの、まぁ何とか終わったのね。

さっそれでは・・・まぁこう言う指導は、まずタイルは切って当たり前って位の気持ちと、そこそこ切れるって前提の話なんだけれど、それを前提に、一体どう見せたいの?って話になるのね。こんなのはどの分野でも一緒で、組み立てって話なのね。

例えば蝶に見せたい・・・なら図鑑でも見て真似をすれば良いのね。上手く切れれば見えるだろうね。じゃラケット、クラブ、筆、何でも良いけれど、道具を使うものなら、きちんと、ちゃんと慣れれば、ちゃんと真っ直ぐに打てたり、書けたりする。

絵も描く道具に慣れればそこそこ似ているものは描けるようになるし、楽器も同じで、慣れれば譜面通りに弾けるようになる。それが真似るって方側になる。それは歌舞伎、古典落語、流派のある分野に該当する側になるのね。所がオリジナルってのは、考える

って事がいちいち付いて来るのね。蝶に見える・・・では無く、蝶をどう見せたいの?あの木を避けたい・・・打ち方や、変化させて相手のバックに打ちたいとか、先生の文字通りでは無くて、これって文字じゃ無くて絵?って感じのオリジナルの文字・・・

そうなると、真っ直ぐ狙えば良いとか、相手のコートに入れば良い・・・では無くて、組み立てて相手の裏をかくみたいな事をイメージする・・・つまり考える事になるのね。ではその考える・・・って話になるのだけれど、大抵イメージって良いながら、決定

している・・・って事が多いのね。いや、決めていては相談に乗る必要は無く、切れるのだから色を決めて張れば良くなるのね。そうじゃ無くて、まずどう見せたい?ってこの質問に答えられるようになる事なのね。そこは棟梁も十分判っていて、蝶を消したい。

でも消したくない・・・ほらね、やっぱりそんな事なのね。だから、甘いのが好き、でも甘過ぎるのは嫌・・・これって簡単かな?
しかもこの場合なら、それは甘じょっぱいって言うんじゃん。って事になり、じゃ後はその分量になるのね。つまり言葉として、

きちんと表現出来ないものが作れる訳が無いのね。つまりある程度切れるようになったら、言葉で表現出来るようになる、伝えられるようになる。ここがオリジナルのポイントなのね。こっちは好みなんて聞いちゃいないのね。聞きたいのは趣旨。

その趣旨に合っているかどうか?のみ。更に言えば、その甘じょっぱいって表現だって、ただ都合良くみんな統一する為の言葉で、甘いとしょっぱいで甘じょっぱいって言うだけなのね。これを半々と思っていたりするから、思い込みって怖いのね。

ここからが好みなのね。この言葉は半々では無く、しょっぱいが後ろに回るから、しょっぱいが勝っている表現なのね。それを甘い寄りが好きな人が表現したら、思い切りしょっぱく感じるし、しょっぱいのが好きって人は、しょっぱいが足りない気がしそう。

この自分がどっちよりか?って言うのが、自分を知るって第一歩になるのね。物の考え方が、フォワードよりなら、人よりもイケイケドンドンになるだろうし、ディフェンダーよりなら、守る側だから、時より消極的に見えたりもするはず。

だとしたら、いつもよりも少なめかな・・・とか、いやいつもよりも多めにしないと・・・相手に気が付かれないかも・・・とか、入れ過ぎかな・・・とか、さじ加減ってのは、そう言うものなのね。それを踏まえて、消したいけど、消したくない。

つまり後半が大事なのだから、消したくないが大事なワードなのね。だから、消してはいけないのね。んで、今何やってる?消そうとしてる・・・って言うのね。そうね、これで青い空になれば消えていくだろうね。だって消しているんだから。

ちっとも見せようとは思っていない考えで進めているんだからね。そして今の残りは蝶の体と触覚しか残っていないのね。じゃどうする?・・・すると、気が付いたんだろうね。ちょっと濃いめの体にするって。では棟梁ってどんな感じ?まぁ薄い色の事を寝ぼけた

