katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

リピーターさん教室

2015-07-13 09:03:35 | モザイク教室
今日は朝からロン教室で午後からリピーターさんと相席教室だったんだけれど・・・・ロンが来る様子が無い・・・・。正直、昨日はオードリーが遅かったし、ロンは前回思ったよりも早かったし、もしかしたら今日から張り始めだからフライング気味に来るかな?・・・・って思って、待っていたものの、

時間も過ぎたし、今度は何かあったかな?・・・と心配になって電話をすると、お母さんが出て・・・・えっ?今日?・・・・そんなこんなで事情は判って勘違いしてお出掛けらしく、今後の予定と照らし合わせて、予約を頂いたのね。

まっ、ロンはすでに下地は完成しているし、こうしてフォローの予約も早いので、特に心配は無いが、後は本人が納得出来るモザイクをする時間って言うのは何時間か?って話で、言い方を変えれば、木工の下地はほぼ完璧に近い。もうペンキを塗って持って行っても十分である。

つまりその完璧に仕上がっている下地に、なべしきサイズの体験しかした事が無いモザイクをするのだから、この下地を生かすも殺すも彼次第。
要するに同じ初めての木工下地が余りにも上手く行っている事で、後はモザイクすれば良いじゃん・・・・って思いなら確実に質は落ちる。

逆にもっともっとと言う気持ちなら、時間は果てしなく掛かる。表現を極端にした事で判りやすくなったと思うが、ここの所そんな話ばかりになるが、
質の良い事が続けば落としたくない・・・・って気持ちになればプレッシャーも掛かる。

えっ?って思う人もいるだろうが、そうね、例えば勝てない相手に勝った・・・・優勝候補を倒した・・・そんな場合、欲は出ないかな?
つまり予想外に結果が出た時って言うのは、そう言う心理が働くもの。折角勝ったんだから・・・って思えば、また勝ちたい・・・ってね。

しかも廻りからもプレッシャーが掛けられる・・・凄いよね・・・優勝候補を倒したんだから・・・・ってね。そもそも勝てない相手と思って胸を借りて勝った欲の無い勝ちと、勝った事で、勝ちたいって欲を出して失敗する場合もあるし、弱いものを応援するって言う流れは良くあるもので、

観客を味方に付けるなんて波に乗るなんて勝ち進み方もある。ただそれは恐らく長くは続かないものなんだけれど・・・。そもそも勝つって実績も根拠も少なく、相手の油断を突いた勝ちだった可能性は大きいし、今度は勝った奴って相手は油断して来ないのだから、しっかり調べられているはず。

なんてこんな場合と、どうせ勝つ訳無いし・・・なんて感じで、負ける予定を立てて旅行を入れたりして、嘘だぁ・・・勝っちゃった・・・どうしよう・・・まさか次は無いよな?・・・えっ、どうしようまた勝っちゃったよ・・・って結局こんな感じで甲子園に出たチームを知っている。

結局、旅行には行けなかったらしいが・・・。まっ、最初から最後まで欲の無い、いつも通りのスタンスだったんだろうね・・・。
では一体ロンはどっちかな?って言うと、恐らく前者に近いと思うのね。何故なら物つくりが大好きらしく、こだわりは非常に強い。

それは体験の時に感じた。体験を始める前に色んなこうしたい、あぁしたいって話を聞いて、何故?って聞き返すと、こうだから・・・って、なるほどね・・・それで?って聞き返しても、粘り強かった。曲げられない・・ってね。それじゃやろうか・・・って始まると、明らかに後半バテバテだった。

それ1つで方針は決まった。つまりやりたい事の打ち合わせをじっくり取って、何故どうして?の押し問答のような事をして、それじゃと始めると必ずバテる・・・何故ならやり始めると、とんでもない構想だった事に気が付くから。ただし、前回は体験で時間内。では今回は?・・・となった時に、

こうして予約を事前に数回入れて貰えれば、時間で解決が出来る事がある。しかもそれを踏まえて、構想は立ててあり、逆にそれ以上の事を言い出す事も予定通り読んである。例えば、やりたい事を全てやろうとするから、全てを費やそうとする。

じゃ彼の作品は立体のモザイクなんだけれど、裏も表も張りたい・・・って言って来る可能性は高い。しかしながら、展覧会は表だけしか見せられない。しかも、まだ裏の話をする前に表を1枚も張っていない・・・・食べ放題の店に入る前に何杯喰うって断言しているようなもの。

それって美しい?まっそう言う話で、つまり彼の今までは満腹な作り方しかやっていないんだろうね。ならばその作り方はやらない。他でやれば良いから。教える事は腹八分目。いや、まだ喰えるんなら、デザートでも喰うかっ・・・ってな話。時間があるならね・・・。

そもそもやった事の無いモザイクを時間で解決して満腹にしても、それって美しい?要するに裏表を全部やる気なら、表だけ1点豪華主義。
そこだけに徹底的に時間を費やし、質を上げる。後はバックじゃん・・・張るだけ・・・なんて気分にならぬようにね。

そんな話をお母さんとお話したんだけれど、すでに初日からモザイクをしに来ました・・・って言うよりも、katsuさんのとこに来ましたってって態度が伺えて、本気で任された気分にさせて頂いていて、今日も更にお任せします・・・って上乗せの話。

正直、中々たった1回でここまで信用やら信頼を得るなんて事は難しいんで、正直戸惑うし責任も感じる。しかも事前に約束通りに下地も完成しているし、ここまでは結果も出ているし、俺もプレッシャーを感じているのね・・・・そうじゃないと一緒にって気分にならない。

何せ自分で作っていたとしても初めてで難しい作品なのに、初めてモザイクをする子供となると、一番何が起こるか?判っているのは俺になり、けれど技術やテクニックは教えられても、時間だけはどうにもならない。しかも、彼の時間に全て合わせられるとは限らない・・・・。

昔と違って今は生徒さんも多くなったから・・・。
先生どうしたら良いですか?では無くて、貴方はどうしたいですか?・・なのね。オリジナルとは自分自身なのだから。
さてそんな中、リピーターさん教室。


ひとまず小鳥をガラスタイルで作る事になった。って事で、アトリエだけで進める事になる。何かただの小鳥では無く、モヤモヤって感じの曖昧な色合いで青い色にしたいらしく、相当難しい表現になると思われる・・・・。


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