今日も引き続きカサブランカのモザイクの10個目。これで後1つになったのね。そんな中、やるかやらないか?は別として、最後のカサブランカは金を入れてみたいな・・・なんて思ったりして、最後は職人になって青い鳥で羽ばたいて行く・・・
なんて言うと、結構素敵な意味合いになるんだけれど。まぁいつもと違うんで、いらないかな・・・と思う自分もいる。ただ段々って事でおしべを少しづつ変えてはいるのね。段々濃く・・・だからどっちでも行けるんだけれどね。
そうそう先日、大家さんが来て、今は何してんの?・・・って。そこで一番最初にカサブランカの生花に眼が行っちゃったらしく、何かここに珍しく似合わないのがあるじゃん・・どうしたの?って事になるんだけれど、すぐに作品を見て・・・・
あぁ今度はカサブランカなんだぁ・・・って。その時に良い質問が来てからご紹介なんだけれど、このグレーに見えるガラスって影とかに使っているんでしょ?これってkatsuちゃんにはこうするとそう見える・・・って思ってやっているんでしょ?
って言うのね。なるほどそう思うものなのね・・・。一応説明して答えては見たんだけれど、伝わったかどうか?って感じだったけれど、これは俺だけじゃ無いと思うんだけれど、白いカサブランカを作るって決めたら、白を使うのは当たり前
で、誰でもそう考えるでしょ?つまりそうじゃ無い色を何にするか?が個性な部分になるのね。例えば普通なら1cmのみとか、ガラスタイルのみなんてスタイルがあったりして、それを変わり種的に混ぜて使うって事になると、どう混ぜる?
って事になる。その時にカサブランカ中心に考えるのなら、自分が好きなものをふんだんに使えば良いじゃんになる。こんなスタイルの人は、攻撃している時に守りは一切考えないってスタイルに思えるのね。つまりこんな場合、じゃ好きに
やったカサブランカのバックどうする?・・・って事になる。しかも好き放題やったとしたら?ってね。これをカサブランカを作るって事なのに逆から考えるのね。つまりバックは何にする?って。何か変な違和感に思えたりするでしょ?
だってカサブランカ頼まれて、カサブランカから考えないって・・・。しかもバックどうする?って。でもね、最初にカサブランカは白で・・・って最初に決めたって言ってたでしょ?ここね、ここが大事なのね。つまり白と決めて何にするか?
は決めない。それよりも白いカサブランカのバックは何?ってそっちが先決なのね。何故ならバックの量の方が多いし、白のカサブランカよりも影響力があるから。しかも白は何でも合う・・・じゃどう見せる?ってなると、青い鳥なんて事が
打ち合わせに出たんだから、バックが青空・・・悪く無かろうって事になる。じゃその青空ってとんな種類で見せると素敵か?となると、当然ガラスタイルの青空は良いと思うのね。そうなると、カサブランカをバックと同じにすると、
黙って普通にガラスタイルで・・・になる。がしかし、これも普通ってスタイルじゃ無ければ、当然色々使う事になるのだから、バックにガラスタイルを使う事になるのなら、当然カサブランカはそのバックとは違う素材が欲しくなる。
だからバックが青空のガラスタイルになるのなら、カサブランカはタイルで・・・とメリハリを付けるなんて選択になる。割と簡単な理屈なのね。ここまでは割とシンプルに考えてあると思うんだけれど・・・。
ただここでももう1つ考えるのは、青い鳥で空・・・普通だなって。そもそも花は枯れるもの。でも枯れたくは無いのね。でもモザイクの花は枯れない。でも生け花なんて枯れる美学。つまり枯れないから良くて、枯れないから好き放題。
こんな理屈では美しさが余りにも安易。そこで枯れない癖に、枯れる美学エキスが欲しいのね。そこでさっきの考え方の青い鳥だから空って話も、ガラスタイルの青でバックとは決めたけれど、青い鳥がいるからって空にする必要は無い。
って考え方もある。そこで考えたのは水中花・・・そもそもこの長さで生花に見せようとすると、長過ぎるのね。もっと短くて良いのね。それを高さを目一杯使おうとすると、ひょろ長くなるのね。じゃひょろ長くても良い理由付けとは?
になると、水中花ならフワフワって感じで空想チックになる。まぁブリザートフラワーって感じに。だから泡みたいな丸を付けたのね。ではこの水中花に何故青い鳥?ってなると、鳥にすらも本物に見えたの?って感覚なのね。
でもこれは本当は水中花なんだよ・・・って感じに。わざと根っこになる部分が切れているから、生花にも見える事が、それがはかなさへ繋がるかな・・・と。段々と色濃くなるのも、段々上達して職人になって行く姿を現してもいるのね。
常にこんな事を思って作っていたりする・・・。