色って表現する人だから、完全に濃い目の味付けの人なのね。そこは本人も十分判っているのね。だからこそ、ちょっと・・・って言葉を付けて、濃いめって言った訳だ。これがいつもなら、濃いめが好きなんだから、これっって迷いは無く思い切り良く濃いめ。

所が、厄介なのは、薄いのを寝ぼけた色って表現するのだから、薄いより濃いが好き。それなら、今は嫌いな色合いを張っているのだから、いつもの濃いのをドーンと・・・って言う所なんだけれど、この薄い色達、全てがパールでキラキラしているのね。

こうなるといつもと話が違うのね。薄くてもキラキラ好き・・・って事になる。つまり嫌いなら、やっと薄いから開放でドーンになるのに、薄くてもキラキラ好き・・・ってやっているから嫌いじゃ無いのね。つまり好きな薄さより濃い・・・になるのね。

考え方がね。だから、そのキラキラ薄いの好きって気持ちに引っ張られるから、いつもより薄めになるのね。そしたらまた本人が思っているより薄くなるのね。つまりやる前から既に全ては薄味になる前提なのね。でも消したい・・・って方向には向かっている。

でも消したい・・・では無く、消えているのね。そもそも隠れキャラってね、100人に見せて1人だけに見せるって言うのは、昔作ったあんじって居酒屋看板の白い犬だったり、昔、労作展でゴッホの横顔を消した子のような話で、種明かしするまで一切判らない。

こんな作り方なのね。ただそれを明かした時は、ほぼ全員に見えてしまう・・・そんな感じね。もしそうなら、棟梁の思った通りの色で全てやればほぼ消える。でももしそれが、気が付いて欲しい・・・と願うのなら、気に止める何かをしないと、気が付かない。

じゃ気に留められる・・・この残りの体でどうする?・・・ここまで言えば気付くだろうさ・・・ねっ棟梁。すると、丸かっって。俺はそう思うよ。その丸なら、体から考えたら、ほんのわずか・・・でももし、濃い色だったら、たったこれだけでも、十分に

インパクトがある。誰もが目に入るだろゔが、小さな丸・・・空に。そこにだけ目が行く人は、そこしか見ない。でも何だろう?って言う人は判るよ・・・きっと。消したいけど、消したくない・・・って表現は、もしかするとそんな事なのかもね。

さてそんな後は目地をして完成の2人目。

彼は、今まで見た子の中でも、趣旨としての内容が素晴らしくて、そのまま小説にでもすれば、モザイクじゃ無くても良い位なのね・・・とは言え、モザイクも中々の出来栄えで、製作日誌をちゃんと書いてくれる事だけを願うのね・・・。

そうね、先日の子もそうだったが、お絵描きタイルを初めて使う大作なんで、こっちも口酸っぱくボンドが付いたら、拭いといてね・・・って言ったからかな・・・仕上げのボンド取りにいつものような時間が掛からずに、すんなりと終われるのね。

更に2人共に去年の経験があるから、あれをするんだな・・・って大変なのを知った上だから、あっけなく終わった感じもするしね。良く頑張ったのね・・・今年も。この後に、ペンキを塗って、フックを付けて完成したのね。おつかれさん。

そんな後、先日の丸万さんと杉浦さんが、ビックサイトに来ている・・・と知って、間に合えば30分程度会えるかも・・・

って事で、向かったのはギフトショーなるイベント。

全くほぼこの2つのブースしか見ていなくて・・・ただ先日のZOOMの杉浦製陶さんの専務と丸万商会さんの社長とお話出来たのは、収穫だったのね。参勤交代としては手ぶらではあったけれど・・・一応礼は尽くしたとは思うし・・・。

昨日に引き続き、また小さく営業活動的な事をして来たんだろうけれど・・・緊張するって場面を60になって経験するのかぁって言うのは、正直あるが、逆に60だから、そんなに遠慮する必要は無いか・・・って気持ちもあって、それが良い意味の開き直りである

のなら、良い事になるんだろうが、ただとても大人の話し方では無いだろうけど、伝えるって言う点では、良くも悪くも伝えられたとは思うのね。そんな後は、また金魚の壁画。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« tomatohouseさんの個展と中学... | トップ | 中学生教室2組と金魚の壁画 »
最新の画像もっと見る